交際費はケチらない人間でありたい
不登校だった息子には特に、「お小遣いがないから」と言って、友達とのお出かけの機会を逃してほしくないと思っている。
もちろん、お金がなくても遊ぶ方法はいくらでもある。
でも、友達がお小遣いを貯めて「たまの贅沢」としてラーメンに誘ってくれるようなときに、息子が断るようなことになってほしくない。
だから私は、交際費はその都度渡すようにしている。
遊びといっても、公園でただずっとおしゃべりする日もあれば、図書館に一緒に自習しに行く日もある。
でも、そういう何気ない時間や、外での行動こそが――
不登校中にスマホから得た知識で頭でっかちになっていた息子にとって、リアルな経験として身についていくのだと思う。
私自身も、交際費はできるだけケチりたくない。
息子が不登校になった当初、私もネットで「不登校」と検索しまくった。
でも、私の心にストンと落ちてきたのは、人から直接聞いた言葉だった。
友達、ママ友、教育センターの先生、同僚、家族。
人と会って話す中で、私は息子を理解するヒントをもらえたし、ストレス発散にもなった。
もちろん、これはあくまで私の場合の話。
本を読む方が落ち着くという人もいると思う。
やり方はそれぞれでいい。
でも私は、人と会って話すことで気づけることがたくさんある。
だからこそ、その機会を減らしたくない。
交際費は、私にとって“心を整えるための大事な資金”だと思っている。
話すことが好きな息子にも、人との時間を大切にしてほしい。
経験や会話の中で得られるものは、スマホからだけでは手に入らないと思うから。




