2話 天使降臨
宇宙暦74年12月25日・黄昏・地球中東クルジス共和国
『これは、神が与えられた聖戦である。敵は倒し、我々の命を神に捧げよう……これは、神が――』
この世界に、神なんで居ない。みんなは神を信じ、神のために戦って来た。そうすれば神は俺たちに理想郷は与えると……全部嘘だった。みんなが死んだ。同じ神を信じ、戦っている敵に殺された。神はなんの示しはなかった。だから――
「この世界、神なんで居ない――くっ⁉︎」
ヤバイ、機兵に捕られた。俺も――
ビュー! ビュー! ビュー! ビュー! ビュー! ビュー!
な、なにか? 光は空から落ちて、敵の機兵は全部――あれは……機兵?
光りを発している機兵は飛んでいる。ゆっくりと降下している。あれは、あれは――
○○○
宇宙暦79年8月7日・昼・NEU軌道エレベーターユグドラシル・地上演習場
私はユニオンの軍属機兵研究員、ビリー・フルヤです。今日はNEUの新型を見るためにきたが……
「軍務と言え、だるい思いをするな」
「……お前の任務じゃないか? グラハム」
この男は私の親友、グラハム・ゲーラ。うち技術部のトップテストパイロットだ。筋金入りの機兵オタクでもある。
「で、どう思うだビリー。イッナクトは?」
「思うとなにも。うちのフラッグの猿真似に過ぎない。独特しているのは外見だけ」
「それもそうだけど、今地球で最新鋭機兵は我がユニオン、ゾディリアしか開発出来ない。追い付くだけで精一杯」
「ブリタニアの騎装機は? あれは近いうちに追い付くと思うか?」
「ロイド・カーニッグス、あの貴族はそこまで出来るか?」
「相当の天才だよ。あのラクシャターと手を組むならもっと早いだよ」
「あの二人じゃ無理だな」
「あんなことがあるからね」
相当派手に響くだな〜あの件は〜
「パイロットについては?」
「良い腕しているが、動きから甘さを感じる。実戦はまだ経験していない、まだ童貞だな……うん?」
あれ? イッナクトは演習を終わってすぐ出て――
「おい、そこのお前! 今何とつった。はっ‼︎」
「……どうやら集音性はとてもいい」
「そのようだな」
「いっそ今からはっきり――うん?」
「……グラハム?」
「ビリー、あれは?」
「あれ? ……なんだ?」
ユグドラシルの上空から何が降下している。あれは――
「……あの光は?」
○○○
NEU軌道エレベーターユグドラシル軍事管制室(NEU指揮官)
「司令、機兵一体はこのユグドラシルを添えて高速降下中!」
「なぜアラートは鳴らなかった⁉︎」
「……レーダーは反応なし、ステルスと思われます!」
「バカな! 最新鋭のECMでもこんな近付いたら確実サーチ出来るはず――地上の司令部へ連絡しろ!」
「――ダメです‼︎ 通信は繋がりません⁉︎」
「何⁉︎ まさかハッキング?」
「……違う⁉︎ ジャミングです。あの機兵から発した模様⁉︎」
「機兵一機でステルスとジャミング⁉︎ なんだあれは⁉︎」
○○○
NEU軌道エレベーターユグドラシル飛行禁止空域(刹那・N・清栄)
「エクシア、目標地点確認、ホドン粒子の散布、目標地点到達の同時に終了させる。……目標対象確認、予定通りファストフェーズを開始する」
ここから、世界を変革する。
○○○
地上演習場
上空から降下の速度は相当なのに、あの機兵はスムーズに軟着地した。その機兵の外見は西洋風の日本武者、武装は……右手の奇特武装だけだ。あれは分子振動切断剣だけど盾の横で設置し、剣先は逆方向ににある。
「まさかまだ新型とは――」
「……俺だ。今ここにいる所属不明機は一体……繋がらない⁉︎」
「……信号は」
「どういう事だ?」
「……グラハム、携帯は?」
「……無信号だ」
「軍用の強化電波も妨害されたのか……一体どうやって」
「NEUの新型じゃないのは確かだ。高官共も喚いている――済まん。ちょっと拝借」
