表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オモワヌもの  作者: トキ
11/44

ぼくは

かなり短め




寒いと思った。



凍える。冷たい。寒い。



ただ僕は見ていただけだ。何もしていない。


―――さむい。


周りはごうごうと音を立てているほど燃えているのに僕にはアツいと感じることができない。



――――さむい。


僕の周りには誰もいなくなっていた。威厳のある父もやさしかった兄も共に勉強をした友も。




僕の心の中でもう一人の僕がつぶやく。これは全て夢だと。


国がなくなったのも、友が殺されたことも、兄が狂ったのも、全てが夢なのだと。





――――さむい。




少女を守れなかったのも全てが―――





夢では許されない。



僕が守れなかったものはたくさんあるけど、僕が目を背けてはいけないのだ。




―――――――僕は







次からはまた視点が変わります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