そして彼女は言った「 」
俺の名前は鈴木優人だ。
人生はつまらない。運動もできなければ勉強もできなく、顔も至って普通でモテない。人間関係も面倒くさい。そして左耳が聞こえない。生きている意味があるのだろうか? そう思いながら生活している高校生1年生だ。毎日学校に行く時に通っている道に同じ野良猫がいる。そしてこの野良猫はなぜだか俺に懐いてしまっていて、それから俺は餌をあげたり、おもちゃを持ってきたりしている。
「今日は猫缶持ってきたぞ〜?口に合うといいけど」
やはり猫を見ると癒される。
「いい食べっぷりだなぁ〜笑笑」こんなことを言っていたら後ろから突然声がした。
「ねぇ、優斗君だよね?」
「ん?」俺はそう言いながら振り返った。
「やっぱり優斗君だ。何してるの?」
「…!? 桜さん!?」
彼女は北河桜と言って、学校でトップで可愛いと言われている美少女だ。俺なんかと比べ物にならない。てか俺なんかが一緒に居てはいけない存在だ。
「ふふっ笑 驚きすぎだよ笑。……あれ?可愛い猫だね。遊んであげてるの?」
……終わった。完全に終わった。これから先、桜さんには猫と笑みを浮かべながら喋っているただの気持ち悪い奴と認識されるに違いない。
「いや……これは違うくて……」
俺は突然美少女に喋りかけられ言葉に詰まり、上手く喋れない。すると桜さんは笑顔で言った。
「優斗君優しいね。私も動物好きなんだよねぇ〜」
彼女はとても優しい口調で言った。いつもクラスの端でいる俺とは全く違う。だが俺は勇気を振り絞った。
「そうなんですね〜。俺もこの猫に懐かれたみたいで、可愛くてしょうがないんですよ〜」
普段人ともあまり会話しない俺だが、必死に声をだして喋った。彼女は優しく話しかけてくれて、明るく接してくれる。まるで天使のようだった。そんな話をしていたら突然彼女が険しい顔で言った。
「あと5分で学校じゃない!?!?」
「えぇ~!?」
俺は自分が遅刻をする焦りではなく、俺のせいで桜さんに遅刻をさせてしまうかもしれない焦りがあった。桜さんは学校一と言っていいほどの優等生で成績も優秀、運動だってできる。そんな彼女を俺のせいで遅刻になると言う罪悪感が大きかった。だが諦めてはいけない。ここから学校までは訳8分ほどかかる。俺は自転車で登校していて、本気で漕いだら間に合う可能性があったのだ。
「桜さん!!俺の自転車の後ろに乗って!!」
「えっ!?」
「しっかり掴まっていてください!!」
俺は音速並のスピードで自転車漕いだ。桜さんがどう思うかなんて考えていられなかった。
それから俺は必死に自転車を漕ぎ、残り1分で学校に着いた。すると校門に立っている先生が言う。
「お前ら〜ギリギリセーフだな。カップルで登校かぁー?笑」
「カップルじゃないです!!!!」
間違えでも先生にカップルと言われたことに動揺が隠せなかったのだ。ここで俺は最大のミスに気づく。桜さんの前髪を崩してしまったことだ。
(死にたい……)俺はもう死ぬしかないのかと思っていた。俺は桜さんに土下座しようとしたら桜さんが言う。
「優斗君!本当に助かったよ!めっちゃかっこよかった!!そろそろチャイム鳴るから行くね!」
俺は彼女の器の大きさに衝撃を受けた。
(こんなにも優しい人は桜さん以外の他にいるのか…? てか俺かっこいいって言われた!?」
俺は今まで「かっこいい」なんて言葉は言われたことがなかった。俺は気持ちがふわふわした状態で教室に入った。
「おーい優斗。もっと余裕を持って学校にこいよ〜?」
「はい。すみません先生……。次からは余裕を持ってきます」
俺はとても浮かれていた。(今度桜さんにちゃんと謝っておこう、、、)そんなことを思いながら学校を過ごした。
「おい優斗!!お前桜さんと一緒に学校来たんだってぇ!?お前いつの間にそんな成長したんだぁー!?」
こいつは天方太陽と言って俺の数少ない友達の1人だ。
「やめろよ笑。桜さんも遅刻しそうだったから自転車で後ろに乗せただけだ」
全く違う。俺は何を言っているんだ。俺のせいで桜さんが遅刻しそうになったんだろ。そう思いつつも太陽には言えなかった。
「本当か?ならお前めっちゃかっけー奴じゃね?!」
「当たり前だろ笑」
本当に俺はクズ中のクズだ。太陽には嘘をついて、桜さんにも迷惑をかけている。(やっぱあとで桜さんに謝ろう)と思い、俺は帰りに桜さんに謝ろうと思っていたのだ。
「ふぅーやっと学校が終わった。あとは桜さん見つけて謝るだけだな」
学校内で桜さんが見当たらなかったので帰りに絶対桜さんを見つけようと思い必死に探していた。
だか桜さんは見当たらない。(あれー?どこいったんだ?)
