入学式
ピビピビピビピビ…ガシャン…ドン←時計が落ちる音
「ふぁーーーもう6時k……8時だと!!やべー遅刻する」
僕の名前はクロマディア=シルグ、今日からある学院に入学しようとしている……このままだと入学もままならないが。
ただおかしい事があるそれはは隣に起きている妹が撮影機片手に俺を見ていることである。
「にぃ、ごめん起こさなかった」
「なんで!?」
「にぃの寝顔撮ってたから」
「さらっと何言ってるだ!学校急ぐぞ!!着替えて。」
「分かった」
このブラコンこじらせて最早病んでる同い年の義妹クロマディア=スペルディーは可愛らしい笑みを浮かべながらその場で着替えた。……ん?
「妹様頼みますから兄の前で露出しないでくださいます。」
「……ダメ?」
「ダメに決まっているでしょう!!お兄ちゃん貴方をこんな子に育てた覚えはありません、さぁ早く着替えておいで。」
「分かった。」
「はぁまぁ八時十五分までだし、とりあえず朝食抜けば、どうにか間に合うか。」
「にぃ早く。」
「分かった今行く。」
玄関を開けると桜がまっていた。
「走るぞスペル」
「分かった」
僕が通う学校は直ぐそこまで迫っていた学校の印章であるアインシルブンスの校章が見えて来た
「間に合えーー」
「にぃ言ったら悪いけどまだ周りに人いるよ、落ち着いて。」
ーーーーー8時14分ーーーーアインシルブンス魔法学院高等部にてーー
「席はここと、何故妹様の席が後ろなんですかね?」
「母さんのコネ」
「だよねおかしいよね、兄妹って基本別のクラスだよね!!母さんまたスペルを甘やかして」
うちの母は、ここの学園長をやっている。この学校は魔法使いを育成する学校で、国王様が経営している世界でも有数の魔法学院である。
僕は今日を楽しみにして来た何故かというのは少しあとにしたいと思う。
ガシャン
出てきたのは凛とした雰囲気のある女性だった
「えー、今から自己紹介を行う私の名はアイシス=クロードだ今日からこのクラスの担任を勤めさせてもらうよろしく頼む。」
ゴン
うちの担任は頭を下げすぎたようだまえの教卓に頭をダイブさせていた。
(((プスフフフフ)))←クラスの何名かが吹き出した声
「うぅ…私は……急用を思い出したので職員室に戻る…グス私の理想の教師像が (小声)」
見た目と、性格が正反対の様だ、……かわいい…痛い
スペルが、背中をつねっていた。
「どうかしたのか、スペル?」
「にぃ、先生に欲情しないで、にぃには私がいる、胸はまだ発展途上だけど……満足させたげるよ?」
「何をだよ!?」
「にぃ、私恥ずかしい、けどにぃが望むなら」
「やっぱ良いです止めてください妹様」
聞いては行けない気がした。
「ヒューヒューって言えばいいのかな?」
隣に居た少年が絡んできた
「そのとおり」
「それは違う」
「ハハッ息がぴったりだね、話を聞いてたけど兄妹?それともそうゆうプレイ?」
「前者だよ、兄妹」
「そうなんだ名乗り遅れたね僕の名前はアルクロマ=デイシグマンス、まぁ長いし、気軽にシグマとでも呼んで宜しくね。」
「宜しく、俺の名前はクロマディア=シルグ、シルグでいい。」
「私はクロマディアスペルディー……スペルでいいよ……男なら大丈夫友人と認める、にぃに近づいてもいいよ」
「なんで、俺の周囲を男だけにしようとしてるの?」
「にぃ…さっきも言ったにぃには私が居る」
「いや、だめだから」
「むぅ…」
「面白いね君たち。」
ガシャン
ドン←担任が投げ飛ばされる音
「仕事をまっとうしてください、アイシスさん」
うちの母クロマディア(学園長)が現れた、
「うぅ、酷いよ、ミューちゃん」
先生はどうやら素に戻っていた。
「はっここは。」
「職務放棄許しませんよ、アイシスさん、失礼しましたA組の皆さんあと数分後に集会なので、模擬戦場に集まってください、貴方達が楽しみにしている物の説明をします、5分後集まってください。というわけで私はここで」
凛とした雰囲気を頑張って出していた。
ただチラチラとこっちを見てほほえんでいる点が気になったよ母さん。
ーーーー模擬戦場にてーーーーー
「えー、マイクテスマイクテス、テーステーステステステッ」
ゴン←司会が殴られる音
「失礼しました、これより集会兼ナンバーの選定の説明を始めさせていただきます。」
「「「「フォーーーーーー」」」」
「静粛に!!」
バタン←教卓を叩く音
「一度やって見たかったんだよねこれ(小声)」
丸聞こえだった。
「司会を勤めさせていただきます、私はバグラ=ソティスです、宜しく新入生諸君、こんな私でも一応生徒会書紀だからよろしく、まぁ長ったらしい挨拶も面倒くさいと思うから、ちゃっちゃと終わらせよう、最後に一つナンバーはほしいかー」
「「「「おぉーーー」」」」
「まぁ私からは以上後はくそばb…学園長先生の挨拶だよ。ちょっと待っ言葉のあy…」
ドン…バタン←生徒会書紀がみぞおちを決められ倒れる音
うるさかった生徒は全員一瞬で静かになった、書紀さん泡吹いてるけど大丈夫かあれ?
