都道府県たちの日常②
方言、県民性が違う場合がございます。
前回の作品で性別と歳を書くのを忘れていたので前書きで書きたいと思います。
東京16歳男性、福井16歳男性、岐阜16歳男性、滋賀16歳女性
東京中高学校 放課後 第壱グラウンド
部活動に悩んでいた俺は、放課後、部活動の見学も含めて体験入部もしていこうと思った。
『さすがに30種類もある部活動を全部回るなんて・・・俺も相変わらず無鉄砲だな~』
と、すてゼリフを言いながらも部活動を回っていた・・・
『陸上部』
「やぁ!東京先輩!!」
『?』のマークが頭をよぎるも、声がする方向へと顔を向ける。
「よぉ!『新潟』じゃないか。お前も陸上部に体験入部か?」
「おしい!体験入部どころか、私はもうすでにこの部に入部した!」
「えぇ!?早くねぇか?つーか今体験入部期間だろうが!!」
今日一番の、突っ込みを入れたのだが新潟はボケる様子もないし、逆に突っ込む様子もない。
ただ、ニッコリ笑顔を見せるので逆に突っ込んだ自分が恥ずかしい。
「で、東京先輩は陸上部の体験入部をしにきたのだな」
「あぁ、で、この陸上部って普段走ったりとかそんな練習ばっかしてんのか?」
「まぁ、陸上競技にはいろいろあるからな。私は、短距離走だからまぁ、走るっちゃ走るな」
「ふーん」
『まぁ、自分自身もある程度筋肉も体力もるいてるしなぁ~』と、陸上部に興味がわいてきたので少しだけ体験していこうと思った。
※
練習10分後
「し、しぬぅぅぅぅぅううぅぅぅ~」
「やっぱり、東京先輩は短距離走より砲丸投げとそこらへんがいいのではないだろうか?」
「う、うん。そ、そうするよ・・・それよりに、いが・・た・・・」
「なんだ?」
「み、みず・・・」
「ミミズか?」
「そ、うじゃ・・・な、くて・・・みず・・・」
「あぁ、水か!水ならそこの水たまりに・・・・」
その水たまりは、茶色濁っていた。
「お、おまえは・・・せん、ぱいに・・・きたない・・・みずをのませようってか・・・」
突っ込む気力はあるみたいだ。
数分後
水を飲んで回復した僕は、砲丸投げの練習へ向かった。何故か、新潟も一緒についてきている。
「お前、短距離の方はいいのかよ・・・」
「あぁ、短距離の練習はもう終わったんだ」
「はやっ!」
「で、女子の私は短距離走でもあるし砲丸投げのマネージャーなのだ」
「ふーん」
会えて突っ込まなかった何故なら、突っ込みキャラをもうソロっと卒業したいと少し思っていたからだ。
※
東京中高学校 第弐グラウンド
「さぁ、東京先輩。ここで砲丸投げなどをやっているのだ」
「しかしこの学校って、無駄にグラウンド広いよな」
「そうか?」
「あぁ、明らかに広いよ。東京ドーム2個ぐらいはあるんじゃないか?」
「まぁ、その辺の事情は横に置いておこうではないか、東京先輩」
「え、あぁ、そうだな。ところで、砲丸投げには新潟の知り合いはいるのか?」
「青森がいるんだけど・・・あいつは人見知りだからな」
『人見知り』青森県の県民性の一つだ。南部の方はあまり人見知りではないらしいが・・・
数分後(新潟と青森で東京に会ってもらおうと交渉中)
「すまないな東京先輩、明日にでも中学の校舎に来てくれ。私と青森は『参年四組』の教室だ。そこで、まぁ青森と仲良くしてもらいたいのだ」
「え、なんで」
「青森は、東北のみんな以外友達がいないんだそれで・・・」
「わかった、明日にでも行ってやるよ」
「本当か!?良かった~。では早速、あそこの茂みに隠れている青森に伝えてくる!!」
「しげみ!?」
こうしている間に、部活動終了時刻が過ぎてしまい空も暗くなってしまった。
『つぎは、野球とかみにいこうかな?』
次回へ続く
「滋賀です」「なんで本編今日出てないのに今日あとがきなん?わけわからん」
「なんか算盤部廃部になってるしもう・・・・」
「次回、『都道府県たちの日常③』!!」
「算盤部、廃部になったらうちどこの部活動に入ったええの?」
「・・・え?『全部』?アホ~!!」