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REHASH  作者: G-Ⅲ
27/185

問題

 ジェロノが出兵してから四日が過ぎ、ペリニシアとの国境まではあと半分ほどの距離、といった所で問題が起こった。

 食料の供給が途絶えてしまったのだ。

 本陣には幕僚たちが集まり、この事実に困惑している。

 いままでのペリニシア遠征で、こんなことは一度もなかったからだ。

「たかが盗賊ごときに何をやっている!」

 ジェロノは苛立ちを隠そうともせず、補給部隊長であるノッピドを責めている。

 彼は幕僚たちの前で罵倒され、これ以上ないほど申し訳無さそうな顔をして見せるが、許してはもらえなかった。

「で!?」

 どうするつもりだ?と執拗に追い詰められたノッピドは、盗賊からの食料奪還を提案する。

 しかし、居場所もわからない相手を探している余裕は無いと、即座に却下されてしまう。

 仕方なく、王都へ救援物資の要請を口にするが、これにはジェロノが激昂した。

 プライドの高い彼は、食料を奪われて助けを求めるなど出来なかった。

 なぜうまく行かない?湧き上がる怒りは収まらず、ノッピドに罵詈雑言を浴びせ続けていく。


「どうすれば良いか教えてやろう」

 ようやくストレスが発散されたのか、椅子に深く座り直すと現地調達を指示した。

 驚いた幕僚達が、一斉に彼を諌める。

 今回の出征は、例年と変わらない訓練のようなものだ。

 それなのに守るべき民からの略奪し、飢えさせるなど出来るはずがない。

 多くの反対を受けても釈然としないジェロノは

「では、領主を呼べ。領内の治安を守れない責任を取らせる」

 そう言って奥へと引っ込んでしまう。

 残された者たちも、一人、また一人と自分の陣に戻っていった。

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