「おい⁉︎」
「済まんと言った」
強引に拝借した電子望遠鏡で未知機兵の頭を覗く――
「……ホドンタイプ……ホドン機?」
『どこの所属だ。革命連? それともユニオン? 言えないなら機体をバラして吐かせてもらうぞ』
「あのバカ、その機体はまだ謎のまま――」
「良いじゃない。パドリングは我が軍のエースだ。どこの誰がは知らないが、我が軍威を示す好機でもある」
NEUの主力は国連軍ではなくゾディリア軍だ。軍威を示す機会を見逃してたくないのは分かるけど――
『ノーコメントが、ならバラしてやる!』
パドリング機は分子振動切断ナイフを取り出して、おい⁉︎
「ビリー!」
早く耳を塞がる。ナイフの起動は超音波を発する。
「あのバカ」
『くらえぇぇぇー!』
『――』
シャ――
ホドン機は一瞬に剣は盾を中心に180度を回転し接続、イッナクトの腕を斬り飛ばした。
『――この⁉︎』
イッナクトは速い反応で電磁ライフルで射撃したがホドン機に容易く避けられた。ライフルは最初使うべきだ。それにしても凄じい運動性だ。回避の一瞬に連続攻撃に移るとは……パイロットも実戦を慣れている。
『クソ、俺は、シミレション、3000回、無敗なんだよ!』
パドリングはイッナクトの手足が切断されながらこう叫んでいた。シミレション3000回………大した回数だ。
「……嘘」
「何という運動性……」
「一体どこの所属だ」
大衆の驚きを無視し、ホドン機は光の粒子を発しながら空を飛んで行く――
「ブースターはないのにどうやって飛行するだ?」
「NEU軍が――」
NEUの軌道エレベーター防衛隊・飛翔機の編隊は到着したか。ホドン機、どんな性能あるか見せてくれ。
○○○
地球低軌道宙域・武装輸送船トレイミ(スメラキ・リ・ノリエ)
私はこのトレイミを擁する組織の戦術予報士・スメラキ・リ・ノリエ、これは当然本名しじゃない。この組織に属するものは殆どコードネームとして呼称する。
「エクシアとロクサス、共にサードフェスに移行」
「真面目にやっているか。刹那は」
「星さんは付いているから問題ないよ。さもなきゃうちも終わるから」
「進行状況は?」
「予定通り、NEUはユグドラシルに条約以上の隠した戦力の誘い出し成功、サードフェスへ移行」
「これはうちの初ミッションだ。景気良く行こう」
「……あぁ! この人酒を飲んでいる‼︎」
この4人はこのトレイミのオペレーターと操艦スタッフ、クリスデーナ・ケナム、フェルト・レラ、ラセー・ガンヌとクラウン・スカー。クリスは活発の栗髪、フェルトは相当無愛想のピンク髪だ。ラセーは狩頭の30代筋肉男性、クラウンはちょっと優男の29代だ。
「頼むわよ。うちのファストミッション、派手に行こうじゃないの」
「あぁー! お酒飲んでいる‼︎」
「マジですか‼︎」
「私は作戦を考え役、後はお前たちに任せるしかない」
ここから始めるだ。世界の変革を……
「コンテナ固定、キュリオス、カタパルトデッキに移動します。……キュリオスカタパルトデッキに到着、ニミヤカタパルトボルテージ、230から520まで上昇、キュリオスをニミヤフィルドに固定、射出準備完了。タイミングはキュリオスへ譲渡」
『アイハフコントロール、キュリオス、作戦行動に入る』
キュリオスは射出し、その機影はどんどん遠くに行った。
○○○
昼・革命連軌道エレベーター天柱軌道ステーション・エントランスフロア(王・曜美)
『ここは我が革命連建造した軌道エレベーター・天柱です。今ここのエントランスフロアでは電力輸送10週年記念パーティーを華やかで行っています。パーティーには革命連の各国大使、参加企業と軍関係者多く参加しています……』
「飲み物はいかがですか……あぁ」
顔は真っ赤になった。私を見る男はいつもそうだ。
「頂きますわ」
