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息子について
私は素人なので、正確じゃないことも書いてしまうかもしれません。あしからず。
これは、私の息子についての記録です。
思春期、反抗期、本人の特性、早熟な性格、そして環境──さまざまな要因が重なり、中学1年の早い時期から不登校になり、引きこもりがちになりました。
自分の殻に閉じこもるような日々。
昼夜逆転を繰り返し、お風呂に数日入らないことも。
四六時中ゲームに没頭し、謎の外国人と通話したり、突然奇声をあげたりすることもありました。
食事も部屋でひとり。
髪も伸び放題。
外の世界と断絶されたような状況でした。
そんな期間を経て、中学2年の冬ごろから、少しずつ殻を破りはじめました。
今ではむしろ突き抜けたように、中二病をこじらせつつ、通学型の通信制高校に通う高校1年生になりました。
ごく軽度の自閉症と強迫性障害の診断もあります。
私は「賢いタイプの自閉症」と呼んでいます。
息子の中学時代のエピソードや、現在のこと、そして私自身の心の動き──
そんなことを、これから少しずつ綴っていけたらと思います。