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オタク異世界を満喫する  作者: ニンジャ
一章 女神と天使と銃
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女神様と天使

2話目です。頑張って毎日更新したいと思います。

目が覚めるとそこは神殿のようだった。

ここは天国なのか?明らかに地球上では無い事が分かる。こういう時は探検してみよう!

神殿のような宮殿のようなこの建物は相当に広いようだ、少し歩いていると大きな扉を発見した。

何故か開けなければいけないような気がした。


「どうぞ、お入りなさい。」


頭に直接語り掛けられるような透き通った声が聞こえた。


「失礼いたします。」


と社会人の癖でノックした後一声かけて入室した。

そこには金髪の聖母のような女性が座っていた。凄くバブみを感じる。甘えたくなる様なオーラを醸し出している。


「どうぞ、そこの席にお掛けになって。」


言われるままアフタヌーンティーがセットされているテーブルに対面して座った。

彫刻のような整った顔に豊満な胸そして綺麗なくびれはひとつの絵画のようだった。


今すぐに赤ちゃんにかえってしまいそうだ、オギャーっ危ない赤ちゃんになりそうだった。そんな危ない思考をよそに彼女は紅茶を淹れていく。

アミューズ、サンドイッチを頂き、スコーンを食べようとしたところで


「やっぱり私って死んでますよね?女神様でいいですかねお名前を伺っても?」


「私は女神イシュタルと言います、貴方は不幸が重なって天寿を全うする前に亡くなってしまいました。私どもの手違いもあり地球上からいなくなってしまいました。」


やっぱりあれは現実だよな、あれだけの重症だし助からないと思っていたがやはり死んでしまったか。


「お詫びとして私の管理下にあるもう一つの世界で第二の人生を歩むことができます。貴方様の記憶にあるように転生するにあたって私からギフトを授けます。

それは《現代兵器召喚》です、そしてある仕事を依頼したいのです。」


「私の世界は人間族・魔族・亜人族がいます、そして今人間と魔人が争いをしています。そこに貴方のように日本の異世界人を召喚する事で均等を守ってきましたが一部異世界人が暴走し、均等が崩れてきましたそこで貴方にその始末をお願いしたいのです。」


なーるほどテンプレが来たな、ただの一般人が強大な力に酔いしれて暴れるやつー。女神様悪い人じゃなさそうだし、受けてもいいかな。

でも現代兵器とか浪漫の塊じゃないか!めちゃんこ嬉しいぞ。


「その依頼受けさせてもらいたいと思います。その前に中村さんってどうなったんでしょうか?」


女神様は微笑みながら


「そのことで貴方に伝えたいことがあります。アイリスこちらへいらっしゃい。」


女神様の隣にいきなり美少女が現れた、彼女髪は僅かに赤みと少し黄みがあるシルバーアッシュと呼ばれる銀髪に毛先に若干黒が入っている。

片目が隠れていてサイドに編み込みがあるストレートだ、だが何故か目元を見るとアメジストのような色をした綺麗な目だが少しつり目で中村さんを幼くしたような感じなのだ。


「彼女の名はアイリス、これから貴方が異世界に行く際にサポートしてくれる付き人よ。

貴方が助けた中村澪があの後そのまま後を追いそうだったところで、不憫だったので夢に介入しました。彼女には地球から消えてしまうこと、人間では無くなってしまう事も説明してそれを理解した上で修行をさせて連れてきました。」


なるほどなるほどねー完全に理解した(理解してない)。んんん?どういうことだってばよ、私は死んだが中村さんがそのあとを追って天使になったって事か。嬉しいような悲しような気持ちだ。


中村さんの人生を狂わせてしまったのだ、でもそこまでして追ってきてくれて愛されてるな。

正直今の姿は私のタイプど真ん中だ、銀髪で何故かこりゃまた大好きなクラシカルメイド服である。


「雫様のお付きになるということで雫様の趣味に合わさせてもらいました、だめっだったでしょうか?」


「正直めちゃくちゃ嬉しいけど中村さんその畏まった言い方をやめてくださいよ。」


そうすると彼女は苦笑いをしながら言った


「今の私はアイリスとお呼びください、私は貴方の従者となりますので呼び捨てで構いません。

ご主人様なのですからそのような言い方は失礼になります。こちらの方がお好きなようでしたのでお慣れになって下さい。」


う、嬉しいけど遠くにいってしまったみたいだ。今だけでも前みたいにしゃべりたいな。

何か女神様が言いそうだ。


「今だけでも昔に戻ったらどうかしら、雫が悲しそうにしているわよ。」


女神様グッチョブです!ありがとうございます助かります。


「三雲君ごめんなさい、あの時助けてくれたのに貴方についてきてしまって。告白してくれたのにそのままなんて悲しいわ!でも女神様のおかげでもう一度会うことが出来たわ。これからは従者にはなってしまうけど昔のようによろしくね!」


「分かりました、ですがあっちに行ってからも一日一回は昔のように接してください!それが私からのお願いです。」


中村さんことアイリスが微笑ながら


「分かったわ、そうしてくれると私も嬉しいわ。」

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