「……」
「そんなに見つめると客に失礼ですよ」
「――⁉︎ 申し訳ありません‼︎」
「良いのよ。ドリンクはありがとう」
ウィストから離れ――
「始まりました、お嬢様」
この男はチロン、私の側近かつ護衛、私の武器でも言える。
「遂に動き出したのね」
変革の始まりを――
ユグドラシル飛行禁止空域(NEU防衛機兵隊隊員)
『あれを逃すな! 各機、Cフォーメーションでターゲットを囲め!』
「隊長、ターゲット急接近!」
『な、うわっぁぁぁー!』
隊長の機体はすぐに両断された! すぐ変形して背後に突く――な⁉︎
「コイツいつの間に――」
俺の機体は手足が切断され、落ちている。俺を落としたのは……背後の翼型ブースターから光を放射し、双剣……剣と刀を持っている西洋風日本武者機兵だ。
○○○
(上寺・星)
「エクシア、これからロクサスでセカンドフェーズを支援する」
『エクシア了解。続き敵を駆除する』
相当削った。そろそろ目当ての増援が――来た!
「ロクサスからトレイミへ、セカンドフェーズの支援を開始する」
○○○
ユグドラシル周辺山岳地帯
『ロクオン、増援接近、増援接近』
これは丸いロボットは俺のサポートコンピュータ・ラロだ。
「うん?」
『サードフェーズ開始、サードフェーズ開始』
「ははははは、これはあの2人でも分が悪いか、さて、狙うとしようか。行くぜ、ホドン機デュナミスとロクオン・ストラレスの初陣だ」
○○○
ユグドラシル飛行禁止空域(防衛隊隊員)
『なんだこの化け物共は⁉︎』
『距離を取れ!両機は中、近距離メインする武装だ。包囲完了したら殲滅――うわっ⁉︎』
「隊長! 一体何か――」
さっきビームが隊長を撃ち落とした! 地上から⁉︎ ここは地上2000キロあるだぞ!
ビュー、ビュー
「味方は次々と――うわっ⁉︎」
俺も落とされた。脱出を――……全滅したのか? 俺たち防衛隊が――
○○○
天柱軌道ステーション防衛司令部(防衛司令)
ビビ、ビビ、ビビ――
「今日やけにデーブリが多いな?」
「旧世帯の衛星残骸を引っ掛かるでしょう」
「最大望遠倍数で視認しろ、今は式典中という事を忘れるな!」
「了解です」
「はっ……な⁉︎」
「映像、拡大します!」
司令部全員は驚きだ。いつもデーブリを漂っていた宇宙景色は今は無視出来ないものを増えた。
「広汎機4機編隊! ミサイル発射コンテナを所持して――」
「バカな、デーブリに紛れるなんで……バリアの影響で機兵どころが人体だて」
一機は電磁バリア弾けて本当のデーブリになった。残る3機――
「テロリストか⁉︎ 第三防衛隊にスクランブルを要請しろ」
○○○
天柱軌道ステーション機兵格納庫(ジェノフ・ラエ・スノフ中佐)
「ヘイリオンだと⁉︎ NEUめ、武器を未加盟国に売り払ったからこんなことに――急げ! テロリストはミサイル発射までもう時間はない!」
「中佐、僕の宇宙訓練時間は100に足らず――」
「今はそんな瑣事に囚われる時間はない。鉄人、出撃!」
我が革命連の広汎機・鉄人、AEUとユニオンのフラッグと比べて重くで遅いが、武装の火力と照準はこっちの方が上だ。でも今は――
「中佐、敵は速度は落ちていない! このままじゃ――」
「諦めるな⁉︎」
全隊に電磁ライフルを撃ち続けたが、敵はそれを無視して我らの行動範囲から脱した。
「クソ! これでは――」
「やめろぉぉぉー‼︎」
敵はコンテナを開けてミサイルの発射態勢に入った。我らはもう止める術は――うん⁉︎
「あれは?」
一体の飛翔機……いいえ、今の飛翔機は宇宙飛行機能はないはず――あれは――
○○○
エントランスフロア(王・曜美)
「キュリオス」
○○○
天柱戦闘禁止宙域
「ホドン機キュリオス・ハレルヤ・ハプディス、作戦行動を続行する」
