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枕の下に 希望の上に(1)

変化の間

作者: 袋小路 めいろ

麗らかな四文字熟語

人間の行動が固まった

細やかな格言は

知らない人間が増えて

同じ行動をどう表していいか

悩んでいる

気持ちの圧縮は

眼圧の高い日と同じ

ただ 痛いだけじゃない

響いてくる 響いてくる

嫌がらせのように





ひっくり返しても変わらず

ただの人間

上と下が入れ代わるという

壮大な出来事も

全く関係ないと言える

ただの人間

しきりに探している感情は

ハンドメイドの個人的幸福

1LDKで完結する

そこまでを見せつけながら





裏練り 鏡越し

静かにヒタヒタ音が鳴る

炎の中に心臓が消えて

綿菓子と入れ代わる

柔らかにドロドロ固まる

複雑な味がする

許せないのも無理は無い

許せないのも無理は無い





感情まみれの現代人の生活は

椅子取りゲームをしながら過ぎて行く

何かを定義するのですら

個々人の自由に成り下がって

それを理由に上か下かを主張する

要らないのなら

いつもの潔癖症を取り出して

完全に拒絶する

個々人の自由に成り下がって

個にもなれない人間が

真ん中辺りで騒いでいる

ひけらかしている物が

自分自身の人間性である事を

忘れながら





世界中で綺麗だと言われてる物事は

良いと思った人が多いだけで

正義や悪は

誰にも量れないから

考えないようにしている

そもそも定義しないと現れない

正義や悪は

観測する人間が真ん中に居る事を

前提にしている

個々人で

あれだけ立ち位置が違うなら

世界に正義や悪は定義出来ない

世界に正義や悪は無い

人間のこれからに

正義も悪も無い

無法地帯では無く

動物らしくなるだけ

心が緻密な分

悲しい動物になるだけだ





裏練り 鏡越し

静かにヒタヒタ音が鳴る

炎の中に心臓が消えて

綿菓子と入れ代わる

柔らかにドロドロ固まる

複雑な味がする

許せないのも無理は無い

許せないのも無理は無い




















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