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良い予感
息子の通う高校は、週3日通学型の単位制通信高校。
体育の授業は週に1回だけ。他のクラスの生徒と一緒に行う。
フットサルの授業で、先生から「周りの子と組んで」と指示があった。
息子はたまたま後ろにいた子に、「やろうぜ」と声をかけた。
その彼が、息子にとってこれから気になる存在になっていく。
彼は、集団で群れなくても、一人でも自然にいられるような雰囲気を持っていた。
先生の話を真面目に聞くわけでもなく、かといってふざけるわけでもない。
そんな彼とは、息子もストレスなく一緒に練習できたらしい。
授業が終わると、その彼は息子に「今日はありがとう」と声をかけてきた。
そして、握手を求めてきた――と思ったら、それは普通の握手ではなかった。
ハイタッチの位置で、手を握る。まるで海外の選手がするようなスタイルだった。
その瞬間、息子は「この子、面白いな」と感じた。
そして「友達になりたい」と思った。
「次も一緒にやろうぜ」
二人はそう言い合い、別れた。
昨日は、2回目の体育だった。
また彼と組むことができたらしい。
そして、さらに交流を深め、ラインも交換できたそうだ。
「喋れば喋るほど面白い」
息子は、この高校で初めて、「関係を築いていきたい」と思える友人に出会えた。