敵はミサイル全弾を発射する。それを全部ホドンマシンガンで撃ち落とす――全弾落とした。テロリストを撃破する。
一機、二機、最後――足だけ⁉︎
残る一機は人体安全を無視したフル速度を出してエントランスフロアへ突進する。
「……特攻か、本当にテロリストは……テェリア!」
心配の必要ない。スメラキさんの予測通りだ。
○○○
天柱軌道ステーション防衛司令部(防衛司令官)
「一機特攻して来ます!」
「迎撃は?」
「ダメです。全部高速で避けられて――鉄人編隊も間に合わん」
「エントランスフロアへ避難警報を――うん⁉︎」
突然監視モニターの画面は切れた! 全部信号ロスト⁉︎ その直前何がデカブツが出て来たような――
○○○
エントランスフロア(王・曜美)
「おい、突っ込んでくるぞ!」
「早く逃げないと……あれ? あれはなに?」
「おい⁉︎ 信号は切れている‼︎」
「……バーチエ」
○○○
戦闘禁止宙域
「バーチエ、目標を粉砕する」
ホドン粒子砲を放った。ビームは最後の機兵を照らし、そして機体諸共粉砕した。
「サードフェーズ終了――」
『やりすぎだよ。まったく』
○○○
宇宙暦79年8月7日・朝・トウキョウ租界・アシュロート学園大学部学生レストラン(沙慈・クロスフェード)
僕はアシュロート大学機械工学科4年生、沙慈・クロスフェード・22才男性、みんなは大人しいヒモ顔と言われている。僕はヒモになるつもりはないけど。
「ルイス、進路希望表は出した?」
「えぇ〜まだがな〜」
彼女はルイス・フォロイード、NEU名家のお嬢様であるが、高校の時トウキョウ租界のアシュロート学園で知り合って、それからずっと僕を付き纏っている。
「……なぜ僕と同じ学科を選んだ? 興味じゃないだろう?」
「沙慈がいるから。それに成績も悪くないよ」
ギリギリセーフだけど。
「あぁ〜懐かしいな〜生徒会〜、今でも賑わっているだろうな〜」
「ミレイが生徒会長から……
「おい〜沙慈、ルイス」
同期の知り合いだ。
「どうしたの?」
「昨日イッナクトのお披露目を見た?」
「僕は宿題で……ルイスは?」
「興味はない」
「それでも機械工学科か? そのイッナクトは謎の機兵にやられたで」
「……えぇ⁉︎」
「それに昨日天柱もテロに襲撃され、まだ謎のか機兵に阻止したと」
知り合いはスマホを僕たち見せる。これは……
「……すごい」
「そうなの?」
「核は封鎖された今、機兵のエネルギーは当然太陽発電の電能を使う、でも今こんな運動性実現出来るのは超電導体・サクラクリスタルを使用する騎装機くらいだ。でもこれはそれを使う形跡はない。一体どんなジェネレータを使っている?」
○○○
トウキョウ租界・歩き通り(キリエ・クロスフェード)
私はリーサ・クロスフェード、25才のブリタニアの新聞記者である。家族は弟1人のみ……
『緊急ニュースです。昨日昼、革命連軌道エレベーター天柱はテロ攻撃を遭ったもの、所属不明の機兵によって阻止された。色々の原因で現場の監視カメラは全部機能不全のため確実な映像はありません。次は同時刻でエントランスフロアから撮影した映像です』
うち新聞社のニュースだ。映像は示したのは機兵の爆発光と、派手な大砲を構えている超重装甲機兵だ。カメラもその機兵に限界まで拡大しないと形状を確認出来ない。
『一体何者がこれほどの機兵を?』
『ユニオンか。或いはゲオとバイスの可能性も……あぁ⁉︎ はい、はい……ついさっき、我が放送局は該当機兵所持している団体からの声明映像を送られた。次はその映像です』
画面は一つ陽光が窓から差し入って、床の紋章に照らす部屋で光を背にした50代ほどの片眼鏡紳士が椅子で座っている。
『この地球圏で生きる全ての人々に報告させていただきます。私たちはソレスタルビーイング、ホドンタイプ機兵を所有する私設武装組織です。私たち、ソレスタルビーイングの活動目的は、この世界から戦争を根絶することにあります。私たちは自らの利益のために行動しません。戦争根絶という大きな目的のために、私たちは立ち上がったです』
