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始まり

「私は妹を守れなかった…悪魔達から。だから悪魔達を祓す(コロス)と決めたんだ」


私が彼女にどうして魔祓士(デビルイレイサー)になりたいのかと聞いた時

私に過去の事を話してくれた最後の言葉だった。


最初は言っていることの意味の重さを軽く考えていた。しかしあの事件で私は言っていたことが分かるような気がする。


時は2か月前まで遡る


私ことセルフィア・アストリアと彼女ことアルカディア・ルナは国一番の魔祓士の学校ムーライトアルカディーに通っている生徒だった。


はるか昔世界は人間と悪魔とで争っていた。

100年前に悪魔王サタンが率いる悪魔軍とと人間の最古の魔祓士である魔術師が率いる女神軍との最終戦争の時

世界の空気に魔素(マナ)が浸透し知識さえあればただの人間が魔法使いになれるという環境になった。

そして世界は平和になり多くの国ができその中心には必ず魔術師がいた。

戦争でも魔術師が必ずいた。

しかしそんな平和な世界が豹変する。

数十年前に倒されたはずの悪魔王サタンが復活し悪魔が世界に現われた。

各国の魔術師は悪魔を倒そうとしたが悪魔には魔術が効かなかった。

悪魔達が各国に襲い掛かり国が次々と消えていき悪魔の手先となった。

しかしそんな世界に救世主が現れる。

各国の魔術師が使う魔術とは違う異質な魔術を使う魔術師が現われたのだ。

異質な魔術師が使う魔術は様々な魔術が効かなかった悪魔に傷を与え確実に殺していったのだ。

その魔術師は各国の残った魔術師に魔導書を与え去っていった。

魔導書の中には悪魔に対抗できる魔術の属性魔法の構成式が書かれていた。

そして魔導書の最後のページには各国で違う構成式が書かれた魔法として使えない謎のページが存在した。

各国の魔術師は最後のページを解読しようと国全体のの連合を作った。

それは現在のマナズクラウディアという世界連合になった。

連合は魔導書の悪魔に対抗できる魔術を広め悪魔殲滅を目的とした魔術師…魔祓士を育てるため

各国に魔祓士の学校を作った。

ムーライトアルカディアは世界で1番目に作られた学園である。


私たちは学園で最高と言われるrankSの中で1位と2位を争っている仲間だった

私は日々魔法の鍛錬をしまた彼女も鍛錬をしていた。


だが私はどれだけ鍛錬を積んでも彼女には勝てないと分かっていた。


彼女は多分世界にある学校に通っている魔祓士の中で3番目の実力を持っているからだ。

私は多分10番目だろう。

マナズクラウディアが主催の年一度に行う魔力の測定により世界での順位がわかる。

上位の人たちは大体特殊な魔法を使える魔祓士だ。

そして世界の中で名を挙げている魔祓士は大体特殊な力を身に着けている。

アルカディアの姓であるルナ家は特殊な魔法を身に着けている一族だという。

私は星の力を操る星魔法を使える。しかし彼女の魔法は全く別物だった。

魔法の属性・構成式などが不明という謎の魔法を使う。

しかし今はアルカディアしかルナ家の人間はいないという。アルカディアが言うには妹を除く兄弟や両親を含めて行方不明であった。

家族が行方不明になった日アルカディアと妹は出かけて帰ってくると家族が居なかったとアルカディアは言っていた。

その日から数年間一緒に暮らしていたそうだ。しかし数か月前に兄が帰ってきたらしい。見た目は何一つ変わらなかったという。アルカディアは兄に数年間何をしていたのか聞いたら兄は唐突に

アルカディアと妹を迎えに来たと言ったらしい。アルカディアは兄から変な魔力を感じたらしく妹の手をつかみ、「お兄ちゃんは本当にお兄ちゃんなの?」

と聞いたら兄はため息を吐いたと思ったら見た目を変えて襲って来たと言う。

見た目は普通の服を着ていた兄が黒い鎧を着ていて紅い剣を持っている姿になっていたらしい。そしてそれと同時に悪魔達が周囲を取り囲んでいたらしい。

アルカディアは妹を家の中は結界が貼ってあるから悪魔は入れないから家の中に隠れるようにと言い妹が家に入るのを見届けたあとアルカディアは魔力で剣を作り兄と戦ったという