1時間探しても見当たらない。本当にどこにいったのだろう。俺は今日は諦めてまた明日謝ろうと思った。
(桜さんになんて謝ろう………………)こんなことを思いながら俺は家に帰り、気付いたら眠りについていた。
「………ん?もう朝か」
昨日の疲れだか、俺は気づかない間に寝てしまっていたのだ。
「今日こそは桜さんに謝るぞ」
俺は「行ってきまーす!」と声を張り、学校に向かった。するといつものように俺に懐いている野良猫がいる。
「お前今日は餌ないぞ?」
と言いながら猫を触っていると、突然後ろから声がした。
「おはよう!優斗君!」
桜さんだ。いきなり来たもので俺は腰を抜かしてずっこけてしまった。
「……優斗君、大丈夫笑?」
「すみません……大丈夫です」
「やっぱり優斗君、動物好きなんだ〜?」
「……………まぁ、はい」
違う違う俺はこんなことを言うつもりではない。俺は勇気をだして桜さんに言った。
「……あの! 昨日はすみませんでした。桜の前髪とか崩してしまって。何も考えていませんでした……」
やっと言えた。絶対嫌われているだろうと思っていたけど謝ることはできた。
「…………え? なんで?私優斗君に助けてもらった側だよ!? 前髪とか崩れるより遅刻の方が嫌だよ〜笑」
あぁなんて優しいんだ。やはり宇宙一優しい人だ。俺みたいなのが関わってはいけないな。そう思っていると桜さんが予想外のことを言う。
「よかったら一緒に行こうよ」
えぇーーー!?俺なんかが一緒に行ったらただの誘拐犯だと思われるって!!と思いつつ俺は桜さんと一緒に登校することにした。
「優斗君って本当に面白い人だよね笑。一緒にいて楽しいよ」
「いやそんなことないですよ笑」
「てか優斗君、私と同級生だよね?敬語使わなくてもタメ口で話そうよぉ〜」
「確かにそうですね。今からタメ口になります」
俺は桜さんの言う通りにタメ口で話すことにした。もちろん、タメ口で話すのにも勇気はいるさ。
「………桜……………さん」
「全然タメ口じゃないじゃーん笑笑。本当面白いなぁ〜」
幸せだ。人生の中で一番幸せだ。俺はこの空間を終わらしたくなかった。すると桜さんが少し険しい顔で言う。
「……優斗君、本当はね、家の事情であと一ヶ月で引っ越しすることになって……転校することになったの……」
「………………え?」
俺は固まった。(だから昨日も学校にいなかったのか)と思い、悲しみで溢れそうだった。ちょっと仲良くなったくらいでこんなにも悲しいものなのか。
「だからね、私優斗君に1ヶ月間楽しませて欲しいの」
「え?なんで俺に?友達とかと過ごした方がいいですよ」
俺は動揺が隠せなかった。
「もう私と優斗は立派な友達だよ!」
嬉しさで心臓が止まりそうだった。俺はこんなにも人に優しくされたことがないし、こんなにも嬉しくなったことがないのだ。俺は覚悟を決めて言った。
「……分かりました。俺が1ヶ月間本気で、忘れないくらい楽しませます!!!」
「君ならそうくると思ったよ笑。楽しませてね。連絡先交換して夜電話しようよ」
「えぇ!?俺なんかがいいんですか!?」
俺は女子の連絡先なんか初めてだ。やはり心臓に悪い。
「当たり前でしょ笑 私を楽しませてくれるんでしょ?」
「分かりました。夜電話しましょう」
俺は桜と連絡先を交換して夜電話の約束をした。
(……なんだか授業に集中できないなぁ〜)
