第4話 ドイツと異世界
「なぜ、私がこんなことを言ったのかというと、私の出身国であるドイツは、
2年前に異世界と通信することができたんです。
それから、一か月前に異世界から、急に連絡が来まして、日本にいる伊吹さん
あなたが、どうやら勇者適正?に該当したそうなので、異世界に来てもらいたい
とのことです。」
「なるほど、分からないことが分かった」
俺は、クラークにそういうと、クラークは、
「簡単に言いますと、伊吹さんが勇者になるので、異世界に行ってください」
と、言ってきた。
なるほど、分かった。
俺がそんなことを言っていると、沙月が
「それって、本当なの?」
と言ってきた。
そしたらクラークが、
「とりあえず、ドイツに来てもらいます。話はそこでします。」
と言ってきて、どかからか出てきたのかわからないスーツ姿の人たちに
眠らされてしまった。
気が付くと、俺はどこかの基地の中にいた。
クラークが言っていた通りだったら、ここは、ドイツだろう。
「おはようございます」
クラークが、防弾扉みたいな扉を開けて入ってきた。
「おはようございます」じゃねーだろ。
とりあえず、今の状況と、異世界についての説明を頼む。
クラークが話していたのをまとめると、
どうやら、ここはドイツの最重要施設で、ここで、異世界と通信できるらしい。
そして、このことは、国連も知っているらしい。
それで、異世界が滅びると、この国も滅びるらしい。
無茶苦茶すぎるだろ!
「要するに、地球を救うために、異世界に行って魔王を倒してこい。ということか?」
そう言うと、クラークは、
「そうです。その通りです!」
と言ってきた。
まじかよ。
そう思っていた矢先、クラークは、行ってくれませんか?
と訪ねてきた。
俺は、「まあ、異世界は少しあこがれてたし、国連が絡んでるんだったら、俺が断ったら社会から
抹消されそうだし、どうせ、行かない、といっても強制送還させられるんだろ?」
といった。そしたらクラークは、
「あなたの彼女である沙月さんはどうしますか?」
と、聞いてきた。
俺は、「沙月自身の事だから、沙月に任せるよ。」
と、言った。
俺は、沙月の部屋に通された。
てか、沙月もここにいたんだな。
俺は、沙月にすべてを話した。
そしたら、沙月は
しばらく考え込んだ後、
「私も行きたい」泣いていってきた。
やっぱりそう来たか。
俺は、できれば残ってほしかったが、泣きながら言ってきたから、
何も言えなかった。
こうして、なんやかんやあったが、俺と沙月は、異世界に行って、
魔王を倒しに行くことを決めた。