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26話 収束するヤンデレ戦争

どうしてこうなった…ほんとに一体どうしてこうなったんだ!突然リスが国家戦力級だって言いだすし、そこから全員で戦って、なんで急にユピネが暴走してリズとノアにふいうちかましてそこから乱闘になってるんだよ…勘弁してくれ…これ以上は胃が持たないし結界も壊れて周りに迷惑がかかるし、最悪警備隊に捕まるって…情報量が多くて何が何だかわからない。


「あれ?なんかいつの間にか喋れるようになってる」

先程まではリズの魔道具で喋れなかったがいつの間にか喋れるようになっている。しかし、拘束は続いたままで動こうにも動けないので芋虫のような動きになる。

ていうかそろそろやめさせないとやばい。


そして、芋虫のような動きで3人のところまで行く。

「リズー、ノアー、ユピネー、もう止めてーー!周りに迷惑だよーーー!」声を力いっぱい張り上げる。

すると3人はいっせいにすごい形相でこちらに振り向き「お兄様は「「レノンは黙ってて!」」」「ヒエッ、はい…ごめんなさい」一瞬で敗北して思わず謝ってしまう。恐ろしや女の喧嘩は…怖すぎる。それにリズにまで言われるなんて、お兄ちゃんショック…


リズがボロボロのまま、ユピネを魔力収束女砲で撃ちながらノアに突っ込む。それに対しノアは片手で受けながらユピネに火球を放つ。ユピネは魔力砲と火球を魔力の矢で射って掻き消す。それはたった数秒の間に行われた。


俺は思わず目の前で繰り広げられる高速戦闘に舌を巻く、しかし、どうやらほとんどダメージのないユピネが優勢のようだ。しかもノアとリズをぶつけ自分は後ろから射撃するという立ち回りの高さを活かしてノアとリズばっかり消耗させていく。


早く止めてほしい。大好きな皆が喧嘩するところなんて見たくない。でも俺の声は届かない。一体どうすれば…

俺は未だに状況を処理しきれてない頭で必死に思案する。その間も3人はどんどん戦いを激化させていく。



「くっ、魔道具がほとんど壊れている今では劣勢ですね…」そう言いながらも力をだいぶ消耗しているが伝説の存在であるノアと凄まじい肉弾戦を繰り広げる。

「いやいや、私とまともに戦えてる時点でやばいよ」

ほんとにその通りである。しかし、ノアも全力の5分1ほどの力しか出せていないにも関わらずユピネの矢を避けながら国家戦力級と戦えるのは流石だ。


「◯す◯す◯す◯す◯す◯す◯す!」怨嗟のごとく殺意のこもった◯すを連呼しながらその殺意に等しいレベルの矢が的確にリズとノアの隙を狙い撃つ。恐ろしすぎる、この暴走エルフ。



「あれ?レノン?」どうやら隣にいたらしい気を失っていたベレスが目を覚ます。その青い双眸はレノンを熱っぽい目で見つめていた。


「あ、ベレス起きた?大丈夫?どこか悪いとこない?」ブフッwww、おっと失礼、芋虫のようにクネクネしながらベレスを心配するというなんとも滑稽な姿に思わず笑ってしまった。


「レノン、リズとノアは?」どうやら、自分が気絶した後のことが気になったようだ。その問いに対して俺は「あっち見て!やばいんだよ!止めないとだけどとうすれば…」未だ激闘を繰り返す3人を見ながらベレスに状況を説明する。


「なんでユピネが???」と頭にたくさんのはてなマークを浮かべる。たしかに。起きて、正面見たらさっきまで共闘してたのに急に闘ってるなんて意味がわからないよね。




「ユピネは何をやってるの?」シズとソフィアが起きたようだ。確かな足取りでこちらに近寄ってきた。

そして俺は先ほどベレスと同じように説明をする。


「何やってるの?」「ユピネ、バカ」ほんとにそうなんだよ。何やってんの馬鹿じゃないの?ていうか馬鹿はシズもベレスもソフィアもなんだよね。街なかでドンパチやり合うなんて馬鹿すぎるほんとに。


「あ、そうだ!いいこと思いついた。」「何を?」シズが聞いてくる。おぉ、珍しいなシズがこんな食い気味に聞いてくるなんて


「簡単なことだよ俺をあそこまで飛ばしてくれない?」とまた、言葉足らずを存分に発揮して、皆の雰囲気が怖くなる。「レノン…駄目だよ…」「離さないって言ったでしょ」「あれ無視して式あ、モゴッ!?」三者三様な反応をする。シズがなにか言いかけたけど何を言いたかったんだろう?「シズ何か言っ…」「「何も言ってないよ!」」ベレスとソフィアが食い気味にかぶせてきた。ほんとなんなんだ?


だがそんな事より、目先の問題だ。俺の胃が破壊するかしないかはここ、今この瞬間にかかっている。

「とりあえずお願い!」3人に申し訳ない表情と懇願する表情をする。


「んぐっ!?」「はぅ!」「っ!!」なんか少し顔が赤くなった。どうしたのだろうか?

「大丈夫?どうしたの?顔が赤いけど」

「「「何でもないなんでも」」」おお…仲いいなここまで綺麗にハモるなんて。「わかった。私が飛ばす。」と言ってシズが俺を抱きかかえる。なんか心なしか近すぎる気が…ていうか抱きしめてるね。でも、飛ばしてもらうこっちとしては文句は言えないけど。


「じゃあ、お願いシズ」「分かった」と短く返事をして俺をぶん投げる。って速!速すぎる。シズまた強くなってる。


丁度3人の間くらいに入れた「皆争うのはもう止めて!」と言う。咄嗟のことで3人は丁度全力の一撃をお互いに放つところだった。ちょっと待って。え?やばいんだけど俺当たるって。やるしかないな…


[魔力集中・硬]を3箇所ピンポイントで発動しそこで3人の攻撃を受ける。


衝撃が体を伝う。ダメージがやばすぎる。攻撃を受け入れずにまともに入ってしまう。嘘だろ…ローレンスの攻撃防いだというのにどれだけやばいのこの攻撃

「ガハッ、ゲホッ」思わず血を吐いてしまう。


あーやばい、これあの時と同じだ。今度こそしぬか、も。


「レノン!」「お兄様!?」と皆が心配する声が聞こえる。そうだ俺はまだ死ねない。皆が俺を心配したんだ。迷惑かけたんだ。だから意識を、タモ、たない、と…


レノンはまた意識を失った。

レノン…大丈夫か!?

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