異世界生活の始まり
周りの景色が見え始めた。
転生できたみたいだ。
悠々と広がる草原が僕を囲っていた。
輝かしい太陽。
きれいな空気。排気ガスが充満した前世とは大違いだ。
あまりのきれいさに言葉を失うどころか、その場に倒れてしまった。
心が浄化されるのを感じる。
「俺って今...幸せ」
独り言が漏れた。
そういえばいつの間にか服装も変わっていた。
「the異世界」みたいな服だ。(これはみんなの想像に任せる。)
「これも神様のサービスかな」
とりあえず感謝。
「さて、これからどうしましょう。」
異世界あるある(その1)
・歩けばなんか起こる
「こいつを利用させてもらうか。」
ということで、適当に歩いてみる。
「ほら、やっぱり」
案の定、西洋を感じさせる二階建ての家を発見。
玄関のドアには張り紙が貼ってあった。
「見つけたやつがすきに使え」
「初見殺しの敵とかいないよな~まあ俺には最強のスキルがあるんですけどねー」
だけどやっぱ怖いので恐る恐る入ってみる。
「あれ、意外とキレイじゃん。」
ドアを開けるとリビングがあり、奥にはキッチンがある。
レンガ製の釜やフライパン色んな調理器具がそろっている。
2階には寝室や空き部屋があった。
まとめると
1階
・キッチン
・リビング
・トイレ
・風呂場
2階
・寝室
・空き部屋(2部屋)
いきなりの異世界転生でかなり豪華な特典を貰ってしまった。
そこで俺は大切なことに気づいてしまった。
「やべー食料がなーい」