しかし途中で家のほうで妹の悲鳴が聞こえその後兄は「妹は連れていく」とだけ言い残し消えた。周りの悪魔も消えたという。

家に向かうと家の中は破壊されており妹の血らしき血痕が大量に残っていたという。


アルカディアは守れなかった妹のため悪魔に復讐をそしてもし妹が生きていたらその償いをすると決意したらしい。



そして私とアルカディアは学園に入りトップを目指し日々鍛錬を積んでいった。最初は私とアルカディアは同じクラスメイトだったがお互い話をしなかった。

学園内のクラス対抗の実力を競う魔戟祭(まげきさい)というイベントのとき私とアルカディアはペアを組みそれをきっかけに話すようになった。

1年生の魔戟祭の時は300組のうち私たちは140位だった。私たちは過去の話をしたりして悪魔に復讐すると決めているのに私たちは弱いと思い相談しながら修行をした。

2年生の時は3年生と肩を並ぶ300組のうち25位であった

3年生の時は念願の1位を取った。

私たちは喜んだ。しかしそのひと時の幸せはすぐ壊れる。

魔戟祭が終わり5日後学園に悪魔達が襲い掛かってきたのだ。

魔祓士の学校に悪魔が襲い掛かってくることはよくあることだった。自分たちの敵を潰すという意味で若い芽を潰すとは効率が良かった。

だが大体の襲撃は失敗に終わる。悪魔の襲撃は小規模の集団によるものであるためである。

学園の周りに貼っている結界によって悪魔が入ってこれないようになっている。

私たちの学園の結界は世界で最高機密の場所に張っている最高の結界が張ってある。

半径5kmの大規模な結界である。

破られることは悪魔の幹部が率いる大群が攻めてきたときか結界の張り替えぐらいしかない。

しかし今回の襲撃は違った。


私たちは学園で授業をうけていた。今日の最後の授業のためみんな眠気を抑えながら授業を受けていた。

突如激しい爆発音が聞こえた。また研究所が魔法の開発を失敗したのかと思った。

すると教室の中に伝令担当の魔祓士が入ってきて教師と何か話をした。

私は何か良からぬことが起こったと察した。

伝令の魔祓士は教室から出ていくと教師は私たちに怖い顔をしながら言った。

「…皆さん落ち着いて聞いてください。学校の結界が破られました。悪魔が攻めて…」

その後の言葉は激しい揺れで途切れた。学園の土地自体が揺れたのだ。

あちこちのクラスの中から悲鳴が聞こえる。実際に悪魔が攻めてくるのだ恐怖を感じない者はいないだろう。

私とアルカディアは外に出た。悪魔を迎撃するために。


学園から出ると悪魔の大群が空を飛びこちらにゆっくりと近づいていた。

悪魔の大群の先頭にリーダーらしき悪魔が2体居た。

私たちと悪魔達が両者を目視したとき間に結界が張られた。中から教師が出てきた。

「あなたたち早く学園の中に入りなさい!結界担当の人が学園の全体だけ結界で護ってくれているから早く!」

アルカディアはそういう先生を少し怒り気味の顔で言い返した。

「先生は結界で護っていると言いましたけどその結界もさっき破られたんですよ?だったら悪魔を迎撃したほうがいいじゃないですか!私は守られる側より護る側でいたいんです!」

すると中からクラスメイトがぞろぞろと出てきた。

「俺たちは見習いだが魔祓士だぜ?先生」

皆が魔法武器を構えた瞬間、悪魔の大群のリーダーの一人が持っている結界を剣で斬りつけた。

結界は砂のように崩壊した。

「久しぶりアルカディアお姉ちゃん。」

リーダーのもう一人が地面に下りながら言った。

おねえちゃん?まさか…アルカディア言っていた悪魔に連れ去られた妹…?

アルカディアはただ剣を握り呆然としていた。

「忘れたの?アルカディアお姉ちゃん?私だよ、家に隠れた後悪魔達に結界を壊されて私は悪魔に……殺されちゃったんだよ。」

隣を見るとアルカディアは涙を流していた。

「ごめんなさい。私が弱かったから……私が助けてあげられなかった…ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

アルカディアは地面に頭を抱えながらごめんなさいをずっと言っていた。

「お姉ちゃん、私ね殺されたけどね悪魔になってまた再会できたんだよ。大丈夫あの無能な兄は私が消したよ。私お姉ちゃんがダイスキ愛してる永遠にだから一緒に行こう?お姉ちゃん。」

