【修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行修行】
topic:漢方
良薬は口に苦しとよくいうがこの世界も、もちろんそうである。霊草や魔坑物質等の調合で体の調子を整えたりする種類の漢方は特に多い。
そのため調合や分析の類のスキルやジョブもある。
便利なポーションもあることにはあるのだが、現時点では技術的にも生産に手間がかかるのでかなり高価。
【日記:修行15日目:曇り】
今日もずっと同じことをしていた。
(組み手と魔眼の調整)
だけど一つ大きな変化があった。
おじいさんの一撃を一回だけかわせたことだ。
おじいさんもこれには驚いたようで、そして何より嬉しそうだった。こちらも嬉しい。
だめだ。疲れが睡眠だけでは取りきれていないみたいだ。
うまく日記が書けない。今日は文字数はかなり少なめになってしまう。
とにかくステータス的には上昇しっぱなしなのだが、疲労ばかりはやはり解消しない。
だが体は動くのでどうにか頑張りたい。
★★★
_____翌日。
体が痺れて起きられない。
疲労が溜まりすぎたのだろうか。
なかなか返事もないのでおじいさんが僕の部屋に来た。
「どうした?大丈夫か?」
……………口が開かなくて何も言えない。
おじいさんはとても心配そうにして
今日は休むか?と聞いてきた。
さすがに心配はかけられない。
かろうじて首は動かせたので頷いた。
おじいさんが疲労回復用の漢方を持ってきてくれるそうなので、しばらく待っている間に真っ白な天井を見つめる。
こういった状況は小学校の時のインフルエンザぶりかなぁと何となく思い返す。白昼夢じみたものを見るのが怖かった。この天井と同じように部屋の天井から顔が浮き出てきたりするようなやつ。
ボーっと見つめ続け、時間が流れていく。
やっぱり顔に見えてきた。
目を静かに閉じようとする。
が、目でさえも閉じれない。痺れだったはずがいつのまにか金縛りに変わっていた。
白い顔がニンマリと笑っている。肉体の穴という穴から冷や汗が一目散に逃げようとしているのがわかる。
唾を飲み込むのも許されない。
やがて顔は喋り出した。そして15年前に一度だけ、しかしはっきりと聞いたことのある声を発して。
「ふふふ。転生後元気にしてましたか?あれから15年も経ってるのに精神は全くもって成長してないんですねーっ!無理なんてしなくてもいいのにぃ…まあ今回はそこに付け入らせてもらって、何とかあなたに干渉してるんですが…
さて。それは置いといて突然あなたに耳寄りな情報を伝えちゃうコーナー!
今回はあなたのその謎ステータスアップについてでーす¥
実はあれ、バグでも何ともなくてこの世界にたゆたう魂を吸収して、回復ついでに余ったリソースをステータスに振っているという効率的でス・テ・キなスキルなんですよ!
これからもジャンジャン殺してじゃんじゃん強くなっていってくださいねん!ヒトカリ行こうぜ!
ということで以上謎のお姉さんでしたぁ。
邪魔が入りそうだからまた時間のある時に夜露死苦♡」
マシンガントークだけしてソレは消えていった。
疲労からくる痺れは治ってないが、急に金縛りから解放された反動で今までしていなかった呼吸と汗のかき方を思い出した。
暫くして部屋の外からドタバタと焦るように走る音がしたと思えば、僕の部屋のドアを吹き飛ばす勢いで凄い剣幕の老人が突っ込んできた。
「おい!大丈夫か!!」
顔をまっすぐ見て頭を縦に振る。
おじいさんはほっとしてため息をついた。
そして少し目線を地面に置き、低い声で語る。
「あれは“悪魔”だ。
どうしてお前のところにやってきたかはわからんが、
声が出せるようになったら知っていることを教えろ。
わしもアイツには貸がたくさんあるからな。
とりあえず今日はお前のそばにいるから、漢方飲んで
ゆっくり寝てろ。」
それからおじいさんは机の椅子を引っ張り出してきて、
ベットの横に座って本を読み始めた。
またいろんなことがいっぺんに起きてなかなか寝付けないかとも思ったが、緊張が一気に溶けたからか、すんなりと睡眠に落ちた。
実はわたくしこんなにサブカルチャー好きなのにコミケに行ったことがないんですよ…いつかは行ってみたゐなとは思うんですけどね。友達に、「はいこれ実弾」って言ってカフェオレと財布渡してコミケの買い出ししてもらったりとか…
え?そんな友達いないって?い、いやだなぁーそんなことないじゃないか。
(特別誤訳:ダイエットって大変ですよね。運動するにしても貧血持ちなのでいっつもコーンフレークを食べて鉄分を補給るんですけどおいしくてついつい食べすぎちゃう…お菓子でバリバリ食べるのもこれもまたオツなもんなんですよねぇ…あれ?わたくそ痩せる気ある?)