ようやく仕事
数十分で扉が慌ただしくノックされてアルフィーさんとセバスチャンさんがやって来た。
「シズク君すぐに急いで来てほしい、緊急だ。」
ティーカップをストレージに戻しソファーから立ち上がり早歩きで後ろから追いかけると何時ぞやの時に見た扉に向かっていた。
扉を開けると中には国王を誕生日席に両側に軍服を着た将校達と後ろに参謀が待機していた、重々しい空気で今すぐ回れ右で退場したいがどう見ても帰れそうに無いので諦めて入室した。
そのまま国王の対面にある席に座らせられ
「シズクよ、貴殿を呼んだのは宰相に渡した書類に重要性があるのと説明役としてだ。これは正しい情報なのか?」
「三日前になりますが独自の情報網で集めたものです、冒険者ギルドギルド長との話し合いでも魔物の発生頻度が上がっており可能性は十分ありうるとの結論に至った次第です。」
「今しがた冒険者ギルドの方に使いを出した、第三師団長よこの件をどのように考えておる。」
「第三師団としましてもここ数週間での魔物増加は確かに感じれれていました、今の所の稼働率は大丈夫ですがこのまま増加すれば対応できなくなる可能性はあります。」
「第一師団はどうだ。」
「第一師団も一部応援として活動中の部隊もありますので出来れば早めに対処していかなければと思います。」
二つの師団で広大な国土で起きるスタンピードはどうやっても解決することはできない、大人数を動かすとなると大量に資金が必要になり人間は何もしなくても食べないと死んでしまう。
それが二つとなると莫大な金が消費され戦闘をすれば負傷、損耗していけばより悪い、そんなことを考えていると会議室の扉がノックされ冒険者ギルドの幹部たちも参加し大人数での会議となってきた。
王国内で動ける冒険者をかき集めても練度や意思伝達が違うので個々の力が発揮できないのである提案をする。
「軍の皆さんと冒険者の方々が行きにくい山間部や内陸部の入り組んだ地形はこちらが担当するというのはどうでしょうか?」
王子の件で関わりのある第一師団はともかく第三師団のお偉いさんは疑惑の目、冒険者ギルドの方もギルド長以外冗談を言ったのではないかと小馬鹿にされた。
自分たちの年齢の半分もいっていないような若造の言う事なんて戯言としか受け取れないだろう、しかしこちらとしても仕事としてこの世界に派遣された以上きちんと動かなければならない。
顔を知らなくてもこの世界で生きる人が何もせず亡くなると目覚めが悪い、この部屋にいる全員に理解を示してもらうために穏便に済ませたい後ろに合図を出すと湯気の立っている温かい紅茶が用意されている。
一部の人間はメイドたちの死角からの気配が無い配膳を目の当たりにしていたが大半はそんなことにも気づいていない、もし暗殺者なら喉元を掻っ切られている。
「とりあえずお茶を飲んでください、砂糖とミルクは後ろにいる私の侍女たちにお申し付けください。」
その一言の後目の前にある紅茶と後ろで待機しているメイドたちに驚く者がちらほらとみられる
「もし侍女が刺客だったら皆さん殺られていますよ?一部の中には反応できた方もいましたが気配までは掴めなかったと思います。私方は魔物狩りでこのように意識外からの攻撃など多種多様な戦術をとることができます、ギルドの方に確認してもらえれば討伐数など公開します。」
この世界に来て大小含めて4桁以上の魔石を卸しているので信じて欲しいめちゃくちゃ頑張って来たんだから(涙目)
「彼はギルドに初めて来た時にオクセンシェルナ領のSランク指定の大森林を二人だけでキングゴブリンを討伐したり、定期的に4桁以上の魔石を持ってきているし、後ろにいる侍女の1人は銀の悪魔だ。」
助け船を出してくれてありがとうございますボーフォートさん。え、エヴァそんな中二病みたいな二つ名持ってるの?てかそんなに有名なの??
「そうですねあとは第一王子のクーデターの際に王子本人と旧外務大臣を拘束と阻止、上級悪魔の討伐までやってのけてます。」
アルフィー止めてくださいそれ以上はいけない、無理難題を押し付けられてしまいます。
ギルド長と宰相の言葉に半信半疑からは脱し信じて貰えてだろうか、ようやく話は進み準備と猶予を考え一か月後に大規模討伐作戦が開始される。
どうしても話をストックしたくても書けないので投稿がギリギリです。




