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オープンな強迫性障害

息子にはごく軽度の強迫性障害がある。

私の中での「強迫性障害」のイメージといえば、家の鍵をかけたか気になって何度もドアノブをガチャガチャしたり、手を何度も洗い続けたりするようなものだった。


息子がいつから自分の症状に気づいていたのかは分からない。でも、私自身も気になると止まらなくなるところがあるので、あまり深く気にしていなかった。


中学3年の時、心療内科でのやりとりを聞いていて、初めて知ることがあった。例えば「ペットボトルの蓋を閉めるとき、何か違和感があって、15分ほど蓋と格闘した」というようなこと。正直驚いた。


少しずつオープンになっていった息子は、今では「今、強迫性障害が発動中だから放っておいて」と宣言する。カーペットの端っこを足の裏でいつまでも触っていたり、ドアノブを何度もガチャガチャしたり。パソコンのキーボードにも、「発動したときに押しまくるキー」が決まっているらしい。


心療内科の先生によると、重度の場合は「お風呂から何時間も出られない」なんてこともあるらしい。それに比べたら、息子の状態はごく軽度。


ごく軽度の自閉症にしても、強迫性障害にしても、診断がついたからといって何かが急に変わるわけではない。それは、本人を理解するためのひとつの手がかりでしかない。息子にとっても、自分を知り、確立していくためのヒントになったのかもしれない。


中には、子どもの特性を親が認めたがらなかったり、本人がそれを受け入れられなかったりする話も聞く。本人が「自分を知りたい」と思うようになるタイミングはそれぞれだ。

もし本人が苦しんでいるのに、親がそれを認めず、否定し続けるようなことがあったら、それはとても悲しいことだと思う。


うちは、わりと遠慮のないオープンな家庭だと思う。もちろん、家庭にはそれぞれ事情があるし、みんなが同じではない。ただ、家の中でまでずっと気を張っていないといけないような空気だと、お互いにしんどくなってしまうと思う。


「人それぞれ」でいい。

でも、自分らしくいられる時間や場所が、せめて家の中にあるといいなと思う。

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