まぁ当たり前だ。学校一の美少女と連絡先を交換して夜に電話をするのだからな。
「おい!優斗!お前なんだか嬉しそうな顔してるけどなんかあったのか!?」
「なんもねーよ笑」
相変わらず太陽は元気がいいやつだ。そして以外にもこいつは人の事をよく見ている。
そんなことを言いながら過ごしていたら遂に桜さんとの電話が来てしまった。
「もしもーし優斗君聞こえる〜?」
「聞こえますよ〜」
「あ〜また敬語使ったぁ〜笑」
「あ!間違えた。今からタメ口モード入ります」
「何それ面白しろ〜笑」
「……ゴホンッ……それで予定を考えたよ」
桜さんとタメ口で喋るなんて、ほぼ俺犯罪だろ。
やはり彼女と喋ると鼓動が早くなる。
「うん。それでどんな予定なの?」
「まず今週の土曜日に動物園に行こう。そして来週の日曜日は水族館に行って、そしてまたその次の週の土曜日に花火大会に行こう。予定が合わなかったら言ってくれて大丈夫だよ」
「おぉ〜優斗君って以外と予定しっかりしてるねぇ〜。予定は全部空いてるよ。楽しみにしてる」
「よかった〜。あとあの野良猫だけど俺の家で保護することにしたよ。地域に迷惑かかっちゃうしね」
「へぇーすごいじゃん!私も今度触らしてよぉ〜。名前はなんて言うの?」
「名前は桃にしたよ」
桜と同じに咲くと言われているから桃にしたなど口が裂けても言えない。
「すごいいい名前じゃーん。可愛らしい名前だね笑。あっ、そろそろ時間夕食だから終わるね」
「了解。また明日です」
「また敬語使ったぁ〜笑。じゃーまた明日ね」
「タメ口で頑張るよ。お疲れ様〜」
幸せすぎる空間だった。もう死んでもいいと思うくらい幸せだった。だがまだこれからが本番だ。いかに桜さんを楽しめさせれるかが俺の役目だ。
「おはよ〜優斗君!」
「おはよう桜さん。昨日桃が花瓶割っちゃって大変だったんだよ」
俺は自然に桜さんと一緒に学校に行くようになった。
学校では「私と優斗君が喋るのは2人の時だけね!すぐみんな変な噂立てるから!」も言われたので2人の時だけの関係になってしまった。
そして遂に土曜日が来た。そう動物園だ。隣町に結構大きめの動物園があるのだ。桜さんは動物好きと言っていたからな。集合時間より早めにきた俺は少し緊張もしていた。すると背後から
「ごめん待たせた!?楽しみすぎてオシャレに時間かけちゃった〜」
クソほど可愛い。多分世界一可愛いのが桜さんだ。全ての悩み、ストレスがなくなった。
「大丈夫だよ。じゃあ今日は張り切って行こう!!」
こう言って俺は桜さんと共に動物園に行った。
「見てみて!あれライオンだよね!?迫力めっちゃあるじゃん!!」
「結構思ったよりでかいなぁー。まるで恐竜みたいだ」
「それは優斗君盛りすぎだよぉ〜笑」
「あれはペンギン!?ペチペチしてるなぁー」
「えっ!!あれ象?あれこそ恐竜じゃん〜!」
「あれ虎だよね!?牙鋭いなぁ〜」
こうして思ったより桜さんが喜んでくれたのでとても嬉しく、俺も気分が上がっていった。
こうして時が経ち、そろそろ終了の時間が来ていた。
「はぁ~〜今日は疲れたな〜。優斗君以外と動物詳しくてびっくりしちゃったよぉ〜笑」
「まぁ子供の頃から図鑑とか読んでたしね笑。気付いたら自然と頭に入ってたよ」
こんな雑談をしながら俺と桜さんは帰った。
「じゃあまたねー!次は水族館だよね?楽しみにしてるよ〜」
「はい。次は水族館ですよ。また楽しもう!!じゃあまた月曜日!!」
