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自殺者;神に転生  作者: BM天魔
9/9

魔神退治?

デュルラレンガという、龍に連れて行かれて、やってきた場所は、魔の部屋と呼ばれる、魔神がいるところだった。

ちなみに、序列で言うと、俺は最上神らしいので、俺が魔神より上の立場らしい。

さて、ここで戦うのかなぁとウキウキしていると、どうやら魔神がて出来たようだ。

意外にも、人間の女みたいな見た目をしていた。髪は黒髪で、黒ドレスを着ていて、根暗そうな雰囲気が漂っている。


「あなたが新しい神ね…。はじめまして…、黒柳(くろやなぎ) (あん)…よ…。よろしく…。」


と、物静かに語る。


「え?よろしく?敵じゃないの?戦うんじゃないの?退治は?」


と、羅優は混乱しているようだ。

安心するといい、俺も混乱している。


「ええ…。彼方さんと私は、戦うわ…。敵としてね…。」


と、徐ろに、将棋盤とその駒を取り出した。


「え?将棋?俺、神っぽい力使って、黒柳さんと戦うじゃないの?依頼は魔神退治じゃないの?」


「よく見な。玉将は魔神に、彼方の王将は、神と記されているじゃないか?」


とデュルラレンガ。

コノヤロー!俺をハメやがったな!


「すいません、彼方様。暗さんは、根暗なので、友達いないのです。将棋してくれませんか?」


と、リルー。


「………。私、一人で将棋してたけど、もう辛く…て…、泣いていたら…。私と同じ、日本人が神に転生したと聞いて、嬉しくて、舞い上がったの…。ごめんなさい…。嫌ならしなくていいから…。」


と、黒柳さんは、泣き目になって、言った。

なんか、申し訳ないから、将棋の相手することした。

シンプルな居飛車で攻めたが、うまくかわされ、高美濃囲いを作られてしまった。

そして、(王将)を逃がすも、二手先読まれて、詰んだ。

圧倒的で手も足も出なかったのだ。


「ありがとう。楽しかったわ!」


と、信じれないくらいのとっびきりな笑顔で黒柳さんは言った。


「いえ、こちらこそ。楽しかったよ、黒柳さん。」


「暗でいいよ?なんか、堅苦しいから…。」


そうか、確かに、他人行儀過ぎたか。


「じゃあ、アンちゃん!もう1局しよう!」


「ちゃん!?ぅ…ん。いいよ…。」


この後、2局刺して、ようやく、魔神退治できたのだった。



■リルーの心の中■

あら?羅優さんが彼方様を睨んでいる?

少し、私は、考えて…。

ようやく、私は、それが嫉妬に気付いた。


「ちなみに、羅優さんが嫉妬していたことに、気付かないのだった。テッテン」


と、言うと、どうやら、羅優さんには聞こえていたようで。

「殺すわよ…。」

と、睨まれたのは、内緒の話。

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