01
キャラクター情報が、参照できないため、載せられません。
申し訳ありません。
ダブルクロス3rdのルールブック1だけが出ていた頃にやったプレイです。
Pre Play
まこと: あれ? 能力的にかぶってる?
Mind: まあ、ほら、こっちはいろいろ出来るから……って、生まれもかぶってる!?
まこと: ほんとだー。名家の生まれ(笑)。
月弦: ち。金持ち共が(笑)。
かずさ: 生まれが義理の両親のUGNチルドレンて……。
ごん太: 本当の親はFHとか?
かずさ: それだ!!
Mind: それだ!! じゃねー!(笑)
尚、今回は、ルールブック1のみを使用。事前にPCナンバーと推奨ワークスだけを決めておいて、各自がキャラクターを作って持ち寄る形をとった。
ごん太(以下GM): はい、それでは、アクトトレーラーを読み上げたいと思います!
一同: わーい!
【アクトトレーラー】
夕焼け色の空に、人は何を見るのだろう。遠いあの日の思い出、仲間とのかわらないやりとり、仕事を終えた感慨。明日へと続いていく、一日の終わり。かわらず繰り返されるそれは、人に何を与えているだろうか。
いつも夕焼けの朱を見つめていたその少女は、血溜まりの赫の中で、かわりゆく現実とかわらぬ想いを見出した。
ダブルクロス THE3RD EDITION 『Red Promise』。
これは、守られなかった約束達の物語――――。
GM: というわけでセッションを開始したいと思いますー!!
一同: おー!
GM: では、PC1から順番に、ハンドアウト読みつつ、自己紹介していただきましょう!
【PC1用ハンドアウト】
ロイス:貴千優日 関係:幼馴染 推奨感情 P/N 慕情/悔悟
カヴァー/ワークス 高校生/指定なし
中学校にあがる直前、家の都合で突然別れ別れになってしまった幼馴染がいた。彼女と夕焼けの中で交わした幼い約束のことなど、すっかり忘れていた。ある日の帰り道、閉まりかける踏切の向こうに、彼女によく似た人を見るまでは。
「ずっと一緒にいようね――――。」あの日の約束が鮮やかに浮かび上がり、次の瞬間、君の視界は赤く染まった。
Mind: PC1っぽい! PC1っぽい!!(←大興奮)
GM: だろ?
月弦: じゃあ、自己紹介をしたらいいのかな?
GM: お願いしまーす。
月弦 (以下 円): キャラクター名が、倉木円です。17歳の男の子で、高校生。身長170cm、普通くらいの体型で、血液型はA型。オルクスのピュアブリードです。で、出自が“親戚と疎遠”なので、親に早くに死なれて、親戚に育ててもらったんだけど、今はその親戚とは離れて暮らしてる、みたいな子です。
Mind: ふんふん。
円: だから、ハンドアウトの子とは、親戚中をたらい回しにされていたときにあったんじゃないかなって。中学入る前まで一緒に居た、とかかな。あと、覚醒が“犠牲”で、衝動が“吸血”です。根暗な、歴史とパソコンオタクです。(一同笑)
GM: はい。えっと、事前にすりあわせが無かったんですけども、PC1さんはまだ自分がオーヴァードであることを知らないでいてくれるとありがたいです。
円: はーい。
GM: でもって、覚醒の経緯については、何か既に設定があったりします?
円: 特には無い。GMに任せようと思ってたから。
GM: はい、わかりましたー。では次、PC2のひと!
かずさ: はーい。
【PC2用ハンドアウト】
ロイス:PC1 関係:クラスメイト 推奨感情 P/N 庇護/悔悟
カヴァー/ワークス 高校生/UGNチルドレン
UGチルドレンとして生きてきた君にとって、高校生活はUGNが守るべき“日常”の尊さを実感できる、とても大切なものだった。「この日常を守り抜く」自らそのように誓いを課したのも、友人達との心安らぐ日常があればこそだった。
しかし、それは儚い誓いだった。親しいクラスメイトがオーヴァード事件に巻き込まれたのだ。君は、一命をとりとめたPC1へのフォローと、事件の調査に乗り出すことになる。
まこと: このハンドアウト、かっこいいよね!
かずさ(以下 由奈): ねー。えっと、名前は佐々木由奈。UGチルドレンでございます。出自が“義理の両親”で、UGN経験表で“秘密”を振っているので、義理の両親はUGNエージェントなんだけど、本当の両親はFHにいる、と。
一同: ほんとにそれにしたんだ!?(笑)
由奈: ということをUGNの人は知ってるけど、本人は知らない。(一同笑)で、17歳の女の子で、身長は161cm。
まこと: !!
