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オタク異世界を満喫する  作者: ニンジャ
一章 女神と天使と銃
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冒険者のテンプレ

アルフィーさんにお礼とは別に金貨を10枚貰っているので、1380万円持ち歩くのが怖い。


「もうここですることはないか、聞くなら今のうちだぞ。」


「それでは、おすすめの武器屋を教えてもらえますか?」


「君はこれから面白いことをしてくれそうだから、客は選ぶし偏屈だが腕は確かな職人を紹介する。

手紙を書くからそれを渡せば無視はされないとは思うが。」


「何から何までありがとうございます。」


ボーフォートさんにお礼をいい退出する。

ホールに出ると明らかに注目されているんだが。気にしない様にそそくさと出ていこうとしたら数人の冒険者に絡まれた。


「そんな恰好で弱そうなお前がなぜギルマスに会っている。冒険者舐めてるんじゃねーぞ。」


TENPUREだよ、初心者狩りだYO。


「そこの女もこんな奴のメイドより、俺らのお世話をした方が良いぜ?」


下劣な感情を含んだ男がアイリスに近づく、流石に無視できないのでお仕置きをしてやる。

死角でナイフを召喚し、気配遮断と魔力隠蔽を起動し暗器のスキルで後ろに回り込む。


腕を掴み回し上げ動けなくしたところで足払い、耳すれすれにナイフを置き今まで抑えてきた本気の魔力をぶつける。


「いきましょうか。」


冒険者ギルドを出てセバスチャンさんの案内で教えてもらった武器屋に向かう。

これまた想像通りの武器屋といった感じで壁に多種類の武器が飾ってある。


「すいません、ボーフォートさんの紹介で来たんですが。」


奥の工房から顎鬚をたくわえた背の低いドワーフが出てきた。


「あ奴から紹介される奴なんてなかなかおらんぞ。とりあえず手を出してみろ。」


言われたとおり手を出すと職人の目つきで手を触診、視診している。アイリスの手も見ている。


「お前らは中々鍛錬と実戦をしておるな。得物はナイフとようわからんモノを使っておるな。わしに何を作って欲しいんだ。」


「ショートソードと投げナイフを製作してもらいたいです。硬さとしなやかさがある金属で、予算は金貨50枚でそれでも足りなければ追加で出します。」


「ミスリル辺りがよさそうじゃな、ミスリルは高いもんで予算を出せるもんがおらんから店に在庫があるわい。今は注文もないし今から作ったる、三日間で完成させる。」


そう言い残し工房に行ってしまった。名前聞いてないんだけどね。


あっという間に時間が経ち屋敷に戻る。

すぐに食堂に案内され昨日と同じように夕食を頂く、白米が恋しいので自衛隊のレーションを食べたい。


「シズク君、王都は楽しめたかな?」


「はい、換金で資金も増えましたし、武器をオーダーメイドする事が出来たので満足です!」


「それは良かった。ソフィアから話があるようだから後で聞いてもらえないかい?」


夕食を終えると何故かソフィア様の部屋に案内された。未婚の人の部屋に入るのはよろしくないんじゃないか?

そんな事を考えながら扉をノックする。


「空いてますわ。」


部屋の中は女の子らしさと抑え目だが気品に溢れる調度品が並びいい部屋だ。


「シズク様、明日の用事が無いなら王都の学園を見学してはいかがですの?お父様からの許可はとれてますの。」


この世界にきて魔法や歴史がいまいち分かっていないし、正直気になっていたから行ってみたい。


「そうですね、気になるので行ってみたいです。でもソフィア様何か困りごとがあるのではないですか?」


学園に行くのを誘うなら食堂の場でも良かったはずで、わざわざ部屋で話さなくても良かったはずだ。

誰かに聞かれたくない話でもあるのではないかと踏んで聞いた。


「隠し事はできませんのね、今日一日学園の内外で監視されていたのですわ。シズク様には見学と一緒に私を護衛してほしいのです。」


これはあれですかね?やっぱり車列の襲撃は転移者一人の暴走ではなくバックに黒幕がいる計画的な犯行ですよね。襲撃で誘拐か殺害できなかったから機会をうかがっているんだろうな。


アイリスを手招きで呼び、意見を聞く。


「これどうしたらいいかな?助けてもいいけど黒幕が分からないし他の転移者が絡んでくるとややこしいよ。


「しかしご主人様、第一王子の召喚で王国のパワーバランスが変わっているのではないでしょうか。転移者を使って重要な役職の家族を襲うことは内側からの転覆を狙ったものではありませんか?」


「そうだよね、このままにしておくと王国だけじゃなくて近隣諸国にも飛び火されるともっと均衡が崩れるかもだしイシュタル様の望まないことになるし、助けるか。」


アイリスと意見を重ね助けることに決めた。だがもちろん現代の力を使うにきまっている。


「分かりました。その護衛引き受けましょう、しかしこちらから要求したいことがあります。」


「護衛をしてもらえるなら要求をのみましょう。」


「見学の際容姿と偽名を変えさせてもらいます。二つ目にこれから見せるものを他言無用でお願いします。」


そう言い手にP320を召喚する。


「これは私の世界の武器で銃と言います。火薬の力で金属の礫を飛ばすものです。この世界にも銃はあると思いますがほぼ別物と思って下さい。」


「これがシズク様が得物とする魔道具ですの?こんなに小さいのに殺れますの?」


「これでゴブリンは倒せるので人もいけると思いますよ。」


「それなら大丈夫ですわね。そろそろ敬語もやめにしましょう、ソフィアと呼んで?」

新しいハンドガン出します。多分みんな大好きなあれ。

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