表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/69

弁当箱出さない問題

食べ終わった弁当箱を出さない。

空のペットボトルや缶を捨てない。

ゴミをゴミ箱に捨てない。


私の周りでも、こういう話はよく聞く。


その中でも「弁当箱を出さない問題」はけっこう深刻だ。

ただ食器を下げてくれないより、タチが悪い。

密閉された弁当箱は、数日寝かすと異臭を放つ。


もちろん、世の中にはちゃんと弁当箱を出す子もいるだろう。

毎日きちんと出してくれて、「ありがとう」なんて言ってくれる子もいるかもしれない。

自分で洗ってくれる子も、自分で弁当を作る子さえいるかもしれない。


…まぁ、キリがないけれど。


我が家の場合は、こちらから声をかけても、出してくれないことが多い。

過去には息子とこのことで何度も戦ってきた。

中学進学のタイミングで、「弁当箱を出さないなら、弁当は作らない」と宣言したこともある。


そもそも私は、料理が得意なわけじゃない。

私たちの地域では当時まだ中学に給食がなく、有料の宅配弁当を頼むか、家で弁当を作るかの二択だった。

私は息子に「たまには宅配弁当も利用させてほしい」と伝えた。


慣れない中学でイライラする息子。

慣れない弁当作りに時間に追われてイライラする私。

今思えば、完全に悪循環だった。


思い返せば、息子が小学校低学年の頃。

中学生の子どもを持つママ友が「弁当箱を出してくれない」と嘆いていた。

そのときの私は、「出さないなら、作らなきゃいいのに」と軽く言ってしまった。

でも、現実はそんなに簡単じゃなかった。


私が弁当作りに慣れる前に、息子は不登校になってしまった。

その後、中学3年生になって再び通学する頃には、学校に給食が導入されていた。


そして高校進学。週3日だけの通学、しかも2時間目スタート。

これなら私も頑張れそうだと思い、今のところ弁当を作っている。


中学時代の短い弁当期間での失敗──豚肉の油が固まっていた、などの反省も踏まえ、気をつけながら作っている。


「弁当箱を出して」は、今も言っている。

でも、出さなくてもガミガミ言うのはやめた。

私のタイミングで洗いたいときに、息子のカバンから抜き取ればいいだけの話だ。


これに賛否はあるだろう。

でも私は、戦うのをやめた。


戦っても疲れるのは私。

そして、弁当箱を出せない子には、たぶん出せない理由やタイミングがある。

交換条件を出してもうまくいかないことは、経験で知っている。


だから、今は願うだけ。

そのうち、言われなくても弁当箱を出せる息子になってくれたらいいなと。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