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REHASH  作者: G-Ⅲ
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冒険者

 ダイアが冒険者組合の受付で参加料の支払い登録済ませた後は、併設されている教会支部で加護を受けるためにまた金を払う。

 加護、といっても紙に文字が記されているお守りが貰えるだけなので、助祭が常駐している訳ではない。いい値段を取る割にはおざなりな対応だ。

 手続きを終えるた者たちは皆、奥の扉へと進んで行く。

 彼も後に続き、扉の係員にさっきのお守りを見せると奥へ進む。

 待機をするための建物は体育館ほどの大きさで、既に数人が思い思いの場所に荷物を置いてくつろいでいる。見知った顔は無いようだ。

 それ以外にも荷物がある所を見ると、屋外にもいるらしい。ダイアは裏に出る扉から外に出てみることにした。

 扉を開けると何やら騒がしい。数カ所でモメているようだ。けれどこれもよくある風景と言うやつで、とりあえずその一つに近寄ってみた。


「俺が誰か知ってんのか!」

 大声で叫びながら胸ぐらを掴んでいる若い男と、その後ろに二人ほど取り巻きのようなのがいた。そんな四人を囲む人だかりは、彼らを肴に酒を飲もうと集まったらしく、誰も止める様子がない。

 胸ぐらを掴まれた男の無反応ぶりに業を煮やしたのだろう。

 鼻息も荒く取り巻きを見て、アゴをクイッと傾ける。すると手下が

「こちらの方は、()()はじまりの村始まって以来の豪傑、ナウゼ様!そして我々が一番の子分、サニールとフロロだ!」

 満を持して放つ口上に、一番なのに二人いるじゃねえか!とツッコミが入ると、サニールが得意げに「同率一位なんだよ」と誇らしげに告げ、満足げな笑みを浮かべた。

 なぜか納得した野次馬の視線がナウゼに戻ると、膝をついて呻いている。どうやら紹介の途中でスネを蹴られ、痛みで悶絶しているようだ。

 戦意喪失した彼を見て興ざめし人だかりは、悪態をつきながら散っていった。

 サニールとフロロもナウゼを連れて撤収し、そこに残ったのはダイアと彼の見知った顔、シアリスだけになった。


「知ってる奴?だったら悪い事したな」

 その問いに首を振るダイアが、移転してしばらく経つから新しく入ったのかも?

 と答えると、シアリスは

「そうかもしれんな、それか、またどこかではじまったのかも?」

 そう言って少しだけイヤな顔をするのだった。

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