由奈: 体重は秘密。エンジェルハィロゥ/ブラックドッグでーす。コードネームは“Duzzle Spear(幻惑の槍)”です。
円: あ! コードネーム決めてねーや。
由奈: 社会の能力値は1ですが、コネいくつか持ってるんでコネで振ります。
Mind: 偉い(笑)。
GM: で、覚醒の経緯は……。
由奈: 覚醒が“感染”なんで、両親から引き継いじゃったんじゃないかと。
GM: ああ、なるほど。
由奈: 衝動は“飢餓”なので、日常とか、そういう方向のものに飢えてる感じにしようかと。
GM: ああ、生まれながらにしてオーヴァードだし、両親もオーヴァードだから。
円: 早く普通になりたい、みたいな?(一同笑)
GM: では、PC3のひと、お願いします。
【PC3用ハンドアウト】
ロイス:PC2 関係:戦友 推奨感情 P/N 信頼/不安
カヴァー/ワークス 指定なし/UGNチルドレンorエージェント
君のように日常と非日常を行き来しているものにとってそのすべてを分かち合える仲間というのは、何物にも代えがたいものだ。偽りだらけの日々の中で、唯一つ、変わらないと信じられる戦友。
そのPC2が、君の知らないところで少しずつ変わりつつあるようだ。諸行無常といえど今は未だ、PC2を支える役目は君のモノだ。
由奈: まぁ、親がFHだし……。
まこと: え!? そっちに変わるの!? 日常のほうにじゃなくて!?
由奈: にちじょうのほうだといいな。
まこと: だいじょぶ! そっちにかわれるようにフォローしますよ!
GM: なんてゆるい会話だ(笑)。
まこと(以下 あざみ): えと。名前が、淵野辺あざみです。コードネームは“Red Criff(赤壁)”。年齢は16歳、性別は男。ふたご座O型で、身長155cmです。成長期はまだ来る!(一同笑)で、シンドロームがエグザイル/ブラム=ストーカーです。名家の生まれです。
Mind: ずるい!!
GM: 何がずるい?(笑)
あざみ: 覚醒が“渇望”で、衝動が“殺戮”です。
GM: 何を望んだんだ?
あざみ: えーっと……なにかを。
一同: 何か!?(笑)
あざみ: さっきまで考えてたんだけど忘れちゃった!
GM: 何かに飢えた記憶だけがある、と(笑)。
あざみ: あれだよ、きっと。……殺す相手だよ!
GM: なんだって!?
由奈: この子に日常の方に引っ張ってもらうとか、無理だよ!!(一同笑)
あざみ: あ、それから、自転車持ってます!
Mind: 自転車とるならもっと他に取るものがあるんじゃ……?
あざみ: 欲しかったんで(笑)。
GM: それじゃあ、PC4のキャラ紹介をお願いしますー。
Mind: はーい。
【PC4用ハンドアウト】
ロイス:千葉大河 関係:旧友 推奨感情 P/N 連帯感/不快感
カヴァー/ワークス 指定なし/UGN支部長
先日、近いうちに会いに来ると、旧友から連絡があった。かつては同じ夢を追いかけていたもの同士、笑って快諾したが、いまやお互いに違う道に進んだ上、君ときたら人には言えない仕事をしている。
ともあれ、目の前の事件を解決しなくては旧友との酒も飲めない。メディアで毒ガス発生事件として世間を賑わせているそれは、まぎれもなくオーヴァードの仕業だ。二度三度と続かせるわけにはいかない。急いで主犯のしっぽを掴まなくては。
Mind: というわけで、犯罪オーヴァード心理学者です。コードネームは“Guilty rose Professer”(一同爆笑)
由奈: 罪なバラの教授?
GM: ………っ! っ!!(←笑いすぎて呼吸困難)
あざみ: じ、GMが!
由奈: 笑い死にしかけてる(笑)。
Mind(以下 薫): (周りを全く気にせず)キャラクター名、花咲薫。31歳、女。身長155cm、体重42。いて座。血液型はB型。カヴァーとしてUGN支部長をやっている。
由奈: カヴァーがUGN支部長なの!?
