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うちの旦那はカワイイ

うちの旦那はカワイイ〈皆既月食〉

作者: スタジオ めぐみ

今日は旦那も私も仕事休み。

朝からだらだらと過ごし、昼に食料品の買い物をして、まただらだらと過ごした。


夕方、あまりにもだらだらしたので1人お散歩へ。

旦那はだらだら続行中だ。

久々に海まで散歩したら、月がすごく綺麗で写真を撮って帰宅。

1時間散歩してた。日が暮れた。

帰宅して、すぐに汗臭いと言われ、強制的にお風呂へ。


お風呂を出たら、月の話になり、今日は皆既月食だと初めて知った。

「442年ぶりなんだよ、俺仕事休みで本当良かった。」

「うん?良かったね。」

すごく442年ぶりを強調してくる。

そもそも皆既月食442年ぶりだっけ…?

調べたら、皆既月食と天王星食が2つあるのが442年ぶりということだった。


18時。

そわそわする旦那。

せっかく締めたシャッターを開けて、寒いのに窓全開で月を見始めた。外で見るのは寒い。

そして、なぜか窓全開だから、部屋も寒い。

寒いので電気ケトルお湯を沸かす私。

ガスで沸かしたいと旦那。

よくわからないが、お湯は旦那に頼んだ。

コップにミルクティーの粉末を入れて待つ。

「あー、コーンスープにすれば良かったかも。」

この前、スーパーで買ったのを急に思い出した。

でも、次の機会でいいや。

お湯が沸いて、ミルクティーをゲット。

体が暖まる。コタツで丸くなる私。

旦那はどの窓から月が一番良く見えるか、あっち行ったり、こっち行ったり。

その結果、寝室が一番月が綺麗と報告を受けて、コタツから寝室へ。

ベットで横になる私。スーパーリラックス。

いい感じだ。


少しずつ欠ける月。邪魔する雲はない。

周りに星はあまり見えない。

ただ欠ける月だけがそこにあった。

いつもより明るく見える月。

月が今日はボクが主役と言っているような、そんな夜空だった。


コップを片手に持って来た旦那。

「どうぞ。」

「なに?」

「コーンスープ」

「流石!!!」

もうミルクティーは飲み終わっていたので、ありがたいタイミング!とてもいい感じだ。

コーンスープを飲みながら、月を観る。

欠ける月を携帯で必死に撮る旦那。それを見る私…

上手く撮れないと窓全開。

寒いがコーンスープが暖めてくれる。


少しずつ欠ける月を1時間ほど観た。

これで私は満足した。

リビングに戻るため、リラックスモードの体を頑張って起こす。

晩ごはんはいらないと旦那に言われたので、昨日の残り物スペシャルを1人で食べた。


19時。

なかなか完全に光が消えず、しぶとい月。

飽きたのか、寒いのか、リビングでテレビを見始めた。

YouTubeで皆既月食を見ていた。

まだ月観るんだ。


20時。

時々、窓から月を観る。携帯で月を撮影。

YouTubeがキャンプ動画に変わっていた。


21時。

もう皆既月食が終わったのか、あまり観に行かなくなった。

携帯はソファーの上。

「月は元気?」

「うん、元にもどってきた。」

カーテンを閉める旦那。

442年ぶりを満喫できたのだろうか。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今日は、いろんな地域で皆既月食が見れたようですね。 442年振りの皆既月食+惑星食は置いておいても これほど綺麗な皆既月食を見れることもなかなか無いので これはこれで良い天体ショウでしたね。…
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