表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/69

誰かと比べること

中学二年生の頃、息子はネットで目にした「どうしようもない人たち」のことをよく話していた。

自宅警備員という言葉も、息子から教えてもらった。

正直、あまり聞いていて気持ちの良い話ではなかったが、なぜそんなことに注目しているのか尋ねると、息子は「こうはなりたくない」という気持ちを自分の中で育てるためだと答えた。

要するに、反面教師として見ていたようだった。


息子は、自分の可能性を信じたい気持ちと、逃げ続けたい気持ち、そして単純にゲーム漬けの毎日が楽しいという気持ちとの間で戦っていたらしい。

正直、良い方法だとは思えなかったが、それが息子なりのやり方だったし、私の常識で計ることができるものではないと感じた。

だから、そのまま見守ることにした。


振り返ると、高一になった今、息子はその手の話をしなくなった。

確かに、他人と自分を比較して「自分はマシだ」と思うことは決して褒められた行為ではないが、息子にとってはその時期が必要だったのだろう。


また、息子からあまり好きではないクラスメイトの悪口を聞かされることが私にとっては苦痛だった。

私が「その友達がどうであれ、あなたの価値は変わらない」と伝えても、息子はそれを否定した。

「それが言いたいわけではない」と。息子にとって、その時期に行っていた行為は、何かのために必要だったのだろう。そして今では、息子にとって必要ではなくなったものだ。


今、息子は自分を高めるような話をたくさんしてくれる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