謎の女
帰ると、神の神殿にある男がいた。
大男だ。10メートルは、あるんじゃないか?というくらいの。
「あー。閻魔大王様じゃないですか?」
と、リルー。
は?閻魔大王。って。
あれか?地獄or天国を決めるヤツやろ?
「神様。お待ちしていました。少し、お話を。」
と、頭を下げる、閻魔大王。
下げたところで、俺は顔を上げたままだけど。
「上げてください。それで、話って?」
「実は、地球を担当する者がインフルエンザで。」
と、閻魔大王。
いや、この世界にもあるんだ。インフルエンザ。
「ちょうど、神様が地球出身ということなので。適任かと。」
と、閻魔大王。
面倒くさそうな仕事だな。
と、俺が思っていると。
「分かりました。やりますよ。閻魔大王さん!」
と、リルー。
いや、勝手に決めんな!
と、そういうことで、俺は、一日閻魔大王になった。
「面倒くさいよ。リルー。変わってくれない?」
「さっさと、仕事しますよ。ほら、来ましたよ!」
と、リルー。
本当に、ダルいんだな。
さっき、アメリカ人来たし。
いや、分かんねーよ。英語は。
ま、悪いことは、やってないらしいし。天国にしたけどさー。
と、思っていると、とある女が来た。
「あれ?な、なんで?彼方がいるの?」
と、その女が言った。
は?誰だ。髪はロングで巨乳で長身の女。
知り合いにいたかな?と、思っていると。
「あの方の名前は、如月 羅優。中学時代の同級生じゃないですか?」
と、小声でリルーが言った。
「そうか。思い出した。
「イジメられて、おもらしした。女か。」
と、声に出してしまった。わざとじゃない。
いや、ホントに。
「な、なんで!?やっぱり、彼方くんじゃない!?
「てか。忘れてよ。オシッコ漏らしたことは!!」
と、如月 羅優。
漏らした。と、言っても。
俺以外は、知らない。
詳しく話すと長くなるから、省略するけど。
要するに、お茶をかけたのだ。
漏らした場所が外だから良かった。
あとは、濡れたスカートやパンツをどうするか?だ。
簡単だ。濡らせばいい。
それに、お茶だったら、ある程度、匂いは消せる。
お茶をかけることで。先生には、バレるかも知れないが。
他の中学生には、バレない。
それに、イジメは先生にもバレていたし。
不思議に思われないしな。
高校からは、別の学校になったが…。
ここにいるということは、死んだのか?
すると、
「てか、なんで?閻魔大王になってんの?」
と、羅優が言った。
「いや、神なんだ。話せば長くなるけど。」
「は!?神って。あの神様よね?」
と、驚く羅優。
無理もないか。そりゃ、驚くよな。
「てか。それより、なんで?死んでんだよ?」
「いや、その。まだ、イジメられて。
「彼方くんが死んだと聞いて。もう、この世界がイヤになって。
「自殺したんだ。私…。
「彼方くんに会えたらなー。とも思ったけど。
「まさか?ここで会うとはね。フフフ、嬉しい。」
と、笑顔の羅優。
なんか?ズレてんだよな。コイツは。
だから、イジメられていたんだけど。
「そうだ!!アシストになりませんか?
「神様のお世話って。1人じゃ大変なんですよ。」
と、リルー。
「イイんですか?やります!」
と、羅優。
なんで?コイツはやる気なんだよ。
とも、思ったが。
正直、嬉しかった。だって、初恋の人だから。
好きじゃなかったら、助けないし。な。