4/4
死
食料がないと死んでしまう!
「どうしよう」
そうやって焦っているうちに1年、2年、ついに10年経ってしまった。
無意識のうちに自分の体の時間を止めていたらしい。
最後の時が来てしまったようだ。
ふるさとの光景が脳裏によぎる。
なぜ僕は両親を殺してしまったのだろう…
「うぇーい、俺今から死ぬんだ。」
最後ぐらいは明るく逝こう。
僕の魂は永遠に継承され続ける。
「神様せっかく貰った転生の権利無駄にごめんな」
感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
そして僕は餓死した。
これまで僕は支えていただきありがとうございました。スポンサーが降りてしまったことはとても残念無念です。