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第18話 岩操(フェルスベトリープ)

第18話 岩操(フェルスベトリープ)


「とりあえず進むしか無いな。

一本道なんてのは嘘で思いっきり迷路

だから覚悟しとけよ、鳴門くん。」

経験者上藤は鳴門を鼓舞する。

「なっ!まっ。マジっすか!

あのウサギ大嘘つきじゃないっすか!」

驚く鳴門。

「ただまあ、そんなに大変じゃ無いよ。

もし間違った道を選んでも行き止まりが

有るだけで、引き返せば問題ないよ。」

上藤は語る。

「それ本当っすか?信じますよ?

頼れるの上藤さんだけっすから。」

2人は迷路を突き進む。

しばらく歩き、2つほど分かれ道を

正解ルートで越えたとき、三つの

分かれ道で。

「お久しぶりですねぇ。上藤さん。」

話しかけてきたのはGrave戦闘員、

岩田操太(いわたそうた)である。

「お前は岩田か!厄介なやつに

会っちゃったな。」


[Grave戦闘員、岩田操太(いわたそうた)

Grave幹部の樽坂の部下。ソウルスキルは

"フェルスベトリープ"。一定空間内の

岩を自由に操作できる。戦闘能力は

かなり高く、幹部候補に選ばれる

ほど。しかし、樽坂による贔屓だと

され、幹部候補から降ろされた。

GraveランクはA。]


「やつの能力は"フェルスベトリープ"。

周りの岩を自由自在に操作する。」

上藤が説明する。

「ええええ!それってつまりここは

あいつのテリトリーじゃないっすか!」

驚きっぱなしの鳴門。

「バレた所でここでは俺に勝てない。」

余裕を見せる岩田。

「鳴門くん。思い切りソウルスキルを使ってくれ。」

とんでもないことを言い出す上藤。

「え?それってここが壊れますよ!」

流石にリスクを気にする鳴門。

「それは気にするな。ここは絶対に

壊れない。樽坂がやられるまでは

何をしてもすぐに修復して元に戻る。」

上藤が説明する。

「本当っすね?やりますよ?いいっすね?」

確認する鳴門。

「作戦は決まりましたか?それでは。」

岩田は戦闘体制に入る。

「ソウルスキル解放!

フェルスベトリープ!」

岩が動き、上藤たちへ攻撃しに来る。

岩の玉が無限に飛ぶ!

「ソウルスキル解放!オーバー!」

「ソウルスキル解放!トルネーダー!」

上藤が高速移動で全ての岩の玉と

鳴門の水流竜巻を避ける。

「っな!なんだこれは!聞いてない!」

岩田が焦る。

その場は大荒れ。巨大な竜巻が十数個、

岩の玉が無限に飛び交い、岩の竜も暴れ

回る。その間に上藤は岩田へ直接攻撃を

仕掛ける。

「岩田ぁ!」

「上藤ぃ!」

岩田と上藤は通常の近接戦闘も強いため、

肉弾戦で拮抗する。岩田は鳴門の竜巻を、

上藤は岩田の岩を、それぞれ避けながら

戦闘している。

「鳴門くん!水龍だ!」

上藤が指示する。

「水龍!」

岩田を戦闘しながら水龍へ誘導する。

「てっ!てめぇ!やっやめろ!」

岩田が作戦に気付き焦る。

「喰らえ!」

ドン!

上藤が岩田を蹴り飛ばし、岩田は水龍へ

吹っ飛ぶ。

ザッパーン!

岩田は水龍へ飲み込まれ、溺れた。

「ハァハァ。」

「ハァハァ。」

2人は疲弊した。

「よし!ゴールへ急ぐぞ!」

2人はその後先程までと同じように迷路を

進んだ。


第18話 完

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