神の力をお見せしましょう!?
遅れましたッ!
大変失礼致しましたm(*_ _)m
やっと、掃除が終わった…。
もう、夜だぜ…。
「そうですね…。でも、明日もやりますよッ!彼方様ッ!!」
と、テンション高めなリルー。
こんな日々を過ごしながら…。
なんやかんや、閻魔大王の仕事をやり続けて…。
そして、遂に…。
ようやく、終わりが来たのだった…。
そう、1週間経ったのだッ!!
「やっと、雑用から解放されるよッ!!」
「はいッ!彼方様ッ!
「しかし、残念なお知らせが…。」
「は?残念なお知らせ??
「ま、聞こうかな…。リルー、お知らせって何?」
「雑用はまだ、閻魔様の仕事が終わっても…ありますよ?」
うん、何となく知ってた…。だろうなーって、思ってたよ…。
でも、言わせてくれ。
「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁあー!!」
「彼方。うるさい…。」
と、耳を塞いで言う羅優。
ま、それくらいなら、イラつかないよ。
俺は優しいからね…。
それに比べ、極めつきは…。
「てへっ♡」
と、ぶりっ子してくるこの女だッ!
イラッと来るぜ…。
そんなことを思ってると…。
「そんなことより、彼方ッ!
「あれ見てよッ!!」
と、羅優が驚いた表情であるモノを指さす。
「あれって、何だよ…。」
俺は、面倒臭いが、気になってはいたので見ることにした。
すると、俺も驚いた…。
そこにあった、あるモノとは…。
大きな…大きな…それは…それは、大きな龍だった…。
「何だこれッ!」
「何だこれって、龍ですよ??」
と、困った顔で言う、リルー。
「んな事は分かってんだよッ!!
「なんで?龍がいるのッ!?」
「フフフ…。よくぞっ!聞いてくれましたッ!!」
あ、面倒臭い時のリルーだ、コレ。
「何なんです?あの龍は??」
「羅優ッ!この時のリルーに問いかけるなよッ!」
「え?何で?」
「アレはですねッ!そう!つまり!
「あ、辞めよう。教えたくないな…。チラッ。」
と、ドヤ顔でコッチを見てくる。
「えーと…。彼方…。コレは?」
「俺に聞くな…。はぁー…、リルー、教えてくれ…。」
「教えようかな…教えようかな…。チラッ。
「よし、分かりましたッ!教えてしんぜようッ!チラッ。」
◆○◆Σ○○……二時間後。
「このくだり辞めようよ…。飽きました…。」
と、羅優。
そう、二時間も続いていた…。
「そうですね…。飽き性の私も飽きました。
「教えましょうッ!」
と、リルー。
どこが飽き性だッ!と、言いたくはなったが…。
長くなりそうだったので辞めた。
「あの龍はですね…。
「神の召使いですッ!!」
………………………………………………、
………………………………………………、
…………………………………………………。
「え?それだけ??」
「それだけ?ですか?」
と、困惑する俺と羅優…。
「え?それだけとは…。スゴいことじゃないですかッ!?」
「そりゃあ、スゴいことだけど…。
「あの振りで、たった二行って…。」
「どうしました?彼方様??」
もうイイ。もうイイよ。
リルー…。君には呆れたよ…。そんな君に…。
「リルーッ!貴様に神の力をお見せしましょう…。」
「へっ!?」
「ふぅー…。」
陸上のスタートダッシュのように走り…。
『ゴッドハンドクラッシャァァァァアッ!!」
と、叫びながら、リルーに腹パンした。
「ふごぉおッ!」
と、俺の神の力をマトモにくらった、リルー。
うつ伏せで足をジタバタしながら…とんでもない顔をする、リルーであった…。
俺は、満足気に…。
「はぁー、スッキリした…。」
さてと、こんな奴は忘れて…。
「龍よッ!名はなんと言う?」
「デュルラレンガと申す…。彼方よ…よろしく頼むぞ。」
「喋ったッ!スゴいよッ!この龍…。
「彼方ッ!スゴいってッ!!」
と、羅優は驚いた…。
実は、俺も本当に喋れるとは思ってなかったのだ。
「おいッ!デュルラレンガよッ!
「何しに来たのだッ!?」
「おう、そうじゃった、そうじゃった…。
「忘れるところじゃった…。用とは他でもない…。
「彼方よ、魔神退治に協力して欲しい…。」
やっとだぁー!やっと、神らしいことができるぞー!
ラノベで散々読んだ、らしいことができるッ!
「分かったッ!協力しようッ!」
「ヤケに珍しく、気合入ってるね…。彼方。」
「当然だッ!やっと、雑用ではないッ!
「神らしいことが出来るんだッ!!」
と、なると…。コイツの力も一応、いるよな…。
連れていきたくはないが…。しょうがないか…。
「おいッ!いい加減起きろッ!!
「話は聞いてたろ?行くぞ…神の仕事に…。」
「うぅ…。あがいばじだ…。」
ようやく、神らしい仕事が出来るようだ…。
一部、変更しました。すいませんm(*_ _)m