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オタク異世界を満喫する  作者: ニンジャ
一章 女神と天使と銃
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王都へ

王都に行きます。

アイリスからも許可が下りたので話すことにした。


「信じてもらえないと思いますが、半年前の召喚された異世界人の故郷の元日本人です。彼らと違うのは正規でこちらにやって来ました。イシュタル様の使徒としてこの世界に転生したのです。」


ソフィア様が固まった。


「イシュタル様とはあのイシュタル教の女神様ですの?」


「そのイシュタル様で間違いないかと思います。手違いで死んでしまったらしくイシュタル様のお陰でこちらの世界で第二の人生を歩ませて貰っています。」


「使徒として証明できますの?不躾な質問と分かっていますのそれでも聞かせてくださいまし。」


「そうですね、2つほど証明できそうなものがあるので簡単な方からやってみましょうか。」


未だに試していなかった外見を変えるのをやってみることにした。

こういうのは想像力が大事だ。髪の色はそのままでロングヘアの身長を160CM位にして胸は盛らせてもらった。服はアイリスとお揃いにした。


またソフィア様が固まった。


「もしもーしソフィア様?」


声まで女性特有の高い声になっていたようだ。


「ほんとにシズク様ですの?外見だけでなく声まで変わってましてよ。」


そういいながら体を触ってくる。むずむずします。

そろそろ良いだろうという事で体を元に戻す、いきなり変えたのでソフィア様がビクッとした。


「それじゃあ2つ目に行きますね。もしかしたらできないかもしれないのでその時は申し訳ございません。」


端末をスーツの中で操作し連絡はイヤホンマイクでする。左耳に装着したイヤホンから音が出る。


「イシュタル様そちらに現地の人に使徒だと証明したいのですがお連れしていいですか?」


「余り長居はできないけど連れてくることはできるは、手を繋げば一緒に来ることができるわ。」


「ありがとうございます、それじゃあ伺います。」


イヤホンを外しソフィア様に伝える。


「少しだけなら大丈夫なので行ってみましょうか。お手をお借りしても?」


「分かりましたわ。」


*************


手を繋いだのでアイリスにアイコンタクトする。神界へと向かう。

またいつものテーブルにイシュタル様はいた。


「いらっしゃい可愛らしい女の子ね。」


口をパクパクさせながらソフィア様が喋る。


「ほんとにイシュタル様ですの。お初にお目にかかりますソフィアと申します。こんな機会を頂きありがとうございますわ。」


流石令嬢切り替えが早い、すぐに挨拶をした。


「そんなに固くならなくて大丈夫よ。雫はお砂糖2つでよかったわよね?」


そういいながらイシュタル様がみんなに紅茶を淹れていく。いつ飲んでも美味しい紅茶だ。

その後イシュタル様が話して良い範囲で自分の事を教えていく。


現地人は魂が長く神界にいると戻れなくなるのでかいつまんで話していたが自分は聞き流していた。


「そろそろ戻らないといけないわね。ソフィアさん雫とは仲良くしてあげてくださいね。」


「分かりましたわ、イシュタル様今日はありがとうございますわ。」


****************


戻ってきた。


「これで信じてもらえましたかね?」


「もちろんですわ!これが夢だと思っても不思議ではないですわ、でも現実ですのよね。」


ほっぺをつねっている。どうやら信じてもらえたようだ。


「そうだアイリス聖女一行が来るってどういうこと?」


「それはイシュタル様が神託を出したときに聖女様が付き添うと言い出したそうでこちらに向かってくるとのことです。」


ふーん今度は聖女様ですか、つくづく異世界にやってきたんだと実感した。

少しして上の空だったソフィア様が戻ってきた。


「シズク様、王都の方では宿泊などはどうなさいますの?」


「まだ決めていないですね。着いてから考えようと思っています。」


「それなら、我が公爵家にいらっしゃっるのはどうですの?お父様からの今回の件で褒美もあると思いますの、滞在中のおもてなしをさせてくださいまし。」


その後は雑談になった。日本のこと、セレーナ王国のことをお互いに話していた。

3時間ほど経ち馬車の窓から立派な防壁が見えた。


門に近づくにつれ王都の規模と人の賑わいに驚いた。門の検問所にはたくさんの人と商人と思しき馬車たちが列をなしていた。


さらに近づくと門は二つあり片方が貴族用の門のようで一般とは違い手続きは早く終わり壁内に入る。


そこはオタクが想像する異世界の街並みだった、中世レベルの文明だが魔道具が発達しているらしく人口の明かりが見えた。


メインストリートは幅が広く高速の6車線分ほどあり余裕で馬車が対面通行出来ていた。

五分進むとまた防壁と検問所があった。


「ここは貴族街と市民街を隔てる第二防壁ですの。他にも三ヶ所門がありますのよ。」


第二防壁をくぐると市民街とはうって変わって屋敷が建っている。

警備も厳重なようで騎士が巡回警備を行っていた。


「シズク様本当はそのままお屋敷にお連れしたいのですが王城に報告しなければなりませんの、一度登城してもよろしくて?」


「分かりました、お任せします。」

何時ぞや誤字報告してくれた方ありがとうございます。

誤字があれば報告待ってますよ。そして感想プリーズ

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