薫: 私の本質は教授だ!(超断言)
由奈: そこまで言い切るとかっこいいな(笑)。
薫: やることは、相手の目の前に行って、戦争とは無意味なんだよ、と説き、交渉でひたすら相手にダメージを与え続ける。(一同笑)そして相手から殴られたら、《蒼き悪魔》で反撃。
由奈: 千葉大河とは、何仲間だったの?
GM: 犯罪心理学仲間。
薫: まじで!? 犯罪心理学仲間なんだ、こいつ。
GM;で、彼は今、インターポールになって海外飛び回ってる。
薫: おお、かっこいいことやってんじゃん!
由奈: 向こうは優秀。
薫: こっちは超優秀☆ ということで、過去に事件に巻き込まれ、オーヴァードとして覚醒しました。
GM: それはそれとして、この犯罪オーヴァード心理学者っての止めようぜ? 何かおかしい(笑)。
薫: じゃあ、オーヴァード心理学者にしよう! 犯罪なしにしよう!! 第一人者ですよ?
由奈: オーヴァードをマウス化している(笑)。
薫: で、まあ紆余曲折がありまして、支部長してますが、オーヴァード関係の事件になると、若干ビビります。その恐怖に打ち勝つ為に力をつけました。
GM: ふむふむ。
薫: それがこの私の説・得・力!!!
一同: 説得力!?
GM: それエフェクトだし。説得力と違うし(笑)。
薫: (気にせず)ということで、今日も大学の教授として鞭を振るいながら、UGN支部長として「なんで私が支部長なの?」って言いながら事件を解決しています。
由奈: 支部長イヤなの!?
薫: 事件には関わりたいんですよ?
由奈: 何に関わりたくないの?
薫: 管理……とか。
由奈: 面倒くさいんだ(笑)。
薫: あ、防具はインターセプトアーマー、武器は電磁シールドを持っています。合計で13点まで止めます。
一同: すごーい!
GM: さて、次にPC間ロイスを結んでください。順番は円→由奈→あざみ→薫→円、で。ただ、薫と円はまだ出会ってないので、出会ったときの印象ということでお願いします。
一同: はーい!(と、それぞれロイスを結ぶ)
あざみ: (由奈に)なんて呼んだらいいですか?
由奈: 普通に由奈でいいですよー。
あざみ: じゃあ、あざみって呼んでください。何だろう、この恥ずかしい感じ(笑)。
由奈: 円君を「えんちゃん」って呼びたい。
円: いいですよ~。
あざみ: 教授はなんて呼んだらいいですか?
薫: 長いからコードネームのうち二つをとって呼んでくれてもいいよ!
由奈: ギルティーローズとか?
GM: ギロプー。
薫: なんだって!?(一同爆笑)
GM: コードネームを縦に並べたら、そうなった(笑)。
Opening Phase
01◆日常 シーンプレイヤー:倉木円&佐々木由奈
いつもと変わらぬ友人達。いつもどおりの放課後の風景。
何気ない日々が、続くと思っていた。
だが、『それ』は突然訪れた――――……。
GM: オープニングの最初はですね、下校風景です。円と由奈のシーンになります。
円&由奈: はーい!
由奈: 侵蝕率をあげますよっと(ダイスを振る)。
GM: まあ、時期としては、夏休みに入るかなーって頃合いです。まだ空も明るい。男女混じった4~5人のグループで下校してると思ってください。そこに、円と由奈もいるわけですね。
由奈: はい。
GM: 二人とも、趣味の設定とかってある?
円: 趣味はパソコンとインターネット。
GM: ですよねー(笑)。全然皆で遊ぶ感じじゃなかった……。
円: だからきっと、流れで巻き込まれて、「何で自分ここに居るんだろうな」って思いながらついてってる(笑)。
由奈: 私が、一緒に行こうよって誘ったよ。
円: そして、断るのも面倒くさいなって思ってついてきた。
GM: そのなんでもなさが日常なんだよねー。由奈は趣味は決めてます?
由奈: 具体的には決めてないんですが、活発系なので、運動は好きなんじゃないかと。
GM: 運動かー……。じゃ、いっそカラオケとかにしときます? 活発そうな印象。
由奈: もしくは、ボーリングとか。
GM: じゃあボーリングにしましょうか。では、皆で賑やかに一汗かいてきました。
円: はい。
由奈: 意外とハイスコアな、えんちゃん。(一同笑)
GM: なんだよ、えんちゃん! なかなかやるな!! とか男子に言われてるんだね。
円: そんなことないよ……。
薫: (うずうず)誰か、出られそうなロイスとってないのか!?