俺と桜さんの関係もこうして近くなっていった。
そして俺はいつものように桜さんと登校した。
「桜さん。実は俺左耳が聴こえなくて、結構片耳だけでも困ることあるんですよねぇー」
「へぇー。じゃあ優斗君が何か困ったことがあったら私が助けてあげるよ!!」
「ふふっ。それは感謝しかないですね」
「あ〜笑てかまた敬語じゃ~ん笑」
「おっと。今からタメ口モード突入します」
「ははは、だから何それ〜笑笑」
こうして時は経ち水族館の日が来た。
よし準備オッケーだ。俺は少しオシャレをして行った。でもまだ何か少し緊張するな。てかこれってもしかしたらデートなのか!?など思っていたら近くか、声がした。
「優斗君ごめーん。また待たしちゃった〜」
「いや大丈夫だよ。俺は集合時間より早く来ているから今の時間に来るのが普通だよ笑。じゃあ行こう」
「そうだね。行こう!!」
俺も桜さんも、水族館は小さい頃に行ったぐらいだったので楽しみだったのだ。
「うわぁ~〜!!あの大きい魚何!?」
「多分あれはジンベイザメだよ。サメの中で一番大きなサメだよ。やっぱ実物は図鑑と全く違うなぁ〜」
「あれってサメなんだ!?初めて見たよ」
そんな話を2人でして水族館を楽しんでいた。
「はぁ~ちょっと休憩〜」
「流石に遊びすぎたな〜」
2人で休んでいると突然桜さんが言った。
「ねぇ」
「ん?どうした?」
「私すっごい今楽しいよ。優斗君のお陰でね。でも来週の花火大会でお別れってなるととても寂しい気持ちになるなぁー」
彼女は明るく言っているが、顔はとても寂しい気持ちだった。俺もこんな楽しいことが後少しで、なくなると思うと涙が出そうだった。でもここは桜さんを楽しませる場だ。俺が慰めなければいけない。
「………それは俺もすっごく寂しいよ。だけど俺と桜さんの関係は終わらないでしょ!!遠くに引っ越したとしてもまた会える機会はあるし、寂しくなったらいつでも電話できるでしょ!?」
と俺は必死に思いを伝えた。
「優斗君。君はやっぱり面白い人だね笑。なんか寂しい気持ち、ちょっと和らいだよ。ありがとね」
「よかったよ。そろそろ電車が来る時間だ。行こう。」
俺は格好つけて桜さんに言ったけど、本当は俺も寂しい。いつでも電話はできると言っても、いつもの登下校の会話はなくなるのだ。
「じゃあ優斗君。次のデートは花火大会だね。また明日!」
「え?今なんて?」
「ふふっ。さぁなんて言ったでしょう?」
そう言いながら彼女は帰ってしまった。(デートだと?デートってカップルってことだよな?え俺達付き合ってんのか!?)こんな事を考えながらも次の日にはいつもの会話に戻っていた。
「てか桃最近元気してる〜?」
「桃は家中走り回って元気と言う言葉以外ないよ笑」
こんな会話も今週の花火大会でなくなるのだ。
胸が苦しくなる。そして遂に花火大会がやってきた。
俺は過去一番のオシャレをして行った。
やはり明日で引っ越しと言うこともありいつもより緊張した。(今日はいつもより早めに行こう……)と思い集合場所に向かった。すると、そこには浴衣を着た桜さんが待っていた。俺は心臓が今にでも飛び出そうだったが勇気をだして向かった。
「桜さん、ごめん待たせた!浴衣めっちゃ可愛いね!!」
「でしょー!!優斗君倒れちゃうんじゃないかって心配だったよ〜笑」
その通りである。ぶっちゃけ今も可愛すぎて倒れそう。そんなことを思いながら俺と桜さんは花火の見える所に向かった。
