表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生は苦労がいっぱい 〜いきなり高貴な人の面倒ごとに巻き込まれたけど、仲間と一緒に難題を解決します〜  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/222

第四十九話 宿を制圧中

「何だ何だ?」

「誰だ、お前らは!」


 宿の玄関に入ると、如何にもならず者と思われる男が複数現れこちらに刃物を向けてきた。

 玄関からいきなり戦闘開始ですか。


「邪魔!」

「「グハァ!」」

「「おおー!」」


 すかさずエステル殿下が、飛び蹴りで刃物を持った男を蹴り飛ばした。

 エステル殿下は、兵よりも先に動いていた。

 思わずシロとミケが感嘆の声を上げるが、確かにエステル殿下はかなり強いな。


「シロ、ミケ、宿の中は狭いからバトルハンマーや斬馬刀は使うなよ」

「「分かった!」」


 念の為にと俺はシロとミケに注意をして、早速シロとミケは両手にガントレットを装備した。

 さて、宿には沢山の部屋があり、不審者以外にも一般客が宿泊している。

 では、どうやって不審者が泊まっている部屋を探し当てているかというと、


「この部屋に怪しい人がいるよ」

「こっちの部屋も怪しいよ」

「よし、部屋に突入だ!」

「「はっ」」


 シロとミケに加えて、タラちゃんやフランソワが怪しい人が泊まっている部屋を次々と探し当てていた。

 ホワイトやスライム達にリーフも怪しい人が泊まっている部屋を指差していて、実際に部屋の中にいたのは犯罪者だった。

 どうも例の闇組織とは全く関係ない犯罪者がこの宿に泊まっていて、ついでにといった感じで捕まっていた。


「「今だ!」」

 

 ズドドドド。


「「「ぐっはぁ」」」


 階が上がるごとに、ならず者の数も増えていく。

 シロとミケの合図で、スライム達が圧縮した魔力をマシンガンの様に一斉掃射した。

 廊下に現れたならず者は、容赦なく撃ち落とされていった。

 因みに、事情聴取があるのでならず者は殺してはいません。

 その辺の手加減はバッチリだと、スライム達は触手を上げてアピールしていた。


「リーフもやるの!」


 ブォン、ドゴン。


「ゴヘ」


 リーフ、あなたはやりすぎです。

 リーフは俺の胸ポケットから手を出して、エアバレットでならず者を吹き飛ばしていた。

 だけど、リーフの放ったエアバレットの威力が強すぎて、ならず者が壁にめり込んでいるぞ。

 壁にめり込んだならず者は、ピクピクしているから何とか生きているみたいだ。


 この宿は五階建てで、俺達は四階まで制圧できた。

 俺達が奇襲の様に動いたのもあるので、ならず者達の戦闘準備ができていないのも要因の一つです。


「あっ、上の階にあいつの臭いがするよ」

「えーっと、ビ○コ!」


 シロにミケよ、探しているのはビルゴだ。

 美味しいお菓子の名前ではないぞ。

 どうやら、尋ね人は宿の五階にいるという。

 キチンと外階段も兵で固めていて、各階に突入しています。

 そして五階には会議場みたいな広い部屋があり、俺達はビルゴ達をその部屋まで追い詰める事に成功した。

 さあ、ここからが本番です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