GM: ああ、クラスメイトになってシーンに出たいのか。じゃあお前、坂田!
薫: 坂田って誰!?
あざみ: じゃあこっちは、山田で。(一同笑)
GM: 山田と坂田と、倉木と佐々木?
あざみ: ダブルデートじゃん!
円: 組み合わせのいい名前だね(笑)。
GM: アレだね。お調子者の坂田と山田が中心になって、佐々木を引っ張り出して、なんとなく倉木も一緒にっていうノリが、毎度のパターン、みたいな。
円: みんなテンション高いなーって思いながらついてってます。
薫: 「(坂田になって)我ら「田木カルテット」!!」(一同笑)
円: ネーミングセンスが……(笑)。
あざみ: きっとファミレスとかで、「たきさま……?」とか言われて――――。
薫&あざみ: 「(ハモって)でんもくです!!」って言う。(一同笑)
円: 仲良さそうだなー……。
由奈: でも毎回、えんちゃんは巻き込まれてるだけ。
GM: けど案外嫌いじゃないんだよね、きっと(笑)。
あざみ: 「(山田になって)倉木も暇だろ? 行くよな?」(一同笑)
薫: 「(坂田で)最近、アウトドアが続いたので、そろそろインドアにしてみようと思う。ところで、カラオケってインドア? アウトドア?」
あざみ: 「(山田で)アウトドアだよ(断言)。」
由奈: ア、アウトドアなの!?
GM: とまあ、そんな話をしつつ、ひとしきり遊んで、日も暮れかけてきました。ボーリングの興奮も冷めやらぬまま、皆でわいわい帰ってたんですけど、いい加減、ここらで道がバラけていきます。
由奈: ふむ。
薫: 「(坂田で)じゃあ次回は、インドアな方向なんだけど、若干アウトドア的な何かをしようぜ!!」
由奈: じゃあ、考えてきてねー。
薫: 「(坂田で)わかった! 今、室内野球とか考えてるんだよねー。」
由奈: 誰の家で!?(笑)
円: それアウトドアか?
薫: とかいいながら、「田」の二人は帰って行きます(笑)。
由奈: ばいばーい!
GM: で、「木」の二人組なんですけども、二人になると途端に静かになる。
円: 話題がぱたってなくなる(笑)。
由奈: ……た、楽しかったね!
円: うん、少しは……。(一同笑)素直に楽しかったって認めるのが癪な感じ(笑)。
由奈: なんか、毎回誘ってるけど……うるさくてゴメンね? って言う。三人分。
円: (素になって)ちょっとかわいい。キュンってくる(笑)。(キャラになってボソボソと)いいよ、気にしてないし……。
GM: とか言ってると、そろそろ商店街の踏み切りのところに差し掛かります。で、この辺は駅前の通りで、人通りもそこそこあるところなんですけれど、このくらいの時間――――まぁ、6時過ぎとかですね。になると、商店街もだんだん人気がなくなって寂しい感じになってきます。
円: 不吉だ……。
GM: ただの情景描写だよ? とまあ、その踏切の前で、由奈とは別れます。
由奈: じゃあ、私はここで。また明日ねー。ばいばーい! と言いつつ、ぱたぱたと去っていきます。
円: ばいばい、とちっちゃく手を振る。
GM: だんだんと深まっていく夕暮れの中で由奈を見送っていると、カンカンカンと踏み切りの音がしまして。で、そちらに向き直ると……何か懐かしい影が。
円: (ハンドアウトを見つつ)すごく不吉な気配がする……。えー、なんか懐かしい気がするなーと思いつつぼーっと前を見ています。
GM: 目の前を通り過ぎる電車の向こうに、その女の子の影が見えたりするんですが、そこで君は、あるフレーズを思い出します。
円: 『ずっと一緒にいようね―――』……。
GM: そうです。そして、ハンドアウトに書いてある幼馴染の名前を思い出します。
円: 貴千優日…。そういえばそんな子も居たなぁと思い出します。
GM: もう彼女の姿は消えてるけどね。丁度、こんな夕暮れだった、というところまで思い出したところで、くらっときます。気が付いたら視界が赤い。
円: ………。
GM: 身体中全ての粘膜という粘膜が痛い。凄い刺激だ。
円: それは、痛ぇなあ……。
GM: で、君は意識がブラックアウトしていくのを感じる……というところで、オープニングの1が終わります。
遠のいていく意識の中、周囲で人々の悲鳴が聞こえる。
妙に冷静な自分を感じながら、円の意識は途切れた。
あざみ: (円のプレイヤーに)テンション低いなぁー(笑)。
円: 徐々に上げていくよ(笑)。
02◆始動 シーンプレイヤー:淵野辺あざみ&花咲薫
円が倒れてから数時間後。
薫は支部長室で、事件の情報操作と状況把握に努めていた。
と、そこへある報告が持ち込まれる――――。
GM: では、登場してください。
薫: (ダイスを振る)……すごい侵蝕率が上がった。9!