○○○
ユニオン・大統領官邸
『ただ今を持って、全ての人類に向けて宣言します』
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革命連・国連主席室
『領土、宗教、エネルギー、どんな理由があろうとも』
○○○
NEU・国連会議室
『私たちは全ての戦争行為に対して、武力よる介入を行います。戦争幇助する国、組織、企業なども、我々の武力介入の対象になります』
○○○
天柱・駐屯ブリフング室(ジェノフ・ラエ・スノフ中佐)
『私たちはソレスタルビーイング、この世から戦争を根絶ために創設させた武装組織です。繰り返します……』
「犯行声明だと」
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NEU軍用病院
「こいつらが! オレさまにこんな目に遭わせたのは⁉︎」
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トウキョウ租界・歩き通り(キリエ・クロスフェード)
本気なのか? 戦争を根絶なんで……うん⁉︎ 待って、この人物は――
「――この人⁉︎」
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天柱降下便(王・曜美)
「世界は変わって行く」
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中東アラバスタン王宮王女執務室
「戦争は戦争で解決するなんで」
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ユーロッパ・公路
「はははははー、これは傑作だ! 戦争をなくすために武力を行使するとは……ソレスタルビーイング、存在自体は矛盾している」
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南メシコ・コウラー家屋敷
「始まったよリバース、世界の変革を」
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地球周回軌道・武装輸送船トレイミ(スメラキ・リ・ノリエ)
「世界の悪を見えるようだだよ。アレルヤ」
ホドン機キュリオスのホドンマイスター、ハレルヤ・ハプデイズ、片目を黒髪を隠した24才の青年だ。
「人類は試されている。ソレスタルビーイングによって」
ホドン機バーチエのホドンマイスター、ティリア・ラミオ、ユーロッパ人種の24才女性紫色のショットカットとメガネ、いつも無表情で必要以上のことを口にしない。
「それは悪行なのよ」
そう、これは多くの人を犠牲し、私たちの命すら犠牲にする悪行だ。
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ヨーロッパ・山岳地帯(上寺・星)
「始まった、始めしまったぞ、あぁ、始めしまった。もう……止められない」
『止まらない、止まらない、止まらない――』
「俺たちは世界に喧嘩を売ったんだ。分かっているよな2人共」
この30代のヨーロッパ人種の波髪イケメンはホドン機デュナミスのホドンマイスター、ロクオン・ストラレス。
「あぁ分かっている。俺たちはソレスタルビーイングのホドンマイスターだ」
この無愛想の20代中東男性はホドン機エクシアのホドンマイスター、刹那・N・清栄。ホドン機に相当の執着を持っている。
「では隠し拠点へ向かおう、もう準備を整えている」
「頼んだぜ」
ちょんと協力しておく、家族のため、世界を……