ステキで激しい生活保護
あくまでニュースで見た会見映像の人物に対する不満、というか思ったことですので、全ての生活保護受給者の方に対する見解ではないっすよ。
エッセイというよりも完全に散文と化しており、また、非常に辛辣かつナンセンスな意見と思われる可能性がございますので、お付き合い頂ける方以外はブラウザバックを推奨いたします。
まさに24日、朝飯を食いながらぼけーっと早朝のニュースを見ており、テレビの画面がアルジェリアの人質問題、大阪府での体罰問題等々、なかなか良きニュースが少ないなぁと朝から嘆息しながら画面を見ていたのでありますが。
生活保護需給率引き下げ反対の為に活動している母親の記者会見へと画面が切り替わると...
<<鬱病で料理ができないから外食するしかないの!>>
<<お金の心配をしないで生活したい!!>>
まさに言葉の刃とはこの事か。
スタンドも月までぶっ飛ぶこの衝撃。
まずね、他に言うことがあるだろうと、まず"外食するしかない"ってどういうことだ。
お前は家族全員で駅の一杯230円のかけそばだけで毎日を過ごすつもりなのかと。
それとも家族全員ですきやでも吉野家でも行って一人あたり250円払うのか。
どちらにしても毎日毎日同じものを3食食ってりゃ23250円だ。 2食にすれば15500円。
参考までに俺は毎月"何もなければ"食費は30000円くらいだ。
会社のお付き合いでの酒席などがあれば一回あたり4000円から5000円ほどさらに持っていかれるけどな。
ただ、同じものばかり食ってると栄養が偏る。 これは問題だ。 成長の止まった野郎が勝手気儘に食いたいものを食うことと、育ち盛りの子供が同じ事をするのではその悪影響を比べることはできないだろう。
つまり、生活保護を受けているとはいえ親は、子供の為に"外食であろうと"バリエーション豊かで栄養に富んだ食事を与えていると言える。 というより思いたいってのが率直な感想だな。
とにかく、流石に365日かけそばだとかすき家の牛丼とかは厳しい、というか拷問に近いものがあるだろう。
となると安く、かつ品目を提供してくれるレストランという手が一般的だ。
個人食堂は高くつくことが多い。 良心的な店もあるにはあるが、そんないい店がほいほいあるはずもない。
安い店に行く為に遠くまで交通費を払って行くのはなかなかにありえないだろう。
ちなみに学生に大人気のサイゼリアではランチセットが600円だ。
和食レストラン、華屋与兵衛では安くても780円だ。
調べて分かったが、こんなん毎日毎日食ってたら5万以上かかんぞ。 どうなってんだよ。
とにかく、話を戻そう。
まぁ、鬱病で食事が作れないという話は聞いたことがある。 女性の鬱病発症率は男性の約二倍らしいからな。 家事洗濯掃除などは就労に勝るとも劣らない"仕事"だという意見をよく聞くし、それは俺も一理あると思っている。
となると、この<<うつ病で~>>の方(以下前者の女性ということで前子さんとでも言おうか)に"料理"という労苦を押し付けるわけにはいかない。
ならばここは外食で済ませようという方向で行く、これでも俺は90歩ほど譲っている。
大前提として生活保護を受けている世帯がどれくらい貰えるのかを試算してみよう。
計算は母子家庭とした場合の都内1等地に居住と仮定し、某サイトの試算ツールを使った。
試算結果は...
生活保護支給額 145,820円
一般に言われているような手取りとしてのこの金額は俗に言う八大扶助の根幹"生活扶助"だ。
なるほど、これがそのまま手に入る。
これに、生活保護受給者はその生活様態にいろいろな"救済措置"が政府より受けられる、その中で大切かつ、よく利用されるのが以下のものだ。
住宅扶助――言わずもがな、家賃を払ってくれるわけだ。 これは上記の生活扶助費にプラスして支給される。
教育扶助――義務教育を受けるために必要な学用品費等(義務教育の範囲内、つまり小学生及び、中学生のみ) これも実費支給だ。 しかし計算が面倒なので今回は関係なしでいく、つまり設定では被扶養者は高校生だ。※注
医療扶助――指定された公共医療機関での医療行為のみだが国が代わりに払ってくれる。 ついでに言えば医療保険適用外の医療行為には指定機関でも適用されないのが注意だ。
※注:公立高校の場合地区によって内容に違いはあるものの大抵は全額授業料免除などの各種就学補助制度がある。
さて、先ほどの14万5820円に一等地での大体の相場6万5千円を加える。
これは俺と都内アパートに居を構える友人・同僚数人への聞き取り、及びインターネットでの検索結果によって算定した結果である為、ある程度の注意が必要だ。 というより、都内が高すぎるのである。
結果:21万820円
なるほど。
大体の3~4年目くらいの会社員と大体同じくらいなのかな、これは...
だがしかし、会社員になった人間が恐れるものは他にあるのだ。
それは...
地 方 税 だ
まぁ、地方税でも固定資産税は無視してもいいだろう。
問題は住民税だ、これは前年の所得から計算され、それを月ごとに均等に割って課税される。 だから年を経て給料が上がれば尚更増えるぞ?
そしてこの住民税、生活保護者は納税免除だ。
ぶっちゃけ、医療費等の扶助がない分非生活保護者の方が負担きつくねぇ?
くそ、面倒になってきたが気力を奮い立たせろ。
さて、家賃を抜いた14万5820円で何ができるか。
住民税もかからない、"働いていなければ"所得税もかからない。 水道料金もかからない。 何に使うというのか。 ちゃんと申請するとこ全部使って審査も全て通ったというご都合主義の権化と化した場合、子供の学費も免除だ。
おお、飯を買う余裕が出てきたではないか。
受給 145820円
光熱費 10000円
雑費 15000円
残り 120820円
光熱費と雑費はちょっと多く見積もってるけどな、これでも余裕あるんじゃないか。
何か見落としてる気がするぞ...
この計算が仮にオール正しいとするとまぁ外食だけで済ませても6万もお小遣いが貯まる計算になるな。
この6万を不正受給者がパチンコやらに費やしてもまぁ、おかしくはないだろう。
実際問題になってるしな。
ん? 俺の月の手取りはいくつか知りたい?
死ぬほど節制すりゃ6万くらいは貯められるぞ。
さて、前子さんの件は終わった。 次は後子さんとでも言おうか。
<<お金の心配しないで生活したい>>
こっちの台詞だ####!
ここまでお付き合い頂いた方。
物好きですね!
実際、俺の友人にも生活保護受給者の子、いましたよ。
学校側と何度かの折衝を経てなんとか学費大幅免除&奨学金制度(就労後返済)を使っていました。 ただまぁ、成績が極めて優秀じゃないと奨学金は凍結されてしまうとのことでアルバイトしつつ、ずっと勉強していましたね。
高校卒業と同時に扶養家族から脱し、大学の授業料免除申請をしながら死ぬ気で勉強したとのこと。
そのお陰か今は国家公務員で頑張ってるらしいですが...
まぁ、各種制度を賢く使おう! ということですかね。
結局自分でも何が言いたいのやら...
参考にしたページ
・厚生労働省-生活保護制度
・~生活保護~受給するための金額、基準、条件、制度
・横浜市-よこはま市税のページ
・東京都新宿区:生活保護について