文句は多めな息子
息子は高校で美術コースを選んだのに、美術の実技に毎回文句を言う。
モチーフを決める時、「思いつかない」と言う息子。
先生は親切にいろいろ提案してくれるけど、息子にとってはそれがちょっと違うらしい。
息子は「考えたけど出なかった」タイプの“思いつかない”。
何案か頭の中で組み立てて、でも納得できなくて全部ボツにした結果、「思いつかない」になる。
先生はそんな事情は知らないから、優しく寄り添ってくれるけれど、息子は心の中で「そういうアドバイスが欲しいわけじゃない」とつぶやいている。
難儀な息子だ。
文句も聞き飽きた私は「分かっていたことやん」と軽く相槌を打つけど、その相槌にもクレームがついた。
「何度も言われると、そろそろイラッとする」とのこと。
その後理屈の応酬が続いた。やれやれ。
思えば中学3年のときも、美術の課題が「面白くない」と言って、自分の好きなことをして過ごしていた。
だから私は、息子は美術全般が好きなわけじゃないと思っている。
でも高校の美術コースには、こだわりの強い子に理解がある先生がいて、そういう意味では悪くないと思っていた。
しかも半年でコース変更も可能な高校だから、とりあえずの入り口としては良いかなと。
だけど、高校に入ってから息子はまさかの勉強全開モードに。
だからこそ、今は美術の実技が「時間の無駄」に感じてしまうらしい。
そして今日の息子の格言。
「勉強してると、罪悪感がなくていい」
時間を無駄にしてない感じがするんだって。
……ほんと、難しいけど面白い。




