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6話 ユピネ・クローフィル

ヒロインの一人称として、描いてみましたがとても、むずかしかったです。ユピネ・クローフィルの過去とヤンデレ化です。次の話が終わったらやっと本編に進みます。

西の大陸の森にはエルフの国『エシュタイン』があります。私はそこで育ちました。そんなある日、私は森の中が気になり、森の奥へと入りました。そのき“彼”

と出会いました。それが私とレノン・ラスクール初めての出会いです。


私は、他のエルフと比べて耳と目が優れており、弓の扱いも上手かったです。おまけに風の大精霊であるシルフが憑いて、神童と呼ばれていました。

しかし、同世代の子は私の力を畏怖し、腫れ物のように扱われました。私は何時も一人でした。


ある日、いつものように森に入ってると、一人の男の子を見つけました。彼はどうやら、道に迷ったようで、なんども、同じ道を行ったり来たりしたり、木の根によく躓き可愛らしいと思いました。


しばらく見守っていると、フォレストトカゲの群れに出会っていました。助けようと、背中に背負っている弓に手を掛けるとフォレストトカゲが短い悲鳴を上げて、飛んでいきました。


彼は手に持った槍で、フォレストトカゲを流れるよう、倒していきました。思わず見惚れれてしまうほどに美しく強い槍さばきでした。


「すごい…」思わず声が漏れてしまいました。しかし、彼は気づかなかったようで、安心しました。


しばらくして、先ほどよりも数の多いフォレストトカゲの群れに遭遇し、上位個体のフォレストサラマンダーもいた。

しかし、彼は臆することなく。群れに立ち向かってゆく。さすがの彼もあまりの多さに疲弊している。

そして後ろへの注意が散漫になったとき、フォレストトカゲが後ろから襲いかかる。彼は前方のフォレストトカゲを倒すので精一杯で、攻撃を受けるしかない。

見ていられず助ける。


弓から魔力で作った矢を2体のフォレストトカゲに向けて放つ。

「グゲッ!?」彼に夢中で無防備にさらされ、気づく間もなく射抜いて、絶命する。


「私も手伝います!」「ありがとう…って、誰!?」

「前に集中してください!」「う、うん、わかった」

私はフォレストトカゲを4体一気に弓で射て道を作る彼は私の意図を汲んだようにそこに走り出し向かってくるトカゲを回転して斬り崩し、その勢いのままフォレストサラマンダーに槍を突き刺す。

「ギャァ」短い絶叫とともに、片腕を貫かれ、もぎ取れる。


バク宙をしたところに私が丁度弓を射て、フォレストサラマンダーを脳天を貫く。彼は空中に浮いている間に腕を振り抜き、フォレストサラマンダーを大きく切り裂き、槍を回転させ、突きの動きにつなげ、見事にフォレストサラマンダーを貫いてみせる。


「ありがとう、あ、そういえば君の名前は?」そう言って赤色の双眸がこちらをじっと見つめてきました。

「私の名前は、ユピネ・クローフィルと申します。」

「その耳、もしかして、エルフ?」「はい、そうです。先ほどの戦い見事でした。」「あ、ありがとう」そう言って照れたようにほおを掻く姿がなんとも可愛らしい


そうして、少し会話をした私たちは街に向かって歩き出しました。ほんとに、道に迷ったようです。街に行く途中もいろんなことをしゃべりました。

名前はレノン・ラスクール。年齢は私と同じ7歳、そして、どうして迷ったかについては、いつもと違う場所で鍛錬をしていたら、道に迷ったそう。なんとも彼らしいと思いました。


街に行ったら、彼は私から離れていくのだろうと思っていましたが、どうやらそうではなかったらしいです。しばらくたっても彼は他の人とは違い私のことを普通の人と同じように接してくれました。恋愛経験の乏しい私はすぐに、彼のことを好きになりました。


そして、彼は帝都にある魔法学園に通うようです。

「私とはお別れですね。」「え?ユピネも一緒魔法学園に行こうよ」うれしいことを言われ涙がこぼれそうになりました。

「いいのですか?私と行っても」「そんな事言わないで、一緒にいこう!」力強く説得され、私はすぐに両親を説得し行けることになりました。





数年後、魔法学園に行った私は、レノン以外にも3人友人ができました。彼女たちはとても強く、私のライバルになりました。


学園生活はとても楽しく、己を十分に高めることができました。そうして、学園を卒業した私たちはもう1人レノンの昔からの知り合いのソフィア・アルファルドを加え5人のパーティー《五芒星》を結成しました。





冒険者を続けAランクパーティーへと昇格した私たちはとある、ダンジョンへと調査で来ました。


「おーいレノン何やってるんだー?早くこっちに来ーい。」


ソフィアが呆けているレノンを呼びました。


「ほんとだよ、まったく…ここはダンジョンなんだからしっかりしてよね」


呆れたようにそれでも、愛おしそうにベレスが言いましたが、呆れてることしか伝わってないみたいです。



「まったくですよ、レノン。ダンジョンでもここはAランクダンジョンです。気を抜いてはいけません!」 


私はと言うとレノンをしっかり注意しました。

そして、ここからが地獄の始まりでした。





レノンが吹き飛び、気絶した。とっさのことすぎて反応できなかった。

「レ、ノン?」

わずかにつぶやくことしかできませんでした。


そして、ソフィアが真っ先に赤灼竜に突っ込んでいきしました。私は遅れて、弓を放ちました。そして、シルフの力も借りて、赤灼竜と懸命に戦いました。


しばらくして、ソフィアがふっとばされ、前線が崩れ

壁と尾に阻まれブレス攻撃を許してしまいましたが、シルフが、ブレスをわずかにそらし直撃は免れましたが、かすって、血まみれになってしまいました。


(このままじゃレノンが……シルフ、レノンを…守って、力を貸してあげて)しばらくは私の周囲を飛び交っていましたが、私の言葉に頷きレノンの方に手助けに行ってくれました。


そして、レノンはあちこちが目を向けられないほどにひどくなった体を魔力でつなぎ、ソフィアとレレスを担ぎシズの方に運びました。


必死に体を起こそうとしていると、眼前に尾が迫って死を覚悟しましたが、レノンが私を体当たりでとばし庇ってくれました。


「レノン!」


短い悲鳴を上げて、崩れ落ちますが何とか耐え転移石をこちらに投げてきました。


今までに感じたことのない喪失感が急に襲ってきましたが、体は言うことを聞いてくれません。

「レノン…やめてください…一緒に行こうと言ってくれたのは、あなたでしょう!どうして…」頭の中がかき混ぜられたような感覚がして、視界がぼやける。




そして赤灼竜に駆け出し数秒の膠着後弾き飛ばされたレノンを見た私の心はスンと冷え、赤灼竜に激しい殺意が湧きました。



「レノン…アイツのせいでレノンが…いや、わたしの、せい?レノン…どうして…」しかし無情にも体は言うことを聞いてくれず、ただただ歯噛みすることしかできない自分に怒りが湧いてきました。



「レノン、レノン、レノン、レノン、レノン、レノン行かないで、私の元からはなれないでよ!!」視界が真っ赤に染まり、何も考えられなくなる。そうしているうちにも時間は進む。



転移陣が光り輝き、レノンが笑いかける。「生きて」その笑顔を見た途端、何かが弾け飛ぶ。



ダンジョンの前に戻った私はレノンのことしか考えることができない。「レノン、レノン、レノン、レノンレノン!必ず私が…助けますよぉ、待っててくださいね

そうして、新たなヤンデレがまたまた、生まれた。

読んでくれてありがとうございます。

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