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人類滅亡!悪魔に恋を!  作者: まさおさま
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マのエンジェル伝説

「天使?」


「はい、羽のない天使です」


種族、天使。

名前、天使。

そのままやん、と言う、ツッコミは、吞み込む。


寒そうに震えながら、声をかけてきた少女。

メイド服らしきものを着ていた。

ハイカラな着物っぽい、和のメイド服。


天然っぽい、不思議な少女。

彼女と意思の疎通を、はかる。


時は、1月21日で、冬の寒波到来の夕刻。

冷たき風。

誘われて、天上のお屋敷へと向かう。


素晴らしき、天使の笑顔。


こうして、天使でメイドとの初遭遇を、果たした。





お屋敷に、入る前から喧騒、ざわめき。

イベントをしている旨の説明を受ける。

結構な頭数。


端の方に案内される。

飲み物のメニューリストから、即座に選択。

運ばれてきた、それを、味わう。


屋敷内の状況把握につとめながら、天使と語らう。

そこに、後輩メイドあむが、ミニスカポリスで登場。

屋敷情報等、色々教えてもらう。


無法地帯。

そういった状態。


イベントのせいだけでは、無く、カオスの恒常化。

ルールが、あって、ない状態。

メイド喫茶では無い、メイド喫茶、と、言えた。


メイド喫茶と旧型喫茶との違い。

それは、単純にマスターの違い。

それだけ。


マスターとは、支配者であり管理者。

空間内における、主。


旧型においては、支配者、客、仕える者。

このパターンが、基本的。


メイド喫茶において、支配者は、メイド。

仕える者もメイド。

ご主人様(お客様、新主人、真主)とお嬢様。


両者の立場は、悪魔で、対等。

上下、左右、大小等は、全て無関係。

順列も、序列も二者間なのだから、無い。


要は、心の問題。

意識や魂、精神といったものの、レベル。

レベルは、経験値によって格付けされる。


レベルが、かなり、高い。

なぜ?


その理由を、探る。


17歳。

永遠では、無く、リアル17歳。

普通の女子高生。


なのに、なにゆえ、こんなに高いのか?


元アイドル。

おばあちゃん孝行で、普通の女子高生へ。


経験研鑽を、積んでいた。


人というものについての深い洞察力。

人間に対する不信感、幻滅感。


納得する。




人外(ジンガイ!ヒトでは、ない生物)だった。


間違いなく、人外。


仲マだ。


人類の未来について、語り合う。









「金も名誉も権力も、どうでもいいよ」


続けて彼女は、こう言った。

天使の笑顔、煌めく瞳で。


「天使だからね」








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