消えた武器
なんやかんやで100話投稿ですね。
見てもらって感謝!これからも頑張ります。
廃倉庫だけでなく数ヶ所の潜伏拠点を同時に潰したはずだったのに、武器の大部分と人の一部がきれいさっぱり消えていた。
監視はしていたのでおかしい、地下にでも隠れない限りは消えない。
しかしヒンメルは建国から幾度となく首都が拡張され続け、地下水路など一部図面から消えている建造物があるのでそこを使われたのかもしれない。
中立国家には伝手がないので動こうにも動けず、後手に回るしか方法はない。
仕方ないのでヒンメルの中央に置いたアプローズの支店に、二分隊を常時待機と情報収集に何人かを向かわせた。
生かしておいたレジスタンスにお話ししても会議最終日を狙っている事以外分からず、首謀者も武器の行先も当日知らされる予定で何も知らないよう。
このまま放置は不味いので王女にも伝えに行くことに、宿泊施設に向かうと警備中の娘に取次ぎをしてもらう。
その間にタブレット端末に自分のICカードと指紋を読み取ってもらい、本人確認とジャミング装置の対象外になる。
階段を上りフロアに着き部屋の前まで歩くとここにも警備が居て、身だしなみを整えた後ノックしてもらい中に入る。
中には侍女も居たがすぐに出て行ってしまい、目線で座るように促され座る。
「実際に会うのは初めてですね。第二王女のシャーロット·フォン·リュクスボーです、名前は父…国王から伺っていますシズク様。」
「それなら自己紹介は要りませんね、今回の護衛を頼まれたシズクです。別件で挨拶できずにすいません、今回伺ったのはその別件が関わっているものです。」
「続けて。」
「1週間程前ヒンメルにレジスタンス集団のガロウズが密入国、首脳会議を狙っているようで壊滅に乗り出しました。結果は武器大半と6割の人間が首都で消えました。」
「なるほどねそれで私は何をすればいいの?」
「話が分かるので助かります。ヒンメルの関係者に掛け合って貰いたいのです。」
「分かったわローマン家のご令嬢とは留学先で級友だったので話をつけましょう。言い出しっぺの貴方も来てもらうから。」
伝令を出しながらすぐに馬車を準備してローマン家の屋敷に向かう。
使いを送ってすぐに到着したのに玄関先は準備が整っていた。
入り口からそのまま応接室に通されそこには第二王女と同い年の令嬢が待っていた。
「いらっしゃいシャーロット卒業以来ね、内容が不穏だったけど。」
「それは彼が話してくれるわ。」




