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日常。ああ。  作者: カニカマ少女
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日常。

私は小泉心。中学1年生。

教室のドアを開ける。ぎこちないゴロゴロという音を上げて開く。

顔を上げる。みんなの目が集まってる。さっきまで楽しそうにざわざわしてたのに。今は何かを疎外するような絶対零度の目で私を見る。


ああ。今日が始まったんだ。私を見て面白がるようなじめじめした笑い声の3人組を横切って静かに一番後ろの席へ座る。机の真ん中に枯れた菊が花瓶にさしてある。水は乾ききって、菊は悲鳴を上げた後みたいに

疲れ切ってしぼんでいる。、、、私みたいだな。なんて思ってる暇なんてなかった。

机は私を罵倒する文字でいっぱいだ。私は静かに雑巾で机を拭いた。でも油性マジックはそう簡単には

負けてくれない。あきらめて本を出す。読む。話が入ってこない。

うるさい。私を嘲笑う声でいっぱいだ。


なんでこんなことになったんだろうな。

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