やり過ぎたかも?
1ヶ月が経ちとうとう魔物の暴走が始まった。
武装満載のMQ-20と偵察機のRQ-4は早朝から滑走路を爆走し空へと発った、衛星都市や王都すべての町は軍、冒険者他には自警団が守りを固め防ぎようのない村は放棄させ避難することで被害を減らそうとしていた。
混合部隊の先には理性の失った獣たちがバケツに溜まった水が溢れるように一部の群れはもう人を襲うべく涎を垂らしながら暴れている。
エプロンで二機のチヌークが回転数を上げながら準備が整いつつあり後部ハッチからフル装備の人が乗り込み、車輪止めが外され砂埃を巻き上げながら地上を離れそれぞれが目標に向かった。
王国側は既に一部の場所で魔物との衝突が発生しているが準備期間のお陰か冒険者と兵士の統率が取れており危なげなく順調に討伐出来ているようだ。
地下指令所には高度15000mを飛行するグローバルホークからのリアルタイム映像と衛星からの映像が映し出されIRカメラにはおびただしい数の魔物がハッキリと映っており多すぎるのでゲーム画面を見ているような気分にさせる。
一機のチヌークがドアガンにより着陸地点を確保し降下、素早い動きで着陸し4個分隊48名を降ろしすぐに離脱。
ヘルメットに付いているシグナルライトが一定の間隔で点滅していてどこに味方がいるか判別しやすい。
「状況開始。」
分隊が1台4人でMRZR4に分乗して車列を組みMG持ちが助手席にあるアームにMG-338を固定して走りながらフルオートで道を作り群れの中を一撃離脱していく。
500匹以上の魔狼の群れが段々と崩れ始め各個撃破出来る位には密度が減り、一台の車両を追いかけている群れの先頭が突如としてつんのめる様に倒れ後続に踏みつぶされる。
先行していた班が側面や前方から死角をカバーし一時間もすればすべてが倒された。
魔石の回収などの作業を終わらせ待機していたチヌークが部隊を回収して次のエリアに向かう。
機内の中は消耗品の補填をしたり軽食を取ったりする者や胸元のスマホで次の地点周辺の地形を予習したりと各々が移動時間を有効活用していた。
「現着まで5分。」
機長が後ろに一言言うとマガジンを挿し装填する音が断続的に聞こえ、ホルスターから一度拳銃を取り出してマガジンを抜き残弾確認プレスチェックの後戻しARに持ち替える。
タイヤが地面と接したことで軽いショックで機体が揺れハッチが開き次々と降機していく。
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シズク様の眷属としてイシュタル様に選定されこの地にやって来た。
地球の武器である銃を使いこの世界とは比べ物にならないくらいの殺傷能力と飛び道具としての長射程のアドバンテージを活かして、戦術を立て効率的に作戦を遂行することで仕事をこなしています。
この地で起きるスタンピードは広範囲に発生しているので部隊も大きく二つに分け、ヘリボーンを主軸とした地上部隊の戦闘によるスタンピードの排除。
機長から知らせがあり最終準備を始める、ARとHGに装填と残弾確認をしプレキャリに挿してあるマガジンの確認、シグナルライトにスイッチが入っている事をチェックして少ししたら到着したようですぐに降機した。
「セプター2から全ユニットに告ぐ、2は側面から、3は高所を7は3に付随。8は2の援護を頼む。」
「セプター3了解。」 「セプター7了解。」 「セプター8了解。」
土煙を上げながらオークの群れを側面から食い破る、手前で8が止まりストレージからジャベリンを取り出しツーマンセルで1人が撃ち1人が無防備な射手を護衛する合計6門が群れに向いている。
「8-1からセプター2、今からキング次点でジェネラルを無力化する為職持ちへの接近を禁止。」
「セプター2了解。」
2が外側からオークを倒す中、体育座りの体勢でジャベリンを構えキングをロックオンする照準と機械の冷却の為30秒掛かるが発射されればこっちのものだ。
炭酸を開けた時のような音の後ミサイルが筒から飛び出しロケットモーターに点火後目標に飛んでいく、あっという間に点のように空へ飛び立ち弾頭の画像赤外線シーカーによってキングに吸い込まれるように当たると上半身が弾け飛び余波で周りのオークが死ぬ。
ほぼ同時にキングとジェネラルを失い統率が崩れるも本能のままにこちらへ走り始めた、高所に展開する7と3が弾の雨を降らせ倒され数を減らしカールグスタフに持ち替え榴弾とフレシェット弾の鋼球と子弾が内側からすべてを飲み込むように全滅させられる。
対戦車ミサイルって過剰過ぎない?




