レベルアップかも?
ステータスなるものを書いてみたかった。
目が覚める。アイリスはまだ眠っている。
まだ起きるには早いようなので手を離す代わりに頭をぽんぽんしておく。
この時間を使って端末の機能を調べる。
衛星にアクセスと、イシュタル様との連絡にしか使っていないが他にもアプリらしきものがあるので見ていく。
何故か前世でやっていたソシャゲが入っているのでログインしてみる。
ログインもできプレイをして時間を潰していると、アイリスが起きたようだ。
「ご主人様昨日はありがとうございました。奴らを倒せる力をもっと学びたいです。」
「そうだね、その前にご飯を食べて体力を回復させないとね。」
レーションを食べた後に端末にあったある機能を使ってみることにした。
その名も《ステータス表示》といういかにもなアプリだ。
端末はアイリスにも渡してあるので同時に開く。
名前:雫 種族:人間???荳贋ス榊、ゥ菴ソ Lv8
職業:使徒
HP:450 MP:髯千阜蛟、繧定カ?∴縺セ縺励◆縲よクャ螳壻ク崎?縺ァ縺吶?
腕力:300 脚力:300 体力:300
敏捷:300 器用:1000 精神:500
装備:P320、ファーストライン
スキル:暗殺術Lv4、暗器術Lv3、銃術LvMax、格闘術Lv1、護身術Lv3、短剣術Lv1、全魔術理解Lv1、魔力隠蔽Lv1、気配遮断Lv1、言語理解Lv1
名前:アイリス 種族:人間???蜉帛、ゥ菴ソ Lv6
職業:雫の従者
HP:350 MP:5000
腕力:250 脚力:250 体力:250
敏捷:250 器用:700 精神:200
装備:P320、ファーストライン
スキル:暗殺術Lv3、暗器術Lv2、銃術Lv4、格闘術Lv1、護身術Lv1、投擲術Lv1、奉仕術LvMax、魔術理解Lv1、魔力隠蔽Lv1、気配遮断Lv1、言語理解Lv1
「これがイシュタル様が言っていた測定不可能なステータスってやつか、種族と魔力が文字化けしているな。お陰で召喚しやすいけど。」
「私のステータスは種族がおかしいですね。」
「今回のゴブリン狩りで暗殺系のスキルがレベルアップしてるね。他のスキルを練習してみようか。」
魔力隠蔽と気配遮断をレベルアップさせるにはどうすればいいのか。
ラノベであったようなことを試しに座禅をして体の内側を抑え込むイメージで精神統一する。数十分座禅をし続ける。
これでどうだろうかと端末を見てみると魔力隠蔽がLv2になった。
今度は自分の気配を周囲に溶け込ませるような気持ちで精神統一する。やっぱり気配遮断がLv2に上がった。
アイリスにもスキルの上げ方を伝え、4時間無心で精神統一を続けた。結果として二人とも両スキルがLv5まで上がったがそれ以上に上がる気配が無いので実戦で上げていくことにする。
「レベルアップする為にも今日はナイフも召喚するから、スキルを使いながら狩っていこうか。」
「分かりました、頑張りましょう!」
昨日と同じように装備を身に着け、移動する。
偵察機から送られてきた映像で一匹または数匹の孤立している対象を探し、接近する。
魔力隠蔽と気配遮断を意識しながら無防備な後ろから近づく。ナイフを逆手持ちして握っていない方の手で口を押さえ、喉仏を掻き切る。
数匹の場合アイリスと協力して、同時に近づき喉を狙う。それが出来ないのなら脇腹か股下の動脈を切りつけ失血死させる。
段々と動作が洗練されてきたこれがスキルの補正が掛かっているのだろうか。
今度は銃を使う。
P320を頭に一発、確実にするなら胴体に二発撃ちこむ。相手の意識外から近づいては静かに無力化して周囲に再び溶け込む。気配を完全に消すとその部分だけ何もなくなるので怪しまれる、空間に同化するのが大事だ。
LVAWも脚に一発撃ちこみ崩れ落ちたら、頭に確実に一発叩き込む。痕跡がバレないように茂みや死角になりやすいところへ隠しておく。
いつの間にか三桁ほどゴブリンを二人で倒していた。ここはゴブリンしかいないのかってくらいゴブリンが多い、これもイシュタル様のいうバランスが崩れている障害なのかもしれない。
魔石を取り出し穴を掘ってそこで燃やしていく。この燃える臭いは何とも言えない悪臭だ。
「片付けも終わったし切り上げるよアイリス。」
「了解しました。拠点に戻ったら指導してもらいたいです。」
「分かった、戻ったらね。」
いつも読んでくれてありがとう