「ここら辺かな?桜さん。シート持ってきたからここに座って」
「優斗君優しいね〜笑。ありがとう。」
しばらく2人で雑談をしていると、彼女は突然俺の左耳に近寄って何か言った。俺は左耳が聴こえないからなんて言ったのか分からない。
「 」
「え!?何々!?なんて言った!?」
俺は突然すぎて動揺を隠せなかった。
「さて、なんて言ったでしょう〜笑」
そう言っていると、とても大きく、綺麗な花火が上がった。
「きれいだねぇ〜」
「そ、そうだね」
俺は先ほどのことがあり動揺していた。
「てか花火って、情熱的な恋って意味もあるらしいよ〜」
突然桜さんは言った。俺はずっと動揺していた。全く情けない男だ俺は。
「そうなんだ。まるで俺達みたいだね」
格好つけて言ってしまった。なんてことを言っているんだ俺は。でも後悔の感情はなかったのだ。これを聞いた桜さんが少し驚きながらいった。
「そうだねぇ〜。まるで私達みたいだ」
俺はとても嬉しかった。言葉に表せと言われれば難しいが、とても嬉しかった。心がふわふわしていた。
そして花火も終わり、桜さんと最後のお別れをしようとする。
「優斗君。今まで本当に楽しかったよ。私の人生で一番楽しい1ヶ月だった。ありがとね」
桜さんはそう言って去ろうとした。でも俺は言った。
「待って!!」
「どうしたの?」
「明日また少しだけでも会えないかな?明日もう一度会いたいんだ!」
俺は桜さんがいなくなるのが嫌で明日もう一回会いたかった。
「優斗君ならそう言うと思ったよ笑。いいよ。明日駅で待ってるね。そこで私達は本当にお別れだよ」
「ありがとう」
こうして俺と桜さんは家に帰った。俺は、「最後の言葉どうしよう」などよりも「もう一度会いたい」の気持ちしかなかった。俺は初めて女子と仲良くなったし、こんなにも気軽に話せる人はいなかった。何もかもがだめで、全て諦めようとしていた俺が、彼女のお陰で人生が楽しくなったのだ。だからお別れなんて悲しすぎる……。俺は眠りにつけなかった。
朝がきた。桜さんとはこれで最後の日だ。俺は駅まで走って集合場所の所まで向かった。
「はぁはぁはぁ。少し休憩するか」
飲み物を買い椅子に座ろうとした途端、彼女が現れたのだ。
「優斗君。おはよう」
いつもの優しい声だ。でもこれで最後だ。俺は涙をこらえるのに必死だった。
「桜さん」
俺が名前を呼ぶと彼女はにっこり笑った。
「俺、桜さんに多分惚れてたよ。こんなにも気軽に話せる人はいなかった。正直俺自身、人と喋るのが嫌だったんだ。でも桜さんと出会ったことで俺変わったよ。人と関わることの楽しさや、大切さが分かった気がするんだ」
俺が必死に桜さんに言うと、桜さんは言った。
「多分私も優斗君のこと惚れてたよ。最初に出会った時自転車の後ろに乗せてくれたのは本当にかっこよかった。そしてこの1ヶ月君と私の関係はとても楽しかったし、君は本気で私を楽しませようとしてくれた。
本当に嬉しかったよ」
桜さんは涙をこらえていた。たった1ヶ月だ。でもその一ヶ月間で俺の人生が変わったんだ。
「優斗君、そろそろ行かなきゃ」
桜さんは行こうとする。
「待ってくれ!昨日の花火大会の時になんて言ったかだけ教えてくれないか?」
そして彼女はこう言った
「愛してる」
面白かったですか?恋愛など一切したことない学生が書いてみました。よかったらリアクション等よろしくお願い致します。