あざみ: (ダイスを振る)……オレは1。
由奈: なんだ、この差!?(一同笑)
薫: そろそろ、あざみ君が来る頃だな。またいつものように(笑)。
GM: というかですね、来て当たり前なんですよ。今の君の状況なんですが、夜の11時くらい。
薫: あー、なるほど。支部の規模は?
GM: 薫の部下のオーヴァードが1D10 人。
薫: (ダイスを振る)全滅の予感。7人。
GM: で、一般の人が同じく1D10 人。
薫: (ダイスを振る)あ、1人。(一同笑)
円: 事務だもんね(笑)。
GM: 7人のオーヴァードのうち、5人はオーヴァードかつ研究者という感じだと思ってください。戦闘要員としては数えられない。
薫: ふむ。わかりました。
GM: 支部は、○○心理学研究所みたいな看板を出してる感じでどうでしょう? どういう人たちが入るんだろう? このビル、みたいな(笑)。
薫: あ、じゃあ、それでいきます。
GM: で、その支部の執務室の端に置いてある、ポータブルのちっちゃいテレビで、今日の6時半頃に商店街の踏み切り近くであった、毒ガス事件の報道が流れてるのを横目でちらりと見て、どうやら情報操作は今のところ上手くいっているようだ、と思いつつ報告を聞いたり指示を出したりしているわけです。
薫: もうそこまで進んでるんですね。
GM: はい。というところに、あざみがやってきます。
あざみ: ちゃーっす。
一同: 軽っ!?(笑)
GM: いや、そんな軽いのじゃなくてですね……君はある報告を持ってきたんですよ。
薫: で? どんな報告だ?
あざみ: どんな報告?(と、GMを見る)
あざみが苦々しい顔で報告したのは、次のようなことだった。
毒ガス事件ということにした、先の事件。死亡・重傷者は合わせて十数人。また、数十名が体調不良を訴えている。
その中で一人だけ、倉木円という人物がオーヴァードとして覚醒。
彼は現在、UGNの息のかかった病院に運ばれて、由奈が様子を見ている、という。
薫: なるほど。マークしていた彼が、ついに目覚めてしまったか。
円: マーク…されてたんだ。
GM: してたことになった(笑)。
薫: 事件の早期解決を図りたいが、彼のことを放っておくことも出来なさそうだ。一度彼に会って事情を説明し、可能であれば、今回の事件解決に協力してもらおう。
あざみ: 危なくないっすかねぇ?
薫: 今回の事件に、どのくらいの人数の敵が関わっているかが不明だ。戦力は多いに越したことはない。
あざみ: (苦々しい顔で)まぁ、そうっすけど、ぶっ倒れた直後だしなー……。
薫は、その豊富なレネゲイド関連の知識から、覚醒時のショックが一番激しく、そこでジャーム化する者が多い。そして、それを乗り越えたものは、その後安定するということに思い至る。
薫: だから大丈夫!
あざみ: あ~……まあ、そう言うなら……と、由奈たんのことを思いながら言います。(一同笑)
由奈: 由奈たん……(笑)。
薫: あとは力を使いすぎないように、正しい知識を彼に学んでもらう必要があるかな。
あざみ: そうっすね。じゃ、その方向で……。
薫: よし! 教育担当は任せた!
あざみ: え? あれ!? ちょ、きょーじゅっ!?
薫: 私は調べものが沢山あるんだ(断言)。
あざみ: 教育とか、そういうのはアンタの担当だろう!?
薫: (口をとがらせて)わかったよ……仕方がない、じゃあノートパソコンを持って行くよ。
あざみ: 荷物持ちをします。
薫: あ、そこのポータブルテレビ持ってきて(笑)。
あざみを伴って倉木円の元へと向かう薫。
果たして彼は、自分の身に起こったことを受け入れられるだろうか――――?