第50話 乱戦
第50話 乱戦
「超硬化吹矢!」
「武器無限生成!」
「巨拳!」
「アレスシュヴェーベン!」
幹部達が植物人間に襲いかかる!
シュババババババ!
ドンドンドンドン!
バンバンバンバンバン!
「まあ、植物で無理やりそれっぽく再現している
けどね。」
宗也は説明を続けた。
「エクソム!」
「水龍波!」
「爆焔弾!」
「オーバー!」
「ファンタジア!」
植物のはずが、技名を叫び、本物そっくりの
スキルが発動し、幹部の攻撃を跳ね返した!
「い、一体何がどうなって?」
「何が起きた?」
敵味方両方とも起きた現象に説明が出来ず
動きが止まった。宗也はその隙を見逃さず、
さらに攻撃を続ける。
「水龍嵐!」
「爆焔龍弾!」
「オーバーファイヤー!」
大技を使い、幹部を追い詰める。
スキルだけでなく、鷹斗の身体能力、巳波の
頭脳プレイまでも再現している!
「む、息子よ!この馬鹿げたスキルを
止めるんだ!」
ゾルディックが正気に戻り、迫る!
「なら、貴様も幹部なんかに頼らずに
正々堂々と俺と一対一でやれ!」
宗也が鬼気迫る覇気で言う。
「巫山戯るなよ!誰が息子の命令に従うか!
幻影諸共、倒されるが良い!」
幹部を活発化させるゾルディック!
「追尾式吹矢!」
「ファンタジア!」
「武器無限生成!」
「爆焔弾機関銃
(ラーヴァナマシーネンゲヴェーア)!」
「巨拳!」
「水龍波!」
「アレスシュヴェーベン!」
「エクソム!」
ハァァァァァァァァァ!
ウォリャァァァァァァァァ!
くらえェェェェ!
偽幹部と植物人間による激しい戦いが
止まらない!
「息子よぉぉぉ!」
「ゾルディックゥゥゥ!」
宗也とゾルディックの戦いもかなり激しい。
宗也は"ソウルヴィジョン"による
植物鎧を
用いた大きな攻撃を繰り出す!
「オラァァァァ!!」
ゾルディックは幹部・元幹部の能力を応用し、
変幻自在に攻撃する!
「煙操!」
宗也による大振りな攻撃を煙操で
避ける。
「巨拳!」
避けた直後、巨拳で
カウンターを喰らわす!
バキバキ!
宗也の植物鎧の
一部が破壊される!
「植物操作!
毒根!」
ゾルディックの後ろから毒入りの根が
突き刺さる!
「ぐっ!な、何をした!!」
刺さったことによる痛みはさほど無いが、
何かを仕掛けたと察したゾルディック。
「植物鎧だけ
だと思うな!元々は植物を靡かせる能力だ!
植物を動かす方がメインなんだよ!!」
ドン!
ゾルディックを前へ飛ばす!
「ぐっ!う、動きが鈍くなってきた。何か
見えない攻撃を喰らったのか…?」
「超硬化吹矢!」
「ファンタジア!」
「オーバーサンダー!」
ガンス2の矢を植物巳波が華麗に避ける!
ガンス2の隙を見逃さず植物上藤が攻撃する!
「武器無限生成!」
「爆焔龍弾!」
ウェント2の生成した武器を一つ残らず
燃やしていく植物茉耶。
「巨拳!」
「水龍嵐!」
マラガン2の巨大な拳を水龍で噛み砕く植物
鳴門。
「アレスシュヴェーベン!」
「エクソム!」
ルーズ2が浮かせて飛ばした瓦礫達を一つ一つ
蹴ったり殴ったりして跳ね返す植物鷹斗。
一見宗也たちの方が優勢に見えるが、所詮は
植物。耐久性が低い。そのため、
植物仲間達が
ボロボロと崩れてきた。
全ての闘いが宗也とゾルディックの決着にて
終わる。
第50話 完




