わがままな万能翻訳機
博士は楽しそうに機械を眺めていた。
「この機械変な音がしますね」
助手の愚かとも取れるつぶやきにも、博士は律儀に答えた。
「これは万能翻訳機だよ」
「どんな言葉でも訳してくれるんですか?」
「ああ、例え相手が宇宙人でもね!」
「それじゃあ」
と、助手は思い切って言った。
「犬の言葉も分かるんですよね」
「ああ、ただね」
博士は困ったように白衣を掴んで、
「我々には、万能翻訳機の言っている事が未だに理解できないんだがね」
博士は楽しそうに機械を眺めていた。
「この機械変な音がしますね」
助手の愚かとも取れるつぶやきにも、博士は律儀に答えた。
「これは万能翻訳機だよ」
「どんな言葉でも訳してくれるんですか?」
「ああ、例え相手が宇宙人でもね!」
「それじゃあ」
と、助手は思い切って言った。
「犬の言葉も分かるんですよね」
「ああ、ただね」
博士は困ったように白衣を掴んで、
「我々には、万能翻訳機の言っている事が未だに理解できないんだがね」
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