便座VSワイ
短編小説です。地味に閲覧注意。
おいらはそこら辺にいる一般人。当たり前のように毎日だらけて、当たり前のようにご飯を食べて、当たり前のように悩み、当たり前のように毎日布団に入って寝る。大した才能もないし、特殊能力もない。
当たり前のように生きてれば、そりゃ排泄だってすることはある。トイレへ当たり前のように毎日駆け込む。トイレは親友だと思ってる。
そんなとある日。トイレの蓋と、、まさか仲悪くなるとは思わなかったな。
いつも通りトイレに駆け込んだおいらは、トイレの蓋を開けて座ってするのだ。
だが、何故か蓋が下がってくるのだ⋯。
ちゃんと奥まできちんと蓋を開けるのだ。確認は何度もしたのに下がってくるんや。もちろん最初はよかったよ。だけど、、
数日後。おいらはストレスがたまってきた。許せない。耐えられなかった。そもそも、トイレの蓋が下がってきたら、衛生面的に汚いし何より腹が立つ。悪気なさそうな面しやがって!!
トイレへ駆け込む。蓋をあける!!
トイレのお蓋「ギギ!!」⋯下がってくる。
耐えられなかった。溜まりに溜まったストレス。今、この怒の糸がプツンと切れる。
おいら「おいてめえええ!!!いちいち下がってくるんじゃねーよ!!しつこいんだよ!!」
トイレのお蓋「は!?しらねーし!!!(※彼にはそう聞こえてます。実際は何も言ってません)」
ギギギ⋯ふたたび下がってくる蓋。余計、その行動がおいらの怒りのスイッチを発動する。
⋯ガシッッ!!(トイレの蓋を掴み、奥に戻す)
おいら「だから!!下がってくんじゃねーよ!!その、蓋の裏についた色んなやつがな!!おいらの背中につかれたら困るねん!!汚いねん!!!」
トイレのお蓋「ごめん!すみませんでした!(土下座)」
その、余計な土下座のせいてトイレの蓋がギギギ⋯と下がってくる!!
おいら「土下座すんなやあああ!!謝るなあああ土下座したら、下がるだろーが!!蓋が!!
蓋についた流すときとかについた汚い水滴を、おいらにつけるつもりかあああ!!」
トイレのお蓋「ご、ごめんね⋯!!ペコリペコリ」
ギギギ⋯また下がってくる。
おいら「⋯⋯」
ガシッっ!!!ガチャン!!!!(蓋を下がらないように元に戻す。)
トイレのお蓋「⋯⋯⋯」
下がってくることはもうない。
おいら「よし、快適なトイレタイム。ここから私の時間だ。」
そして、快適にトイレタイムを終わらせ、蓋を閉じる
おいら「今回のことは水に流そう。すまない、先ほどは強く言い過ぎた。」
トイレの蓋も、おいらも謝罪する。
そして、
ガラガラガラ⋯⋯
水に流しましたとさ。
そしてあれから、またトイレの蓋が下がっても土下座させるように強くは言わない。言い合ったら水に流す。
そして、バトルを繰り広げられながらも今日もトイレに駆け込むのだった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
久しぶりに時間もとれて、小説?書くモチベが上がったので書きました。これからも気まぐれに投稿しようかな?