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◯○と彼女と俺。  作者: 智遥
1/1

バレンタインデーと彼女と俺。その一

 前々から書くフラグ立ててたけど、試験終わって夕方から書き始めて一編その日のうちに終わるはずが無かった。


2/19:人物名追加・スマホからだと打ち込めない全角スペースを追加


 年が明けて気がつけば一ヶ月と半分。




 雪があってナンボのようなクリスマスに降らずに、今月に入ってから結構降っている雪が今日も肌を撫でる(自転車乗ってると滅茶苦茶冷えて痛い)中。


 2月14日。所謂バレンタインデーである。


 昨年までは俺も大半と同様、家族(妹)からの義理以外はクラスの男子全員に配るという数の暴力的なことをする女子の最早義理以下のチョコ(チ○ルセット。ほぼ全員共通)以外は特に何も無く、むしろ普段おやつ等を食べないのでいきなり糖度高めでキツいんじゃないかと自己解釈してたりしていた(結局現実逃避なのだが)。











 んで今年はどうなのかというと、はい。




 彼女、できました。




 夏休みの間にあった夏祭りの日に告白した、メッチャ緊張した、うん。




 批判は受け止める。テメェ裏切りやがったなとかリア充爆発しろとか仲のいいアイツには言われたがコレもいつものじゃれあいの範疇だ。実際その後実にいい笑顔でおめでとうと言われた。目が微妙に笑ってなかったのは気のせいだろう。


 それならお前も彼女作れよという話に持ち込んで、そうしたらのちに別の祭りの時に告られたとドヤ顔でアイツに言われた時には流石に一発かまそうかと思った俺は悪くない筈だ。




 (………ブーメランは帰ってこない)











 話を戻そう。




 彼女がいるということは、バレンタインデーに明確にチョコをくれる相手がいるということ。


 ふと考える度に胸の高鳴りが止まらない。




 なるほどこれはリア充だ、などとどうでもいいことに思考が回りながら、朝の住宅街を歩く。











 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇











 俺と彼女、ついでにアイツとその彼女さんはみんな、徒歩30分圏内の同じ高校に通っている。




 俺の場合、大体20分ちょっとかかるので自転車でもいいのだが、都市部の高校らしく場所が無く、それでいて近隣に高校が少なく在籍人数が多い。

 当然俺以上の遠距離もわんさかいるので、曰く「比較的近距離の生徒は理由が無ければ極力徒歩通学をお願いします」とのこと。要は駐輪場のスペース足りないから別に問題ないんだし歩けよと。遅刻しそうな場合は別にいいらしい。




 閑話休題。




 彼女の方が学校に近い。で大体方向が同じ。




 ということで。






 〈ピーンポーン〉




 『………ちょっと待ってて』


 「了解」




 …………………………。




 〈ガチャッ〉


 「………おはよ」


 「おはよう。とりあえずもうちょい髪直そうか」


 「………うん」






 少々眠そうにしつつ、髪をかなり跳ねさせて出てきたのが彼女─────庭元(にわもと)里奈(りな)だ。猫っ気の多めな可愛いスロースターターである。


 腰の上あたりまで伸びた綺麗な髪(なお朝は)、平均よりちょっと小さな背丈、服の上からわかるバランスのよい体つきに、クルっとした(?)顔。パッと見保護欲を掻き立てられると言った方がわかりやすいかもしれない。

 しかし時折アグレッシブさが目立ったりする。要するに猫。


 朝に弱く、去年の一学期までは自転車で来ていた(所要時間5分、徒歩だと10分と少し)。


 それが二学期から迎えに行くようになると一緒に歩いて登校するようになった。俺の予想は多分間違ってない、としておいてくれたら嬉しい。






 「まだ跳ねてる」


 「え、マジで?」


 「うん、俺が直すよ」


 「え、ちょ…………………………んっ」




 歩きながらヘアーブラシで髪をとく彼女。跳ねてる部分が残っていたので手を伸ばす。


 跳ねてる部分が無くなるようにしつつその触り心地のいい髪を撫でる。




 あぁ……………しあわせ。




 ……………周囲からときおり寄せられる視線はスルーだ。やっぱり彼女可愛い。






 なでり。なでり。




 「………やりすぎ」


 「あっ、ゴメン」




 勢いでそのままなでりこしていたらムスッとした顔を返され、手を引っ込める。




 「………別に嫌ではないけども、ね」




 ………やっぱ可愛い。半年経ってもやっぱり可愛い。世の純愛度MAXなカップルってこの程度の期間じゃ衰えないよねうん。











 そんなこんなで朝の住宅街を二人で歩く。

 週末には書くスタンス築きたい。


 まだ明日も試験というか学校へ行く日々は続くんです(卒業する訳でもないのに授業ない日に学校へ以下略)




 どうでもいいですが作者は冒頭の説明通りの義理一つ以外は家族からです、はい。

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