反省
ベリリテの表情が変化する。
この時にコベセルが何かを感じた。具体的な何かに対してどうこうする。そんな具体的な表現で表すことが出来ない感覚は、もしかしたら彼の語彙力に問題があったのかもしれない。
せれでも彼なりにナニが問題だったのか?について考えるためにベリリテ呼び出すまでを振り返ってみた。すると…。
何故か不思議と、自分が何か急いでいるように感じた。
客観的に見て追い詰められているようだ、と感じたのだ。それと同時に、このままではいけないという思いが彼に襲いかかる。
問題はここだけじゃない。この後まだ…。
いや、ここはまず状況の把握から始めた方が良いだろう。ここにきて今更だと思うかもしれないが、そもそもが本来なら隣国の出兵自体が単なるイベントで祭りに付き合わされる煩わしさから遠征を拒否していただけで、こんなことになるなら率先してここに来ていたんだ。
「どうすれば、とは?」
吐き出すことが出来ない不満を積み上げ高みを目指すコベセルにベリリテが問い返す。
「ん。ああ、すまなかった」
ベリリテの言葉を聞いたコベセルが、自分の得た情報を話し始める。これを聞けば的確な対応が出来るはず。あいつがいた時はいつもそうだった。だから今回も大丈夫。
状況を全て伝えたコベセルがベリリテの様子を伺う。彼はそう、何か思案しているように見える。
少し伏し目がちに視線を外す彼の言葉を待つコベセルは、何故だか少し緊張していた。
「で?」
残念ながら放たれた言葉はコベセルの思っていたものとは違っていた。




