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辛いカレー小説

カレーは小説



僕はドグラマグラ太郎先生が書いた駄文に目を通した。


ドグラマグラ太郎先生は駄目だ。


より正確に定義する。


ドグラマグラ太郎先生は生きていく上で

一定の良質な狂気の摂取の必要としている

駄目な人間だ。


良質な狂気の具体例としては

例えばチェンソーマンやファイアパンチ

スナックバス江やパープル式部が挙げられるだろう。

(アプリで読めるよ)


古くはデビルマン

もっと古くはドグラマグラ

もっと古く古くはシスティーナ礼拝堂の天井画。


人間の狂気がドグラマグラ太郎先生を

ドグラマグラ太郎先生にしてくれる。


狂気を摂取するのを好むがゆえに

ドグラマグラ太郎先生が書く小説は

基本的に狂気が入り混じる。


余談だが僕は小さな頃

辛口カレーが食べれなかった。


今は自然な辛口カレーが好きだ。


辛口に特化したカレーでは駄目だ。


自然と美味しいカレーを目指した結果

結構辛いけど大人だから大丈夫だよね?


僕はそういう辛口カレーが好きだ。


辛口に特化したカレーは駄目だ。


ハバネロだの唐辛子だのはカレーへの冒涜だ。


そんなに辛いのが食べたいなら

もう唐辛子100%で食えばいいじゃないか。


タバスコを飲めばいいじゃないか。


何がカレー小説だ。


馬鹿馬鹿しい。


現実から逃避出来る刺激があればいいんだろう?


わかった。







俺は辛いカレーが食べれなかった。


今は食べるよ。


甘いカレーを食うと何かな。


悪い事をしてる気分になるんだ。


子供の振りをして嘘をついている。


そんな気分になるんだ。


そんな事を聞きたいんじゃないよな。


わかってるよ。


俺は。


俺は。


本当は。


あああああ。


怖い。


言えない。


君が聞いたことがある怖い話な。


多分もう終わった話なんだ。


だから「話」になる。


俺の怖いは続いている。


関係者全員まだ生きている。


俺が死んでも終わらない。


怖い。


意識しないようにしている。


大丈夫な振りを続けている。


それでも無理だ。


解決しない。


解決しないんだ。


うああああ。


意識すると吐き気がする。







僕が書ける範囲で刺激を書いてみた。


事情によりこれ以上は書けない。


彼は助けて欲しいわけじゃない。


彼が君に伝えたい事は特に無い。


無いんだけど。


強いていえば。


辛いんだって。




2020年9月16日23時47分




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