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REHASH  作者: G-Ⅲ
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不幸、まとめ

 ちょっと相談させてください。

 思わず声に出してしまいそうな言葉。かろうじて飲み込んだヤクダイの目の前で繰り広げられるのは兄妹弟子の争いだった。

 ふと思えば、順風満帆とはいかないまでもそこそこの成果を出してある程度認められていた国を追われた挙句、この状況?

 私はそんなに悪いことをしたのでしょうか?

 思わず弱気になったのは、精神力の劣化も要因の一つかもしれない。

 そんな彼女に新たな不幸(しれん)が降りかかる。


 手を拭った時、ジャスティウスが少し嘲笑し(わらっ)たように感じたクフェナはその羞恥を打ち消すように彼の頬を叩く。

「ぃやっ、なっ!」

 予想外の出来事に戸惑い、焦った彼は余裕を示すつもりで言い放った。

「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディ」

 これが彼の不幸の始まりだった。


 年甲斐もなくカッとなてジャスティウスを叩いてしまったが、一部では冷静に周囲を観察し、ヤクダイの様子の変化には気が付いていた。

 そこで素早くサインを送る。

 これを受けたコゴトウがヤクダイへ

「申し訳ないんですが先に…」

 言い終わらないうちに彼女がその場を離れる。その俊敏さ、反応の良さにコゴトウは彼女への評価を上げたのだった。


 …腹が痛い。

 目の前で繰り広げられるクフェナ達の言動より、いま集中すべきは自身(ヤクダイ)の括約筋に対するコントロールだ。

 これが第一の修羅場。

 そして、クフェナのサインと同時に強力な波動を感じたヤクダイは奇しくもコゴトウの発言と同時にその場を離脱する。

 誰もいない場所へ!

 と。


 ヤクダイが離脱し、残された者たちの緊張がゆっくりと満たされていく。

 そんな状況で不自然な暗雲が広がり始めた。

 後で聞いた所によれば、寸前に空へと昇る光の柱を見た者が複数人いたという。

 誰もがこの状況に気を取れられたように思えたのだが、隙をついたクフェナがジャスティウスへと接近し、脇腹に寸勁を放つ。

 対するジャスティウスも油断なく対策していたのだが、あまりの痛みにひざを折る。

 システマの呼吸を駆使し、必死に平静を装おうとするが痛みが和らぐことは無かった。


 少し長いのでわけます。

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