妹と名乗る悪魔はゆっくりと地面に座り込んでいるアルカディアに近寄っていく。

「そんなことはさせるかよ。アルカディアは俺たちのクラスメイトなんだ連れていかせない!」

それを合図に空から水球でその悪魔を被いクラスメイトが詠唱を始める。

"世界を司る雷の精霊よ悪しき魔の者をその迸る雷で滅ぼせ! セルバーツ・サンダー"

水球に封じ込められた悪魔にありったけの雷が落ちる。周りは水蒸気で覆われた。

水蒸気の中から声が聞こえる。

「なんだ世界で最高規模の結界を使っている学校だから強いと思ったらどの程度なの。がっかりだわ」

悪魔は余裕ある口調で話したその後黒い雷が私とアルカディア以外に飛んでいき命中した。みんなは一斉に倒れた。近寄って確かめると気絶だった。

「……その髪型…声…気づかなかったけどセルフィアお姉ちゃん?セルフィアお姉ちゃん!?」

あの悪魔が私のことをお姉ちゃんと言う私には妹なんていないしそれより彼女はアルカディアの妹のはず見間違いかと思った。

「私には妹なんていないし家族も全員死んだ。悪魔のせいでね。」

私は悪魔に剣を向けてダッシュした。

「ふーんそうかその変な魔力のせいでおかしくなっているのね。いいやセルフィアお姉ちゃんは後よ。アルカディアお姉ちゃんを…」

悪魔は黒い雷を私に放ってきた。私は雷を躱したがその雷は私の体に纏わりつき私の身動きを封じた。

「セルフィアお姉ちゃん少し大人しくしてて。」

私はアルカディアが心配になりアルカディアがいるほうを見た。しかしアルカディアはそこにはいなかった。

「アルカディアお姉ちゃん魔力を使ったのね。まぁいいわ、これを見ればアルカディアお姉ちゃんは出てくるか。」

悪魔は指を鳴らした。すると悪魔の隣から新たな悪魔が出てきた。

「この悪魔はね特別性なの。この悪魔は…」

悪魔の言葉はアルカディアが放った鋭い剣矢により遮られた。風切り音とともに新しい悪魔の頭に当たり悪魔は消滅した。

「私の前でそんな魔法使わないでくれる?妹…いやリサ」

アルカディアは怒っている口調で言った。

「セルフィア見ててこの戦いは私のけじめなの。私は妹を守れなかった…悪魔達から。だから悪魔達を祓す(コロス)と決めたんだ。あの時にだから妹は私が祓す」

アルカディアは空中から大量の剣矢の雨を降らせた。その剣矢はリサという悪魔に何本も命中した。

しかしリサは笑みをこぼしていた。

「痛いなぁお姉ちゃん。だけど数年ぶりねこうやって戦ったのは。」

「うるさい。私がその魂を解放させてあげる。リサ」

アルカディアは詠唱を始めた。


悠久の時を司るアイテルよ

我が呼びかけに答えたまえ

我が願いは一つ

次元の狭間に漂う鋭き黄金の剣よ今この敵を…


すると空中に魔法陣が展開された。大規模なその魔法陣は明らかに強力な魔法だと分かった。しかし代償も大きいだろう。

「アルカディアお姉ちゃんその魔法は……駄目だよその魔法は 絶対に詠唱させない。」


リサはポケットから黒いガラス球を取り出し壊した。するとその中から黒い影が出てきた。

その影はアルカディアに纏わりつき口を塞いだ。

「お姉ちゃんは危ないことをするんだね…だけどもうそんな事はさせないよ。

私がずっといるから。」

リサは剣を作るとアルカディアの胸を突き刺した。

黒い剣を抜くとそこから大量の出血とともにアルカディアが微動だしなくなった。

「お姉ちゃんの血おいしいよ。」

悪魔は剣についた血を舐め笑っていた。

私は怒っていた。

アルカディアを守れなかった自分の弱さ、

アルカディアを殺した悪魔に。

「カデ…せ、アルカディアを返せ!!!」

私は全魔力を私は怒りに身を任せ魔力を解放した

無意識のうちに右手に金の装飾が施された槍を持っていた。


「お姉ちゃんその魔力のせいで…














だから私は………


「そろそろ準備できたか?ルナ」

部屋の外で仲間が呼んでいた。


「今行きます。」

私は魔祓士の証であるマントを着て



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