物語の始まり
まずは自己紹介をば
僕はとある悪の組織の一員、下っ端だ
名前は、ここでは決められてない
下っ端の数は膨大だからいちいち名前を覚えてられないというのが理由らしい、悲しいなぁ
こほん、まぁ、下っ端として幹部様の元で働いてるわけだけど当然僕達を止めようとする奴らが現れる
正義感が強い人達、警察、自衛隊
彼らは全力でこの組織を潰そうとしてるけどまるで敵わない、なぜか?それはね
この組織は異世界から来訪した現代人の上位互換のような生物だからだ
彼らは服装が瞬時にバトルスーツに変化する
ワープを使い一瞬にして本拠地に戻る
不思議な力で銃弾を弾く
身体能力なんて比べることも出来ない
しかし見た目は僕達現代人と同じだ
組織立って行動する時だけバトルスーツに変身すだけなので普段は僕らと同じように生活している
しかし、このバトルスーツが面白い、真っ黒なタイツで腕に白い手袋そして変な仮面
これは面白いとまだ被害を受けてないところでは自作してネットで遊ぶやつがいる、おっと脱線したね
もちろん彼らに敵わないからって何もしないわけじゃない、様々な策を練って戦いに挑むけど全て敗戦
氷や炎、ツルの鞭、僕達の知らないような未知のものまで使うのだ
策の立てようがなかった
しかしここ最近異世界からの組織の撃退成功例が出た
早速対策本部はその方法をその場にいた者達に聞いたが不思議なことに誰もその時のことを覚えてないのだという、それも1度じゃなくて何度も起こった
この事はネットやニュースで即座に広がり「一体誰が」「なぜ記憶が無いのか」「ついにアニメ展開きたかw」など未だに謎が解けない状態だった
しかし僕は悪の組織の下っ端だからある程度は知ってる、というか答えを持ってる
あ、一応言っておくけど僕は異世界人じゃないよ
この世界の住人だ
まぁ、訳あってというか自分のドジでこの組織に入ってしまったんだけどね
え?僕のことはどうでもいい?早く謎の正体が知りたい?そうだよねー僕のことはどうでもいいよねー
わかったよ言うよ、悪の組織を撃退した人物それはね
グゥゥ
「あ、えっとあはは、すみませんお腹、空いちゃいました」
「あぁごめんね、今よそるから」
今、お腹を鳴らしてとても恥ずかしながらお腹が空いてしまったと言う女性(高校生くらい?)
異世界から来た悪の組織に対抗出来る力を持ったこの女性が原因なんだよ