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ぐらりと重心が傾いた。



 ぐらりと重心が傾いた。

 私の回りの世界が大きく回転していく。ジェットコースターに乗っているかのような猛烈な無重力感が私の全身を包んだ。全てがスローモーションの中で世界の光景が流れていく。どこまでも落ちていくような感覚があった。

 私はどこまで落ちていくのだろう。

 きっと、すぐに終わる。私はもうすぐ死ぬのだ。

 心の中では、それを事実として冷静に受け止める自分がいた。

 だけど、何だろう。この寂しさは。人は死ぬときはこんなにも寂しいものなのだろうか。結局人は一人で死んでいくしかないから、そのような寂しさを誰もが感じるものなのだろうか。

 どこまでも落ちていく感覚の中で、私は意識を失った。


挿絵(By みてみん)


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