寄り道
民間人を粗方見つけ頑丈な建物だった図書館に置いて、索敵しながら進み瓦礫で瓦礫で塞がれた道は迂回したりしながら施設へ向かっていた。
爆発で悪意のない人間以外は離れてしまいもぬけの殻と化した町の中を止まる事無く進む。
しかしお人好しの王女様は孤立していた民間人を助けては安全なところへ誘導し、その為到着が遅れていた。
台所の黒い彗星の如くどこからともなく現れるレジスタンスに、全員が流れ作業のようになっていた。
途中パニック状態で襲ってきた人間は、拘束して建物の裏に投げ捨ててしまい早く進む。
やっと施設まで目と鼻の先に差し掛かり、QRFとは別れ入る。
中は各国の天幕と騎士が巡回し、捕らえられたレジスタンスに民間人も保護されていた。
王国に用意されていた天幕に入ると役人たちが待っていて、
「全員無事でございます。」
「良かったわ。しっかり休んで頂戴。」
そのまま横の天幕に移動すると侍女が待っていて、王女様の鎧ドレスの鎧を外し防具立てに載せていく。
退室しようとした時飲み物を出され、出された物を飲まないのは気が引けるので飲んでから出ていった。
天幕の前で立ち警戒していると、入り口が何やら騒がしくなった。
アイコンタクトで行くことを伝えて入り口の方へ向かう、馬と従者が血だらけで倒れていて手当がされていた。
話を聞いていると馬車が1両レジスタンスの攻撃で立ち往生し、従者が命からがら応援を呼びに来たという事らしい。
袖口に隠したマイクに
「1-1からオウルへ照会お願いします。馬車1両レジスタンスが付近にいます。」
数秒も待たずに
「オウルから1-1。目標の馬車は既定のルートから逸脱して、現在地から直線4.5㎞先です。」
「周りの状況は。」
「レジスタンスの残党が集まり出しています。馬車側も抵抗してますが時間の問題かと。」
「了解通信終わり。」
チャンネルを切り替える
「1-1からガンマとイプシロン。近くに居るか?」
「どちらも近くで待機してます。」
「馬車の人間を助けに行って欲しい。詳細は端末に送る。」
「「了解。」」
データを送り救助に行ってもらった、そのまま天幕に戻り報告する。
「レジスタンスの攻撃で、立ち往生した馬車の救援を求める知らせでした。時間が掛かりそうだったので独断で判断して向かわせました」
「わかったわ。わざわざ知らせたのは口裏合わせをして欲しいのでしょ?準備するわ。」
「助かります。」
直ぐに服装を整えた王女に護衛数人をつけて、救援を出した旨を伝えてもらった。




