0ば過去で1が未来。
昼休み。突然、前の席に座ってる彼女は言った。
「貴方って巷で流行ってる異世界ってあるけれど、信じる?私は…信じてないわ。アニメやラノベの中だけだと思うの…だって生まれ変わるだけだったらこんなに人間増えてないじゃない…」
僕は返答に困る。
神川さんは可憐で綺麗なセブンティーン。だが、よく変なことを僕に聞いてくる。
しかし彼女は真顔だ。マジに質問しているのだと思う。
だが、こういう時は下手に突っ込むと嫌な予感がするので、だいたい同意して「僕もそう思いまーす。」と流してごまかしている。ごめん神川さん。
そうしていつも神川さんは「…そう。」とだけ呟いて黒くて艶のある長い髪をたなびかせ、体の向きを元に戻す。
気づけばこれが半年続いていた…
半年というのはあっという間で、碧かった葉っぱたちは赤や黄色に衣替えをして、せっせと冬への支度を始めているところだった。
あ、自己紹介を忘れていたけれど僕の名前は葉隠運百って言います。英石高校2年B組。山岳部。
場面は変わり、今日も眠たい授業が終わった。
山岳部という部活の特性上平日は基本オフなので帰路につくところだった。
窓の外は秋特有の曇天が広がっている。
僕のしんどさを表現しているみたいでため息が出てきた。
はぁ…早く帰ってゆっくりしよう。
この学校は丘の上にある故に行きはめんどくさいが、帰りは坂の上から街を見下ろせるので楽しかった。
だが今は曇天に気を取られてそんなインタラクティブな気持ちはちっとも浮かんでこない。
帰宅RTAはーじまるよーとでも心の中で気を紛らわしつつ早歩きをした。
ちょうど坂の下の三叉路前の横断歩道に出てきた時だった。
赤か…タイミングが悪かった。RTAならすかさずリセットボタン押すのになぁとちぇっと思った。
その刹那、誰かに背中を押された。
スパークして流れる走馬灯、脳に走る突然の出来事への驚き。体は回転を帯び、時が止まったかのように感じる。
半回転捻った時か。
ちょうど目の前に勢いよく大きい鉄の塊が見え、今度は思いっきり吹き飛ばされた。
そこで意識を失った。
「…聞こえますか?今貴方の魂に直接テレパシーを送っています。」
はいはい。ファ●チキください。
………………………………じゃなくて!いろいろなことが起こりすぎて唖然としている。
そんな僕を見てふふっ。と女の人の声が私の中に反響した。そして、目をそっと開くと滑らかな光が満ち満ちていた。
声は話を続ける。
「聞こえたようですね。貴方は死んだのでこれから異世界転生します!
おめでとうございます!夢のようなライフが貴方を待っています。曇天のような貴方の世界とはおさらばです。」
?????ちょっと待て、、死んだ…?整理ができない。
そして急に転生するとかいわれても困るだけだ。
こういうのはほっぺをつねるのが定番だ。ゆっくりと肉を摘んでみた。
しかし目の前の異様な光の光景とほっぺの痛さは本物のようである。
しかも知らない世界に飛ばされて生まれ変わるなんて冗談じゃない。本当はまだやりたいこととかあったのに…
「心配そうにしていますが、大丈夫ですよ!向こうでも生前できなかったこととかもしっかりできる場合も多いと思いますのでー。というかもう貴方は元の世界に戻れないので仕方ないです。」
…もう戻れない…その言葉で冷や汗をかいた。
確かに憂鬱な毎日であったが、
憂鬱でいられるほどの平和な毎日ではあったのだ。
加えて大事な家族や友人とはもう会えないかもしれない…
でもそれだけは嫌だ。突然とてもこの境遇が気に入らなくなった。
「アンタは僕をここに引き寄せたなら僕を元に返すことも可能なはずだ!こんなのおかしい。返してくれ!」
僕は精一杯叫んで思っていることを吐き出した。
しかしどこか滑稽なものでも見たか。女の声は少し馬鹿にした口調で返事をする。
「あっははははっ!おかしいですって?おかしいのはそっちですよ。死んだ人間が生き返ったことなんて今までありましたか?ないですよね。別れなんて突然なんですよ。」
くッ!クソがッ…!煽られた。とてもむかつく。むかついたが…声が言っていることに一つも矛盾点はなく納得してしまった。のと、もう絶対帰れないという寂しさと絶望感の方が勝ってしまった。もう詰んでいる。受け入れるしかない。
声に質問をして切り替えることにした。
「んでこれからどうしろと?」
声の調子を戻して元のテンションになろうとする
。
「そうですね。今からここに1分後に扉を出現させます。それを開けて中に入ってください。そうすれば転生完了です!さあさあ!」
60…59…と謎カウントダウンが始まる。
僕はフゥ…と呼吸を整えた。
今までへのさようなら。これからの不安。
そうしたものを抱えてまでも生きてゆくと決意を固めた。
10……5…4…3…2…1
セットアップ完了。とアナウンスがなる。
目の前で紫の光がドアの形を形成し始め、上から少しずつドアになっていった。
黒く様々な装飾が施された重厚なドアを押し、真っ白な光へ飛び込んでゆく。
気づけば北欧風の閑静な村の真ん中に立っていた。
というより、ぼくは自分が何者だったのかを今思い出した。
ぼくは別の世界からやってきたんだそして名前は…
葉隠うんこ…うんこだ。
だけど…そんな下品な名前なはずではなかったはずだ…
しかし、自分が葉隠うんこだったと認識した瞬間。
ぼくは元の名前に加え、転生した後の自分の名前すら忘れてしまった。
ぼくの、夢の異世界転生は音を立てて崩れていった。
初めまして❤︎
めんどくささはグルメス●イザー並。
心は硝子。
ただ一度も完成はなく、逃亡を繰り返す。
文章力はとっくに捨てた。
自分が書きたいものを書くだけの土偶。
ここはサ●エさん空間でし。
ならば_____無限のHでできていた!
(特別誤訳:私にとってなろうとは、みんなにワタクシの黒歴史な∀をみんなに見せてエクスタシィを感じる自由帳なモノなのです。商人ヨックウなんて人間だからハロウィンでしょ。と頑張ってキチルノですが、痛いくて恥ずかしくてむずかしいったらありゃしなあい、キモテェけど大変な編隊ですゎ。まあスカンディナビア半島が見えるんです。写ルンです。)