(シーーーン)
「はい、それでは学園長を勤めさせていただきますクロマディア=ラミュースです、皆さん知っての通りこの学園は世界に蔓延る悪、魔王や魔物などを殺す魔法使いを育成する機関です。ナンバーについては知っていますよね、ナンバーとは魔法使いの根本たる魔力の性質です、つまりナンバーとは、戦闘の決めて簡単に言うと必殺技のようなものです、あなた達にはそのナンバーを今から授けます今から5分後大図書館に来てください。
あなた達が望んでいた、ナンバーを得られるといいですね。」
ーーー大図書館ーーー
大図書館は、とても神聖な雰囲気漂っている、本が何冊も頭がいたくなるほど並んでいる。
「にぃ緊張しすぎ。」
「そりゃ緊張するよ、だって俺はいいナンバーがほしいんだから」
だってナンバーが弱いと、クラスで浮くから。
「大丈夫にぃが弱くても私が養う、そもそもにぃは…」
それにつづく言葉は、秘密なので俺は妹の言葉を遮った。
「スペルのひもにはなりたくない。いろんな意味でな。」
「私を養ってくれるの?」
「ほんとブレない妹様ですね!!」
「君たち静かにしたらどうだい?」
「すまん、シグマ」
「いや、面白いからいいよ、ラブラブだね。……くすっ」
「そのとおり」
「仲はいいが、その言い方はやめてくれ。」
「おっと、そろそろじゃないかな。」
神官が大図書館の登壇台に立った。
「これより選定を行う順番に並べ。」
神官の前には、大きな水晶が置かれていた全員がその前に並ぶ。
「次の人、」
段々と自分の番が近づいていく、
「あなたのナンバーは侵食100068魔術師です、次」
「シグマは、メイガスだったか。」
「うんいまいちだったよ。」
シグマは後ろに行った
「あなたのナンバーは愚者00最弱階級です」
その瞬間時が止まったかのような感覚に陥った
(弱すぎる、アイツを倒すには、アウトナンバーじゃ足りない)
「次」
妹はこっちを心配そうに見ている、そして笑みを浮かべて
「大丈夫だよ、にぃのぶん私が強くなるから」
(それじゃだめだろ)
「あなたのナンバーは嫉妬22七罪です。」
「やった。」
妹は当たりを引いたようだった後ろに戻ったらシグマが話しかけてきた
「どうかしたの、暗そうだけど。」
「アウトナンバーだった。」
「そうなんだ、でも君は他の人と落胆の理由が違いそうだけど、ふつう、アウトナンバーと言われた人は絶望
の表情を浮かべるけど、君のは、何かを呪っているような感じかな?」
(こいつ俺の何かを知っているのか)
「いや、何も呪って何か無いよ」
「ふーん」
シグマは、興味深そうにこっちを見ていた
「妹さん来てるよ」
「良かったなスペル」
「うん、にぃは残念だったけど何もナンバーが全てじゃないしね」
「まぁな」
「おい、アウトナンバー、聞いたぜお前アウトナンバーだってな、ふは、だっせ。」
「にぃへの侮辱は許さない」
「スペル止めろ」
「にぃ」
「おうおう、だって仕方ないもんな、アウトナンバーだから」
「まぁな、ただアンタみたいに上から物を言う馬鹿なヤツほど仕方なくはないと思うがな」
「なんだと、調子づきやがって、アウトナンバーの癖にそうだ、次の授業、模擬戦だったよな、俺と戦え、
勝ったらさっきまでの言葉無かった事にしてやるよ、しかし、負けたらそうだな、俺に隷従ってのはどうだ、
ご主人様って俺の前でいってるお前の顔を足蹴にするのが、面白そうだしよ、けけっ」
(めんどくせ〜)
「にぃ受ける必要ないあんなクズ放っておけばいい。」
「いや、買ったその試合、ちょっとだけ試してみたいことがある」
「にぃが受けるならいいけど、殺したらまずいでしょう。こんなやつどうでもいいけど」
「大丈夫手加減するさ」
「何お前が手加減するって話になってんだよ、お前が俺に勝てるどおりは無いだろう」
「まぁ、何もナンバーが全てじゃないからな、あと、口を慎め小童何もてめぇみたいなのに慈悲深い俺様が譲歩してやってんだ、ありがたく思えよ」
「何を覚えてやがれ、模擬戦、楽しみに待ってるんだな」
クズは、顔を赤くしながら、後列へと並んでいった
「いいのかい?」
「何が?」
「一応あれ、貴族だけど」
「大丈夫だ、少し肩慣らし程度になるし、何より、あと少しで、アイツ殺されてたしな。」
「?あーなるほど」
傍らにいる妹が、手に力を入れて震えていた。
「大丈夫だ、アイツは懲らしめておく。」
「にぃ、頑張って。」
(まぁ、頑張るのは手加減だけどな)
「これで、選定の儀を終わる」
ーーー教室にてーーー
「こほん、みんな結果はどうだったかな?」
先程の事件があったせいか、通常の状態に戻ったらしい、アイシス先生は緊張しながら声を掛けた
「大体いいと思いますよ先生アウトナンバーを除いて」
(くすすすす)
何これうっざ何あいつこっち向いて
「ああ、そうだ、先生」
「何ですか?」
「次って模擬戦っすよね?」
「はいっ、伝統ですから。」
「その試合俺このアウトナンバーとやりたいんですけどいいですか?」
「まぁ本来なら隣の人とやる予定ですが、いいですよ、双方の同意があれば」
「約束だからいいな」
某ノーブルのだれかさんは妹の隣に座っていた………あれいたの?
「構わない」
俺は後ろで殺意で震えている妹から
「にぃならできる」
と声援を貰った。
「大丈夫だ、勝ってくる」
「ですので、デイシグマンスさんとシルグさん、スペルディーさんとアルブレイさんでしたが
シルグさんとアルブレイさん、スペルディーさんとデイシグマンスさんで争いますでは、五分後模擬戦場に集まってください」